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ウィルマゼア急行の一番長い運行記録

 友人であるクランキーが、豪華寝台列車の往復チケットを手に入れた。
 ギラデリックからニューリーシーズまで、1670kmの距離を21時間で疾走する『ウィルマゼア急行』。
 幸運にも同行者として声をかけられた探索者たちは、
 庶民たちの羨望を集める絢爛な鉄道旅へと赴くことになる。





 

概要

人数

2~3人

所要時間

Tekey使用 ¦ テキセ15時間程度

舞台設定

1930年アメリカ・寝台列車クローズド

探索者について

1930年、アメリカにある架空の都市ギラデリックに住まう若者で、仲の良い友人関係である。
探索者たちに加えてNPCが一人。
クランキー・ウィルマゼアと言う名の、ウィルマゼア鉄道社の跡取り息子が友人に加わる。

推奨技能

《交渉技能》 《目星》 《聞き耳》 《言いくるめ》 《図書館》 《鍵開け》 《忍び歩き》 《戦闘技能》


NPC:クランキー・ウィルマゼア

一級鉄道会社『ウィルマゼア鉄道社』の跡取り息子。
彼の祖父であるアルフォート・ウィルマゼアが鉄道社の社長にあたる。
探索者たちとは同年代で、とりわけ探索者たちと仲がいい。
自立心を育むべし、という祖父の教育方針によって過度な贅沢はせずに育ち、現在は親元を離れて自由に暮らしている。そのため、金銭感覚や価値観は割と庶民的。時折ズレた価値観を見せることもあるが、愛嬌として捉えられることが多いようだ。
成績は極標準。品行方正とまでは言わないものの、不良というほどでもない。
裏表のない人格で、人懐こい。
祖父から『ウィルマゼア急行』の一等客室の往復チケットを贈られる。
よき友人である探索者たちを旅の同行者としてお誘いする。





備考(作者より)

1930年に生きるアメリカの若者として、豪華寝台列車で楽しい時間を過ごしましょう!という"アンチ推理"をテーマにしたシナリオです。アンチ推理と銘打ってはいますが、たくさん考える必要はあります。
NPCとの会話を主軸にシナリオが進行します。
行動の選択肢は多めですが、システマチックに進行するため、自由度は低めかもしれません。

本シナリオは、篠箕様主催の1d100正気度喪失シナリオアンソロジー「一賽百鬼夜行」に収録されたシナリオの再編版です。