‣探索者情報
超高校級の『暗君』と揶揄される高校2年生。
生まれながらに絶大なカリスマ性を持ち、冷静沈着で面倒見の良い性格。
しっかり者で頭が良く、まとめ役に向き、人情に篤いため信頼も寄せられやすい…
…と、とにかく"リーダー向き"の気質をしているために、
事あるごとにそういったポジションを任されることが多い。
が、「人に任せずとも自分一人でなんとかなってしまう」という器用さと、「責任感が強いあまり、過度の期待を向けられると要求以上の努力をしようとしてしまう」という性格が災いし、
結果として『本人のキャパが10として、8を要求された際に11を頑張ろうとした結果、キャパオーバーした1を批難される』という悪循環を悉く生みだしている。
要求通り8をやっていた場合は生まれなかっただろう2の成果がそこには確実にあるのだが、
そのたった1のせいで「余計なことをしなければよかったのに」と後ろ指を指されるのが常。
優秀ゆえに期待を寄せすぎた反動で失望も大きい、とでも言おうか。
あのリーダー、優秀だったけど駄目だったよな…
本人もその欠点は重々自覚しているものの、
高校2年生時点ではまだ『自分のキャパギリギリのライン』がいまひとつ掴めていないのが現状。
努力やプレッシャーが苦にならないタイプなので、尚更止まるべきラインが見えにくい。
頑張ってるうちに気が付いたら超えてる…難しい…
期待を向けられるのも失望されるのも既に慣れきってしまっているため、
本人はそれこそ『馬鹿殿』と書かれた扇子を持ってアッハッハ!と笑えるくらいにはポジティブ。
とはいえ人に迷惑をかけるのは事実なので、自分にその才能がないことは日頃から訴えている。
🔒 ※以下、『Zodiac school』ネタバレ
⬇
⬇
⬇
⬇
⬇
🎧 イメソン
"叛かれ獄"。愚将と謗られ名を遺した人間の行く末としては定番だろう。
民主主義を愛したルイ16世は『王政』へ、
朝廷へ忠義を誓った慶喜公は『幕政』へ、
聡い彼らは"反逆"した。
そうして、尊び守ろうとしたはずのそれに反逆され、後世に暗君として名を遺す。
生まれながらの立場へ反逆した将というのは、いかなる世においても多分そういうもの。
けれど、自分も尊重し守りたい。彼の王が民を愛したように、彼の将が御前を愛したように。
自分を慕う全ての人間を愛し、守り、自分が彼らの正当性を身を以て保証するのだ。
……と、そんな努力をすればするほど、
「忤獄は優秀だから一人でできる」といった印象ばかりが先行し、気付けば孤高になりがち。
本人がどう自己評価を表明していようともそれは謙遜と取られ、
「忤獄は仲間が近くにいなければ凡才」だと正しく認知されるのはいつだって失敗したあと。
その時には既に、人々は自分の為したことでなくその失敗部分しか見なくなっている。
成程。フランス革命での処刑ばかりが後世に伝わる16世も、
大政奉還や戊辰での敗走のみが教科書に載る15代も、結局はそういうことで。
つまり、やはり自分は彼らのように『暗君』だったのだろう。
本サイトは、「株式会社アークライト」及び「株式会社KADOKAWA」が権利を有する『クトゥルフ神話TRPG』の二次創作物です。
Call of Cthulhu is copyright ©1981, 2015, 2019 by Chaosium Inc. ;all rights reserved. Arranged by Arclight Inc.
Call of Cthulhu is a registered trademark of Chaosium Inc.
PUBLISHED BY KADOKAWA CORPORATION 「クトゥルフ神話TRPG」






