郷愁の海辺
あなたはセレファイスの地を後にし、ニシィ=ヴァシュの地へと足を踏み入れた。
ニシィ=ヴァシュは、丸っこく、ずんぐりとした小屋と、多くの倉庫がある小さな町。
海辺にあるこの町は漁業と交易で成り立っているらしい。
道をゆく人も、その半分ほどが漁師のような恰好をしているのがわかるだろう。
小さいながらも、セレファイスとは別の意味で活気のある町だ。
天ケ瀬 茜:「……」どうしようかなと思ったけど 「まぁ……元の目的を先にどうにかしようかな」
天ケ瀬 茜:ヤー=ヴォの家に行こう!!
町の人に場所などを聞きながら、彼の家へ向かうことにする。
ニシィ=ヴァシュの家々の中でもひときわ大きな家が、ヤー=ヴォの家だった。
大きいのは、アトリエを兼ねているからだろう。
ヤー=ヴォはたまたま、あるいはあなたのいつもの幸運によって手が空いていたらしく、対応してくれる。
見るからに尊大な雰囲気の、知的な目つきの男性だった。
ヤー=ヴォ:「何の用だ。彫刻の買い付けかね?」
天ケ瀬 茜:「いえ、そうではなく……少しお話を聞きたくて。バクの像を作られていましたよね?」
ヤー=ヴォ:「バク……。ああ、確かにそれは修道院の依頼で作ったものである」
天ケ瀬 茜:「どのようなものかご存じですか?私は……そういった、神について知りたいんです」色々あってね
ヤー=ヴォは、あなたの言葉を、存外真面目に聞いてはくれる。
しかし、難しい顔をして「……話を聞きたいなら条件がある」と言う。
ヤー=ヴォ:「なぜなら、それは非常に個人的な話にも関わることだ。話して回る趣味はない」
天ケ瀬 茜:「はぁ、なるほど……」
ヤー=ヴォはあなたの返答に一つ頷けば、
ヤー=ヴォ:「条件というのは、だ。……そうだな」
ヤー=ヴォ:「私はムホールの地に棲みドリームランドの夜を支配するという、『夜なるもの』という神を彫りたいと考えている」
ヤー=ヴォ:「それは、人間の恐怖と悪夢そのものであると聞いている」
ヤー=ヴォ:「そこで、夜なるものを見、可能ならその魂を捕らえてきて欲しい。」
ヤー=ヴォ:「その交換条件としてなら、神について話そう」
天ケ瀬 茜:「…………」今なんか、無理難題を……言われていますか?と思いますが??
天ケ瀬 茜:「でき、る……のかな……」可能なのかという意味で
ヤー=ヴォ:「無論、難題である。それほどに、本来であれば人には気軽に話して回る気はないのだ」
ヤー=ヴォ:「もし捕らえようと思うのなら、ゲテクという男の店に頼るとよいだろう」
ヤー=ヴォ:「助言をしておこう、ムホールに向かうキャラバンはきわめて稀である。移動のためのシマウマを買うことだな」
そう言ったヤー=ヴォは、自分でもどうして助言をしてやったのかわからないという表情で少し首を傾げた。
▶シマウマはニシィ=ヴァシュ内で買うことができる。
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11【シマウマを買う】
シマウマを買う際、以下の選択肢がある。
①人によく馴れ、訓練されたシマウマを買う
宝石50個を支払う必要がある。
《 乗馬 》にポイントを割り振っているか成長している場合乗りこなすことができる。
ポイントを割り振っておらず、成長もしていない場合、
1ヶ月間訓練を行ったものとして経験ロールを行う。
経験ロールは最大5回(5ヶ月)まで挑戦できる。
万が一5回とも成長できなかった場合、
シマウマとの関係が築けたものとして、おぼつかないながら乗れてよい。
訓練は労働と並行して良い。
②あまり馴れていないシマウマを買う
宝石30個を支払う必要がある。
《 乗馬 》30%以上で乗りこなせる。
30%に満たない場合、上記ルールで経験ロールを行ってよい。
③全く馴れていないシマウマを買い、訓練する
宝石10個を支払う必要がある。
《 乗馬 》50%以上で乗りこなせる。
50%に満たない場合、上記ルールで経験ロールを行ってよい。
※以上の経験ロールに応じて、《 夢見 》を1週間につき1度成長させる。
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天ケ瀬 茜:「ああ……、助言をありがとう」 「努力はしてみるよ。また会えたらよろしくね」頑張ってくるか
ヤー=ヴォ:「うむ。せいぜいムホールの砂漠に食われないようにすることである」
ヤー=ヴォは不愛想にそう言うと、あなたを見送るでもなくまた製作作業に戻ってしまう。
天ケ瀬 茜:「……。思ったよりも長旅になりそうだな」家を出て
天ケ瀬 茜:「まずは行ってみようかな。あの予言者じみた人のところに……ええと」どこの方行ったっけ……と思いながら行くか
天ケ瀬 茜: ゲテクの店へ!
町のはずれのほう……確か港を右手に、あっちの方向へ向かっていたはずだ、と。
あなたは記憶を頼りに、店の方へ向かってみる。
恐らくここだろう…と辿り着いたそこは、空き家になった家々が立ち並ぶ一帯の、更に奥。
こじんまりとした店だ。おそるおそる入ってみることだろう。
こじんまりとした店のなかには、しかしありとあらゆるものが詰め込まれている。
何に使うのか理解できないような品物から、きらびやかな宝飾品、そして古い書物まで。
ゲテク:「おや、お客さん。いらっしゃい」
あなたが見たことのない色をした魚の尾びれなどを見つめていれば、店の奥からゲテクが現れた。
天ケ瀬 茜:「わっ、……ああ」ちょっとびっくりした 「こんにちは。君が言う通りになったからね、商品を見に来たんだ」
ゲテクはあなたの目線を追うと
ゲテク:「それはマーフォークの尾びれさ。自分を美しい人魚に見せる
と言葉を挟みつつ、あなたの言葉に「ああ、待っていたよ」と頷いた。
ゲテク:「よ、っと。あんたが買うべきなのはこの本だよ」
そう言うと、カウンターらしき机の上に、黒い石板が本のように綴じられた奇妙な本のようなものを置く。
ゲテク:「あんたの辿ってきた道や経緯は、私には計り知れないがね。水晶が映したのも、ごくごく断片だ。」
ゲテク:「しかし私は鼻が利く方さ。お客さんに縁のある品を選ぶことには自信があるよ」
天ケ瀬 茜:「へぇ、綺麗だね」って見てたし 「うん、ありがと……う……」重そうじゃない?
天ケ瀬 茜:「とりあえずは君の言葉を信じるけれど、……これはどんなものなの?」必要でしょうか
ゲテク:「とある神について刻まれたものだ。それに付随する魔術も幾種類とここに遺されている」
ゲテク:「お客さんに必要なものが、前者の知識なのか、後者の術なのかは私にはわからないが」
ゲテク:「実際に触って開いてみるといい」
あなたは彼の言葉通りに、試しに一枚…と言うべきなのだろうか、石板を一つめくった。
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13【黒い石の書-概要】
一続きの黒い石板を太いワイヤーでつなぎ合わせて、本のように綴じてあるもの。
奇妙な象形文字のような図形が並んでいる。
本にはガラスの円盤が付属しており、この円盤を通して見るとすらすら読み解ける。
研究し理解するために17週間。
正気度喪失(1D4/1D10)、《 クトゥルフ神話技能 》+6%、《 夢の知識 》+10%
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天ケ瀬 茜:「すぐには読めないね……。確かに色々なことが書いてはありそう」
天ケ瀬 茜:「それで、いくらで売ってくれるのかな」
ゲテク:「この本は何かと曰くの付く貴重なものさ。うんと商売した上で、宝石100個が妥当だろう。どうかね」
天ケ瀬 茜:「100……」手持ち見て、稼いだ分だけじゃ足りないな。
天ケ瀬 茜:「……」もらった旅費用の宝石を見て こっちを足したらいけそう
天ケ瀬 茜:「わかった、……買うよ。君を信じてね」2つの袋からよいしょと100個出しました
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を100減少(72 → -28)
ゲテク:「ああ。こちらも信用商売だ、そう言っていただけるのはありがたいね」
ゲテク:「毎度ありがとう、御贔屓に」
ゲテクはそう言うと、黒い石の書をあなたへ売ってくれる。
片腕で持つとなれば相当きびしいが、両腕であればまぁ持てる範囲ではあるだろう。
天ケ瀬 茜:「重い……、ありがとう。また何かあったらよろしくね」よいしょよいしょ…… とりあえず今日はこれだけにしておこう
うっかりよろけて、狭い店内の棚にぶつかってしまわないように気を付けて。
何か綺麗な石……これは翡翠かなにかだろうか?で作られた像であったり、
今まさに自分が買ったような石板、毒とも香草ともとれない植物、何かの動物の爪……
そんな、何か子どもが好きなものだけを集めたおもちゃ箱のような、
まとまりのない品々に見送られながら、店を後にした。
天ケ瀬 茜:店を出てこれからどうしようなを考えて
天ケ瀬 茜:「……そっか、宿が必要なんだ」今までキャラバンで寝泊まりしてたから
今ある手持ちで、最低でも17週間……。
そもそも17週間という数字自体、自分の感覚だととても宿に泊まるような長さではないのだが。
天ケ瀬 茜:「宿、にずっとは……このままだと厳しいよね。……部屋や家を貸し出している人が居たら助かるけど……」
天ケ瀬 茜:「うん、まずはその方向で考えてみよう。馬もどうにかしないといけないみたいだし……」
天ケ瀬 茜:部屋!家!貸出!その辺の人に聞いて回ってみよう
じゃあそのへんに…… 町中に戻ってくれば、手の空いた漁師の一人や二人くらいはいるだろう。
休憩中らしい漁師は、あなたが近づけば、まず手元のそれをぎょっとした顔で見る。
漁師:「えっ、…持とうか…!?」
天ケ瀬 茜:「え、ああ……いえ、これは大丈夫なんですが」ちょっと近くの箱の上とかに置いておこう 失礼
ドン!!!!
漁師:おもそ~~~…
天ケ瀬 茜:重いよ
漁師:「そう?ならいいけど……これ、ゲテクさんとこで買ってきた?もしかして」
天ケ瀬 茜:「ああ、そう……なんだけど。有名人?」
漁師:「あ、やっぱり。あそこくらいでしかこんなの手に入らないよなって」はは
漁師:「まぁ……多少は、かな? たまに君みたいな旅人さんが、よそから買いに来るのを見るし」
漁師:「ニシィ=ヴァシュなんて、ヤー=ヴォさんとゲテクさん以外に誇れるものないから」あはは
天ケ瀬 茜:「へぇ、そうなんだ。ふふ、じゃあ私は今日でそのどちらも会えてラッキーだったかな」
漁師:「へぇ」目を丸くした 「二人に会いにここまで来たの?」
天ケ瀬 茜:「いや、こっちの方は予定外だよ」石の本をぽんぽんとして
漁師:衝動買いか…
天ケ瀬 茜:「それでなんだけれど……、もう少しここに滞在することにしたんだ。この辺に部屋や家を貸し出してくれるところはないかな?」
漁師:「ん? ああ、成程。宿は一応あるにはあるけど……」
漁師:「何泊くらい?」
天ケ瀬 茜:「うーん……。だいぶ長く、かな……数か月くらい。あーでも」馬を考えて 「4、5か月くらいかも」
漁師:「よん…ッ…!? そりゃまた」
漁師:「あ~~~……それだと、ど……うだろう」
漁師:「ここ、辺鄙なところだろ。セレファイスと違って遊びに来る人なんか殆どいないんだ」
漁師:「強いて言えば、よその港から漁師が来て、船を出す時間じゃないなってなったら朝まで泊まるくらいで…」
漁師:「だから、一晩か、せいぜい二晩くらいかしか泊まれるとこないんだ」回転率的な話で
漁師:「……いっそ、宿じゃなくて普通に人頼ったほうが確実かも……?」
漁師:「知り合いに聞いてみる?」
天ケ瀬 茜:「ああ……」そりゃそうと聞いていたし 「いいの?そうしてもらえると助かる。知り合いもいない町で困ってたんだ」
漁師:「はは、だよね」笑って 「オーケー、休憩の間しか付き合えないけど」行こ行こ
天ケ瀬 茜:「ありがとう」助かるーーーーー!!!!
あなたは男とともに、港の近くを回ることになる。
町の中心部らしき、小規模な店々が立ち並ぶ通りへやってくる。
セレファイスの市場ほど栄えている訳ではないが、それでも田舎ならではの独特な活気が窺えた。
開けた場所にテント付きのテラス席が並ぶ、食堂らしきところへ男はあなたを案内する。
漁師:「ここ、友達の一家が切り盛りしてるとこでさ。飯美味いんだ」
天ケ瀬 茜:「レストラン……食堂が近いかな。素敵だね」へぇ~~!!!いいな
漁師:「ああ、いいとこだろ。寄港した漁師がよく使ってるよ」
漁師:「同性のがいいかと思って、一応女のやつだけど……」ガチャ
どこか古式ゆかしい酒場のような雰囲気があるそこでは、昼時らしく、多くの漁師たちが酒を片手に食事をとっていた。
店は厨房の男女2人と、皿を運んでいる若い女性1人とで切り盛りしている印象だ。
食堂の娘:「いらっしゃい!」
食堂の娘:「……なに?旅人さん引っかけてきたわけ?女遊びやめなよ」
漁師:「違う!」
漁師:「困ってそうだったから連れてきただけだ!」
天ケ瀬 茜:「あはは……そうなんだ、困っていて……ここに案内してもらったんだよ」
食堂の娘:「そ?」お腹すいたのかな 「じゃあ空いてる席どーぞ」
看板料理、は魚料理が多そう。ソーセージなどの肉料理が載った皿も見られ、
他の客は平たく大きなパンに料理を載せたり、千切ってスープに浸したりしながら食べている。
小鳥:~🎶
天ケ瀬 茜:「あ、……料理も、いただきたいんだけれど……」そうではなくて でも小鳥が嬉しそうで嬉しい
食堂の娘:「あれ、違った?じゃあちょっと待って、手が空いたらいくからさ」
天ケ瀬 茜:ちょっと小鳥を撫でてから「泊まる場所に困っているんだ。4、5か月くらい」
食堂の娘:「はーい、白身のプレート…」他のテーブルに皿置き 振り返り 「5!?」
天ケ瀬 茜:「うん……だから、手が空いたら店主さんとかと話をさせてもらえたらうれしい」
食堂の娘:「あんたこんな田舎で5か月もなにすんの!?」
食堂の娘:「あー、ね。わかった」オケ
食堂の娘:「折角だから何か頼んでてよ。そいつにツケとけばいいから」
漁師は「ふざけるなよー!!」と叫びつつ、休憩時間も終わったのか店を出ることになる。
漁師:「じゃあ、後はなんとか」なんとかね 「がんばれ!グッドラック!」
天ケ瀬 茜:「うん、ありがとう!なんとかなったら、またお礼をしに行くよ」
漁師:「はは、そんときはな。まぁ町中で見かけたらいつでも声かけて」バイバイ!
天ケ瀬 茜:ばいばい!
天ケ瀬 茜:見送ってからメニューを見て 「どれが食べたい?」を鳥に聞きつつ
小鳥:「ピ!」
小鳥:choice[これ,あれ,隣のテーブルの奴が喰ってるやつ]
Cthulhu : (choice[これ,あれ,隣のテーブルの奴が喰ってるやつ]) → 隣のテーブルの奴が喰ってるやつ
小鳥:チチチ…
小鳥は隣のテーブルを気にした様子で、時折つつこうとしているのを籠に邪魔されている。
天ケ瀬 茜:視線の先を見て「あれがいいの?ソーセージかな」やっぱ肉うまいよな
小鳥:「ピッ」
小鳥:🍖
天ケ瀬 茜:「うん、いいよ」よしよし
天ケ瀬 茜:じゃあ注文!「いいかな?」って呼び留めて 「ソーセージとパン、それと……白身魚の香草焼きを」
食堂の娘:「オッケー!」
都心のレストランではとても考えられない店員の返答の雑さに、土地柄を感じるかもしれない。
やがて、注文した品が運ばれてくることだろう。
香味の効いたソーセージと、それについている酸味のあるソースのかかったサラダを
まとめてパンに載せ、それらを挟み込むようにパンを二つ折りにして食べる。
香草とともに焼き上げられた白身魚は、焦げ目もなく、身が引き締まっている。
つい贅沢がしてみたくなって、香草の沢山乗った切り身を一口で放り込んでみた。
ハーブの香りが口いっぱいに広がり、染み出てくるエキスに幸せを感じる…
そういえば、椅子とテーブルについて食事をしたのは久々だったかもしれない。
近くの海から運ばれてくる潮風を感じながら摂る食事は格別だ。
小鳥も、店員からサービスして貰ったサラミを啄んではノリノリで首を動かしている。
小鳥:🎶
天ケ瀬 茜:「……おいしい。何の魚だろう、身が柔らかいけど脂っぽくもない」めっちゃうま!!!!!!
天ケ瀬 茜:「君もおいしい?」にこにこ!よかったねぇ
天ケ瀬 茜:「キャラバンで食べる食事も……初めて食べるものが多くて面白かったけれど」鍋!!!焼き!!!みたいなやつ多そう
天ケ瀬 茜:「こういう食事もおいしいな」
食べ終える頃には店もいくらか食事時のピークを過ぎたようで、
食事中時折あなたに声をかけていた漁師たちは、仕事に戻っていく。
それらを見送って、客があなたを除いて他にいなくなった頃にようやく店員が「ごめんね!」と声をかける。
食堂の娘:「お待たせ!えーっと、宿探しよね? こっち来て」
天ケ瀬 茜:「ああ、うん。悪いね、仕事中に」ついてく!
食堂の娘:「別にいいよ。酔っぱらいの方がよっぽど手間かかるから」
彼女はそう言って、店主…もとい父親のところにあなたを案内する。
食堂の娘:「お父さん、5か月くらい泊まりたいんだって」
天ケ瀬 茜:「……」説明……?!無?!!? 「そう、なんだけど……すみません、急に」
食堂の店主:「ほう……?」「ああ、いや。それでは宿探しにも苦労しただろう」
食堂の店主:「泊めるのは構わないが……」
食堂の娘:「おねーさん、素泊まり? ご飯は要る?」
食堂の娘:「後者だったらさ、代わりに仕事手伝ってよ。見ての通り昼時忙しいんだ。昼だけでいいからさ」
食堂の娘:「泊める条件、それでどう?」
食堂の店主:「……お前が楽しようとしてるだけじゃないのか」
静かにそう言う店主に、娘は「そうだよ」と悪びれもせず言い切る。
天ケ瀬 茜:「いいんですか!?」5か月だよ?!!??! 「ありがたいです……」
天ケ瀬 茜:「食事も…」正直いらないけど 「ふふ、お手伝いは全然、むしろこちらからお願いしたいところですよ」お礼に
食堂の店主:「……流石に、5か月も滞在するのがわかっている子を外に放り出せんよ」うん
食堂の店主:「ありがとう、娘がすまないね」「むしろありがたい、よろしく頼むよ」
天ケ瀬 茜:「よろしくお願いします」アカネです、と名乗った!
食堂の店主:「ああ。私はテン、こっちは娘のイェニー…… 後は、今は買い出しに出ているが、妻はロイアだ」
食堂の店主:「部屋は…」
食堂の娘:「あ、いーよいーよ。適当にスペース作っとく」
食堂の娘:「んじゃあそういうことで、よろしくね」握手!
天ケ瀬 茜:「何から何までありがとうございます」ぺこり 「うん、よろしくイェニー。仕事に関しても色々教えてほしい」握手!
……と、そういうわけで、
あなたは地域の食堂で日銭を稼ぐ…もとい、手伝いの代わりに宿泊費を浮かせることとなった。
ニシィ=ヴァシュでの、新しい生活が始まった。
…
その日は、町に来たばかりということもあって、イェニーらは手伝いを強いることはない。
好きに使っていい、と物置のようになっていた空き部屋を宛がわれ、一家がそこに寝具を運び込む。
忙しいのはおおよそ昼時のようで、それ以外の時間は好きに過ごせばいい、と言われることだろう。
➖ 1日目 ➖
天ケ瀬 茜:まずは……色々と覚えなきゃいけないだろうから、覚えつつ……働くということでアイデア!!
天ケ瀬 茜:CCB<=80 【アイデア】労働!
Cthulhu : (1D100<=80) → 55 → 成功
えらい!▶宝石《 2D6 》の追加
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を2D6(→ 8)増加(-28 → -20)
目標は、旅費から前借りした分を貯め直すのと、シマウマ代。
魔導書は読むにしても、同時並行でできることはしよう…と、あなたは店先に出る。
「休んでていいのに」と言いつつ、イェニーは料理名なんかを教えてくれるだろう。
イェニー:「全部一気には無理だろうけど、まぁ大体の人が頼むのはこのへんだから」
イェニー:「酒の名前と、肉料理さえ覚えとけばとりあえず大丈夫」
イェニー:「魚はさ、漁師の人らはわざわざここ来なくても船で食べれるのよね」
天ケ瀬 茜:「なるほど、そっか。魚料理の方が注文が多いと思ってた」けど納得
天ケ瀬 茜:「来る人は常連が多いのかな?」この前の接客の感じを見るに見知った人多そうだなって
イェニー:「うん、そうね。魚頼むのは、大体町のひと」
イェニー:「あの人らはここに井戸端会議しに来てるようなもんだから、最悪あんたが注文忘れても大丈夫。」
イェニー:「常連…そうね、たまに来るってくらいの人もいるけど」
イェニー:「とはいえ基本的に、漁師以外はこの町の人よ。顔はすぐ覚えると思う」
天ケ瀬 茜:「井戸端会議……。そういうもんなんだ。ふふ、少し気が楽になるよ」
天ケ瀬 茜:「そっか。それならメニューをわかっている人が多いだろうし……よかった」説明!とか言われたら最初はむずい
イェニー:「なんでなのかしらねー… 町の真ん中にあるし、集まりやすいのかしら」いいけどね
イェニー:「ええ、特に気負うことはないわ。『アレください』って頼んでくるタイプの客には私が行くし」
天ケ瀬 茜:「うん、助かる。……覚えるためにも、時間があるときは出るようにするよ」特に最初は
イェニー:「そう? ありがとう、助かる……けど」
イェニー:「いいの? なんか用事があって滞在してるんじゃないの?」
天ケ瀬 茜:「ああ……」そういえば、言ってなかった
天ケ瀬 茜:「そうなんだ。とりあえずは……読む……いや、研究しなきゃいけない本があって。それが時間がかかりそうでね」
イェニー:「へぇ…?」? 「なんだか大変そうね」
天ケ瀬 茜:「私もこうなるとは思ってなかった」「次の目的地に行くための準備だからさ、行く当てもなくて……助かったよ」本当に
イェニー:「あ、そういう感じなんだ」成程 「いいわよ、別に。私も助かるし、お互い様」
イェニー:「研究かぁ…」
イェニー:「私は生まれも育ちも東部だから詳しくないけど、そういう学者さん的な人って西部にいるイメージあったな」
イェニー:「こっちで旅してたりするもんなんだね」珍しい
天ケ瀬 茜:「そうなんだ?西の方へはまだ行ったことがないからわからないんだけれど」
天ケ瀬 茜:「学者もいるんだね」
イェニー:「あ、そっちの人じゃないのね」
イェニー:「ええ、あっちのほうが基本的に発展しているのよ。六王国もあるし、大図書館にも行きやすい」
天ケ瀬 茜:「へぇ……。行くのが楽しみだな」行く予定だったんですが
イェニー:「……あんた、世界一周でもしてるの?」
天ケ瀬 茜:「……。そのつもりもなかったんだけれど、そうなるかもしれない……」
天ケ瀬 茜:「そうだ、ここからムホール?へはどのくらいかかるの?」
イェニー:「……よくわからないけど、苦労してそうなのはわかった」
イェニー:「ここから?うーん、砂漠に入ってすぐのところにあるガクまで4週間ってとこだから…」
イェニー:「って、……? ムホール……!?!」今更
イェニー:「何しに行くのあんなとこ、やめなさい!」
天ケ瀬 茜:「砂漠……」地図を思い出して あの辺の入ってすぐまでが4週間…………
天ケ瀬 茜:「え、……やっぱり、あんまり人が行かない場所だったりする?」
イェニー:「……実際どういう場所なのかは、ごめんね、知らないけど……」
イェニー:「にしたって、あの長さの砂漠を超えてかないといけないのよ。よっぽど運が良くなきゃ生きて戻ってこれないわよ」
天ケ瀬 茜:「……うーん、そっか」やばそう
イェニー:「……なんでまたムホールに? 何か見に行くような物があるって話すら聞いたことないけど」
天ケ瀬 茜:「私も具体的に想像はできていないんだけれど」「『夜なるもの』を見ないといけないんだ。ヤー=ヴォさんに言われて」
イェニー:「ふーん…?」と、ヨルナルモノには首傾げてたけど 「言い出しっぺ、ヤー=ヴォさんか……」
イェニー:「人にそんなこと頼んだりするんだね、珍しい気がする」
天ケ瀬 茜:「そうなんだ?まぁ、頼まれごとというよりは……私が頼んだことへの交換条件、かな」
イェニー:「成程なぁ。度胸あるわね、あんた」ムホール行くのも、ヤー=ヴォさんに交渉持ちかけるのも
天ケ瀬 茜:「うん?……そうしないと、色々まずくて」訳ありにおわせ
イェニー:「? そう……深くは聞かないけど……頑張ってね」?
天ケ瀬 茜:「ありがとう。頑張るよ、店の手伝いも……目的のことも」
イェニー:「ええ、ありがとう。まぁ、あんたの用事優先でいいわよ。研究?が忙しかったら無理しなくていいわ」
天ケ瀬 茜:「うん、もしそうなったときは相談する」
イェニー:「ん」
その日はメニューを覚えてから、簡単に店内を掃除して手伝いを終える。
現実では夕食時が最も繁忙するイメージがあるが、このあたりは街灯が少ないのと、
近くに治安の悪い町があるのとで、夜出歩く住民はあまり多くないらしい。
そんなわけで夕食時は慌ただしい訳でもなく、一家と共に、まかないのような形で夕食を摂った。
食事を終えれば慣れない天井を見上げ、あなたは潮風を感じながら眠りにつくことだろう。
➖ 2-7日目 ➖
天ケ瀬 茜:6b100<=(14*5) 【DEX】
Cthulhu : (6B100<=70) → 99,61,13,11,25,63 → 成功数5
▶宝石《 10D6+1D6-1 》の追加
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を10D6+1D6-1(→ 39)増加(-20 → 19)
プラスになった!!!!完済。
天ケ瀬 茜:やった!
陽が昇ってからは、港も賑やかだ。
当然食堂も賑わいでおり、あなたもイェニーと共に慌ただしく注文などをとることになる。
注文を受けるうち、「このひと昨日もいたな」と、地元の漁師とよその漁師の区別が段々ついてくるかもしれない。
漁師らの話を合間合間に耳に挟んだり、会話に加わったりしながら、自分にできることを探すなどすることだろう。
一家も多少あなたの存在に慣れてきたのか、「そっちお願い!」等と任せてくれるようになってきた。
一週間を終える頃には、シマウマも射程圏内に入ってきただろうか。
▶《 夢見 》の成長を1回行う。
天ケ瀬 茜:CCB<=39 夢見
Cthulhu : (1D100<=39) → 85 → 失敗
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢見を1D10(→ 10)増加(39 → 49)
えらい!
➖ 8-14日目 ➖
天ケ瀬 茜:7b100<=(14*5) 【DEX】お手伝い!
Cthulhu : (7B100<=70) → 3,47,49,50,45,14,82 → 成功数6
▶宝石《 14D6+1 》の追加
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を14D6+1(→ 42)増加(19 → 61)
えらい!
▶《 夢見 》の成長を1回行う。
天ケ瀬 茜:CCB<=49 夢見
Cthulhu : (1D100<=49) → 71 → 失敗
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢見を1D10(→ 5)増加(49 → 54)
町に着いて2週間。買い出しに同行することも増え、町の構造や大通りなんかも把握できてきた。
町並みとしては、石造りの開放的な家屋が多い。
イタリアの海沿いは、場所にはよるが基本的にカラフルな色彩の建築が多いため、
こういった質素な色合いの壁が海のそばに並ぶ町を歩くのは、どこか新鮮に感じられたかもしれない。
研究の合間に手伝いなどもしながら、浮いた旅費を手持ちに足したりなどする。
気付けば、シマウマを一頭買うには十分な猶予ができていた。
天ケ瀬 茜:手持ち確認!……よし、シマウマ……買いに行くか!!!!ってしてから改めて……
天ケ瀬 茜:シマウマ?をした
天ケ瀬 茜:まぁ……言われたし、シマウマを買えるところを聞いて、行く……
天ケ瀬 茜:宝石50個シマウマさん……
手伝いの合間に、あなたはシマウマを買うことのできるらしい場所へ向かう。
そこは一見すると放牧地のようになっており、柵越しにシマウマ達を見ることができた。
シマウマ……とは言うが、こうして実物を見ると、
現実世界の、それこそ動物園やサファリなどで見るようなシマウマよりも大柄に思える。
現実世界と種類が違うのか、そもそも外見が似ていて名前が同じだけの別物なのかは定かではないが…。
あなたが訪れれば、牧場主とでも言えばいいのか、小太りの男が「やあ、ご用かね」と声をかける。
天ケ瀬 茜:「ああ、こんにちは。旅のためにシマウマを買いたいんですが」
牧場主:「ああ、いいとも。どんな奴をご所望だい。訓練された奴からじゃじゃ馬までうちにはいるよ」
天ケ瀬 茜:「そう、ですね……。今まで乗った経験がないので……初心者でも扱いやすくて、長距離を歩ける馬が……いいのかな」多分
牧場主:「そうか。それなら気性のおとなしい奴がいいな」
牧場主:「あいつなんてどうだい」
牧場主:「あの奥の高い木があるだろう、その下にいる奴さ」 向こうの木を指差して
天ケ瀬 茜:「木の下……」視線を向けた シマウマさん!
牧場主:「シマウマなんてのは産まれた時から気性が荒い奴ばかりだが……あいつはどうも静かでね」
牧場主:「体力はあるから乗る分には問題ないが……あれは野生じゃ生きていけんだろうな、負けん気に欠ける」
天ケ瀬 茜:「へぇ……少し、近くに行ってみても?」
牧場主:「構わんよ。連れてこよう、少し待っていなさい」
牧場主はそう言って、奥にいるそのシマウマを連れてくる。
大人しい、というのは本当らしく、噛みつかれるといったようなことはない。
とはいえ気弱という訳ではなさそうだ。初めて会う人間…自分に対しても特に脅える様子もない。
天ケ瀬 茜:「こんにちは」シマウマさん! 「本当だ、大人しい子ですね」
シマウマ:ワンッ
牧場主:「そうだろう、素直な子だよ。どうだい?」
天ケ瀬 茜:「……」よしよし、とそっと撫でてみた かわいい
天ケ瀬 茜:「うん、じゃあこの子にします。いい出会いがあってよかった」
牧場主:「わかった、宝石50個をいただくよ。今でも、後日でもいい」
牧場主:「乗ったことがないなら、何度か練習するといい。うちの敷地を使っても構わないから」
天ケ瀬 茜:「50……」ほぼなくなるな、また 「……。今払います」
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を50減少(61 → 11)
牧場主:「そうかい、じゃあ先に頂こう」50個ね、確かに!
天ケ瀬 茜:「練習もありがたいです。乗り方、……よければ教えてください」
天ケ瀬 茜:「それと……この子と町を出るまでまだ少しかかるんです。それまでこちらで預かっていただけませんか?」
牧場主:「そうか、」>町を出るまで 「構わないとも。こちらで預かろう」
牧場主:「乗り方も、教えられるから、時間のあるときに寄るといい。馬具は貸すよ」
天ケ瀬 茜:「ありがとうございます。よろしくお願いします」みんな……優しい……
牧場主:「ああ、こちらこそ」
あなたはシマウマに別れの挨拶をしてから、牧場主に改めて言葉をかけ、食堂のほうへ戻る。
そうして、また手伝いや食事を終えれば研究をし……就寝。
➖ 15-28日目 ➖
天ケ瀬 茜:14b100<=(14*5) 【DEX】お手伝い
Cthulhu : (14B100<=70) → 8,95,94,63,28,70,20,61,31,35,28,13,89,78 → 成功数10
▶宝石《 20D6+4D6 》の追加
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を20D6+4D6(→ 85)増加(11 → 96)
あなたは、手伝いが終われば牧場へ。
牧場主が、馬具の類を手渡してくれるだろう。
まずは乗るよりも前に、ウマの後ろには絶対に立たないように、だとか、
耳を後ろに伏せているときは警戒しているので近付くと危険だとか、そんな注意を受ける。
通常のシマウマより図体は大きいが、乗る分には馬と同様でよさそうだ。
教わった通りに、左足を鎧にかければ、勢いよく乗ることができる。
そうして乗馬練習を軽く終えれば、次はブラッシングの練習を。
ウマの懐き具合はブラッシングで左右されるらしい。
こうしてブラッシングなどしているうちに、こちらを認めてくれるようになれば上出来だと牧場主は言った。
ゴムブラシで泥などを落としてから、毛並みに逆らうようにブラッシングして、
根ブラシや毛ブラシを使って綺麗にし整える。
初日は何をするにもおっかなびっくりであったが、これを一週間続ければ少しずつ慣れてくる。
……が、経験上、初めてすることは慣れてきた頃が一番危ない。気を引き締めて練習に励む。
ちなみに、連れてきた小鳥は大人しいシマウマに対して先輩風を吹かせている。
▶《 夢見 》の成長を2回行う。
天ケ瀬 茜:CCB<=54 夢見
Cthulhu : (1D100<=54) → 84 → 失敗
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢見を1D10(→ 7)増加(54 → 61)
天ケ瀬 茜:CCB<=61 夢見2回目
Cthulhu : (1D100<=61) → 27 → 成功
あなたは食堂に戻れば、例のごとく研究を進める。
4週間でようやく読み方のコツを掴んできた。
現時点では目録部分をやっと読み解けた程度だが、ここからは多少読むスピードも速くなるはずだ。
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14【黒い石の書-詳細】
本には、ニャルラトホテプという神についての記述と、数々の拷問についての記載があった。
このニャルラトホテプという神についての記載を読んだ瞬間、妙に惹かれる感覚を覚えた。
それは自分に関係のある存在であるという気がしたのだが、何故そう思ったのかはわからない。
---
掲載されている項目は以下の通り。
【ニャルラトホテプとの接触】
【暗黒の呪い】
【グリッサンドの歌】
【水晶の世界】
【黄金の蜂蜜酒の製法】
【魂盗っ人】
-------------
天ケ瀬 茜:「……。これからに役立つものなんだろうけど……。面白そうかと言われると……」うーん、だな……
天ケ瀬 茜:「読み進めるしかないか。……じっと本を読むのは疲れるし、少しずつ」時間かけて読むもので良かった……
➖ 5,6週目 ➖
天ケ瀬 茜:14b100<=(14*5) 【DEX】
Cthulhu : (14B100<=70) → 27,32,53,63,27,13,95,68,11,15,14,8,46,11 → 成功数13
▶宝石《 26D6+1D6 》の追加
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を26D6+1D6(→ 84)増加(96 → 180)
▶《 夢見 》の成長を2回行う。
天ケ瀬 茜:CCB<=61 夢見
Cthulhu : (1D100<=61) → 1 → 決定的成功/スペシャル
天ケ瀬 茜:CCB<=61 夢見2
Cthulhu : (1D100<=61) → 67 → 失敗
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢見を2D10(→ 5)増加(61 → 66)
➖ 7,8週目 ➖
天ケ瀬 茜:14b100<=(14*5) 【DEX】
Cthulhu : (14B100<=70) → 88,24,47,96,86,20,44,48,53,82,5,33,15,46 → 成功数10
▶宝石《 20D6+4D6 》の追加
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を20D6+4D6(→ 83)増加(180 → 263)
▶《 夢見 》の成長を2回行う。
天ケ瀬 茜:CCB<=66 夢見
Cthulhu : (1D100<=66) → 50 → 成功
天ケ瀬 茜:CCB<=66 夢見2
Cthulhu : (1D100<=66) → 95 → 失敗
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢見を1D10(→ 6)増加(66 → 72)
えらい!
魔導書を更に読み進める。
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15【ニャルラトホテプとの接触】
コスト [ 1POW / 1D6正気度 ]
ニャルラトホテプと接触し交流するための呪文。
成功率は呪文の使い手の《 幸運1/2 》。
この呪文を2回以降使う場合は、POW値が変化したことを反映して《 幸運 》ロールの目標値が下がる。
ただし、《 幸運 》ロールを半分にはしなくてよい。
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天ケ瀬 茜:「接触、……神と……」うーんうーん
天ケ瀬 茜:「これも必要なのかな?」はて
イェニーから差し入れされたパンなどを合間に口に入れつつ、今日の分の研究を終える。
淡白ながらも仄かに塩気のある分厚いパンは、適度に弾力があり、数切れ食べただけでも満足感がある。
➖ 9,10週目 ➖
天ケ瀬 茜:14b100<=(14*5) 【DEX】
Cthulhu : (14B100<=70) → 34,59,11,1,89,35,14,95,72,11,14,40,16,73 → 成功数10
▶宝石《 18D6+4D6+4D6 》の追加
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を18D6+4D6+4D6(→ 93)増加(263 → 356)
▶《 夢見 》の成長を2回行う。
天ケ瀬 茜:CCB<=72 夢見
Cthulhu : (1D100<=72) → 1 → 決定的成功/スペシャル
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢見を1D10(→ 5)増加(72 → 77)
天ケ瀬 茜:CCB<=77 夢見2
Cthulhu : (1D100<=77) → 94 → 失敗
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢見を1D10(→ 4)増加(77 → 81)
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16【暗黒の呪い】※改変あり
コスト [ 1D6正気度 ]
異次元あるいは異界からやってきた生き物を、来た所へ帰すための呪文。
このバージョンのこの呪文を使用するためには、崇拝を集める神の助力が必要である。
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天ケ瀬 茜:「これは……ええと」読んだ部分も思い出しつつ……
天ケ瀬 茜:「帰す……のか、……何を?」まだ謎
天ケ瀬 茜:「……まだ結構あるね」ねー鳥ちゃん 今日はここまで!をして寝転がって鳥を愛でた
小鳥:「ピピ…」
➖ 11,12週目 ➖
天ケ瀬 茜:14b100<=(14*5) 【DEX】
Cthulhu : (14B100<=70) → 54,45,82,64,94,38,42,87,44,34,73,63,83,4 → 成功数9
▶宝石《 18D6+1+5D6 》の追加
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を18D6+1+5D6(→ 92)増加(356 → 448)
▶《 夢見 》の成長を2回行う。
天ケ瀬 茜:CCB<=81 夢見
Cthulhu : (1D100<=81) → 87 → 失敗
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢見を1D10(→ 1)増加(81 → 82)
天ケ瀬 茜:CCB<=82 夢見2
Cthulhu : (1D100<=82) → 95 → 失敗
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢見を1D10(→ 5)増加(82 → 87)
今日は、夕食をイェニーと共に作ってふるまった。
この辺りの地域でよく作られているのだという、仔羊のパイ包みを窯で焼いた。得意料理だそうだ。
ここにジャムをかけて食べるという。覚醒の世界でも、北欧では肉ボールにジャムをかけるが…
酸味のあるジャムと肉厚のパイは想像よりも互いを邪魔せず、美味しく食べられる。
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17【グリッサンドの歌】
コスト [ 呪文のコストとして使用したMPと対象のINTを抵抗表で競わせる ]
呪文をかけると、呪文の使い手がのばした手のひらのすぐ上の空中に、
銀の針が多数集まった小さな塊が出現する。
針が奏でる甘い旋律は [ 1D4+1 ] 分のあいだ空気中にまとわりつくように残る。
対象は針が見えていなければならず、メロディが聞こえていなければならない。
対象のINTが敗れた場合、旋律が聞こえている間聞き惚れてしまう。
音楽はその場に残るため、呪文の使い手はその場を離れて構わない。
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今日の研究で得られたのはこんなところだ。
天ケ瀬 茜:「……」想像した
天ケ瀬 茜:「針が奏でる旋律ってどんなものなんだろう。聴いてみたい気もする」
天ケ瀬 茜:「使ったら自分にも聞こえるのかな。でもそうしたら……」うーん、使い手はセーフなんか?と考えるなどした
➖ 13,14週目 ➖
天ケ瀬 茜:14b100<=(14*5) 【DEX】
Cthulhu : (14B100<=70) → 100,79,89,2,42,15,35,83,29,62,47,31,53,41 → 成功数10
▶宝石《 20D6+1+3D6 》の追加
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を20D6+1+3D6(→ 81)増加(448 → 529)
▶《 夢見 》の成長を2回行う。
天ケ瀬 茜:CCB<=87 夢見
Cthulhu : (1D100<=87) → 55 → 成功
天ケ瀬 茜:CCB<=87 夢見2
Cthulhu : (1D100<=87) → 94 → 失敗
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢見を1D10(→ 9)増加(87 → 96)
えらいね……《 2D6 》のSAN回復です。
天ケ瀬 茜:やったー!
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを2D6(→ 10)増加(37 → 47)
合間合間に、幾度と夢見を試してみたり。
以前よりもすんなりと使いこなせるようになってきた。少しずつ作った絵の具も揃ってきている。
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18【水晶の世界】
コスト [ 1D3正気度 / 詠唱のために1時間 ]
直径2メートルの見えない球体が、呪文の使い手の周りに形成される。
中にいるものは、極端な熱さや寒さから身をまもることができる。
しかし、中にいるものは球を動かすことができないため、進むためには他の手段が必要である。
球は強い衝撃を受けると壊れてしまう。
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天ケ瀬 茜:「なるほどね、テントの代わりになりそう。砂漠を抜けていくみたいだし」地図を見ると
天ケ瀬 茜:「でも……使うのには時間がかかりそうだから気をつけよう」
天ケ瀬 茜:2mってこのくらいか……?を部屋の中で想像したりしてた
身長から少しばかり。このあたりだろうか、と目視で測る…
➖ 15,16週目 ➖
天ケ瀬 茜:14b100<=(14*5) 【DEX】
Cthulhu : (14B100<=70) → 65,83,57,4,73,21,63,35,55,99,16,38,63,10 → 成功数11
▶宝石《 22D6+3D6 》の追加
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を22D6+3D6(→ 81)増加(529 → 610)
▶《 夢見 》の成長を2回行う。
天ケ瀬 茜:CCB<=96 夢見
Cthulhu : (1D100<=96) → 83 → 成功
天ケ瀬 茜:CCB<=96 夢見2
Cthulhu : (1D100<=96) → 43 → 成功
あなたは、イェニーと共に港付近の倉庫街へ遊びに来ていた。
曰く、舶来の品の見本市が開かれるのだそうだ。娯楽の少ないこの町では数少ない楽しみだと言う。
海の傍にいくつも並ぶ倉庫の中でも、とりわけ大きい……あった、きっとあれだ。
倉庫中に並べられた、古今東西から集められたそれら。
派手な模様の描かれた陶器の皿から、革細工、一見すると何に使うのかもわからないような木製の小物…
メッキだろうか、僅かにくすんだ光沢を持つ金属製の装飾品… 船旅に使うのであろう羅針盤、
羊皮紙に文字を記すための羽ペンひとつ取っても、隣り合った数種類が自分の魅力を争っている。
イェニー:「これこれ! 今回はお皿が多いわね、海の向こうで流行ってるのかな」
イェニー:「食堂にいくつか買っていきたいのよね。アカネ的にどれが好き?」
天ケ瀬 茜:「綺麗なお皿がたくさんあるんだね」あんまり見ない種類の模様とか、色の組み合わせとかありそう
天ケ瀬 茜:「そうだな……魚料理は付け合わせもシンプルなものが多いから……これとか」と色がきちんとついてる感じのものとかを
イェニー:「ねー、ゲテクさんの店でも珍しい皿は置いてるけど……ジャンルが違うのよね」
イェニー:「あ、いいかも。見栄えよくなるね」 皿を持って、載ってるのを想像して うむ
天ケ瀬 茜:「ああ、あそこの店のものは確かに……。普段使いは向かなそう」色んな意味で
天ケ瀬 茜:「だよね。それと、時々大皿で料理を出すときもあったから、種類を増やすのもどう?」でっけーー皿
イェニー:「ああ、宴会の時に使ったやつ」確かに
イェニー:「じゃあこれかなー…」「あっ重、ちょっときついか」 「ならこっち…」
天ケ瀬 茜:「あはは、気を付けて。こっちは私が持つから」持てそうなものを分担
イェニー:「へへ」「ありがと!じゃあさっき言ってもらったのと、うん、これにしよう」
イェニー:会計して、半分任せよう!
天ケ瀬 茜:うん!持つ!し 「そうだ、他の店も見ていいかな?」
イェニー:「ん、勿論よ」「折角だから何か気に入ったのあったら買っていきなって。」
イェニー:「私はランプ欲しいんだよね、ベッドのとこ置くやつ」
天ケ瀬 茜:「ありがとう」 「ランプ……あ、私も持ち歩けるものが一つ欲しいな」
イェニー:「あ!そうか、そうよね」 旅の知識があんまりない人 夜外にいることもあるか…
置物としてのランプや、持ち運びのできるランタンなどが並ぶ、ガラス工芸のエリアを見る。
古めかしいレトロなものから、奇をてらったお洒落な装飾の施されたもの、
覚醒の世界にはよくあるが、ガラスに色をつけることで灯りの色を変える工夫のされたもの… こちらではまだ珍しいらしい。
イェニー:「うわ、並んでるの見るだけでもう充分だわ」いい意味で 景色が良すぎて
天ケ瀬 茜:「綺麗なのがたくさんある。ふふ、でもせっかくだからね……どういうのがいいの?」
イェニー:「うーん… 好みで言ったらこれなんだけど」赤銅メッキのものを手に取って
イェニー:「あの部屋だとちょっと沈むかなぁ」「それならこっちのが合う気がするな」青いの
天ケ瀬 茜:うんうんと聞いて「確かに……部屋の感じからするとこっちの方が合うかもしれないね」
イェニー:「ね!」 「こっちにしよう。アカネはどうする?」
天ケ瀬 茜:「うん。素敵だと思う」こっちまでうれしくなるな~ 「私は、そうだな……」
天ケ瀬 茜:「長く持ち歩くことになるし、シンプルで壊れにくそうなのがいいかな」無難な形なやつ!
イェニー:「ほんほん…」 「このへんは?」手に取って、服見るときみたいにアカネに合わせる
天ケ瀬 茜:「ふふ、どう?」似合いそう?
イェニー:「……なんか」「親から預かったやつを持たされてる、って感じ」
イェニー:「これじゃないな…… こっち?」
イェニー:「あ、こっちのが似合わない?」
天ケ瀬 茜:「そう?」なるほど?をして 「これなら丈夫そうだし……うん、ありがとう。これにしようかな」やった!
イェニー:「お」「うんうん、似合うよ! シンプルなのが似合うの羨ましい」
宝石50個で取引してくれることだろう。輸入品ということで多少高めなのだそうだ。
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を50減少(610 → 560)
天ケ瀬 茜:やったー!!買った!!
イェニー:やったー!!
天ケ瀬 茜:あとさ、鞄と、使いやすそうなナイフを自分用にと……イェニ―に髪飾りを!お礼に買ってあげたい!!
嬉しい……
鞄20、ナイフ40、髪飾り20……かな?どうだ?(店主)
天ケ瀬 茜:いいよ!!!助かるぜ
じゃあ80な!!
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を80減少(560 → 480)
天ケ瀬 茜:買った髪飾りは……お別れの時とかだとバタバタするかもしれないし、今渡しちゃお!
天ケ瀬 茜:買って 「イェニ―、これ。似合うかなと思って、お礼に。良かったら受け取って」どうぞ!
イェニー:「……えっ、それ私にだったの!?!」 アクセサリー見てるな~とは…
イェニー:「わー…!そんな気使わなくていいのに、いいの?」「ありがとう!」
天ケ瀬 茜:「ううん。何かお礼をしたいなってずっと思ってたんだ」「気に入ってもらえたならよかった」
イェニー:「ふふ、お互い様よ。先越されちゃったな」「ええ!すっごく嬉しい、本当に」
イェニー:「……可愛いものつけてたら漁師どもに冷やかされそうね」ムム… かわいいもん!!
天ケ瀬 茜:「かわいいんだからいいんだよ。それにほら、そういうものがあると自分も気分が上がるというか……」
天ケ瀬 茜:「私はそうだからさ」
イェニー:「確かに、そうか」気分が上がる 「うん、有難くもらう!大事にするわね」
天ケ瀬 茜:「うん、よかった」うれしい!
大量の荷物を二人で抱え、食堂まで戻る。
重たい石板を抱えて食堂に行ったときのことが思い出されるかもしれない。あれからもう4ヶ月近く。
その日の夕食は、試しに、と皿に合わせた料理を父親が創作してくれることだろう。
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19【黄金の蜂蜜酒の製法】※改変あり
宇宙空間に対して耐性を持つ、特別な酒の製法。
普通の木製のボートに塗り込むことで、世界の縁から宇宙へと旅立つことができるようになる。
5種類の特別な材料を要し、このバージョンでは以下を使用する。
・夜なるものの一部
・錬金術師の手による特別な石
・セレファイスの蜂蜜
・スナウターの毛
・一流の演奏家による音楽
-------------
天ケ瀬 茜:「……」いっぱい、必要そうだし
天ケ瀬 茜:「夜なるもの、って書いてるよね」これ
天ケ瀬 茜:「じゃあ、……とりあえず、夜なるものをどうにかするためには必要なさそうかな」
天ケ瀬 茜:「それにしても、」何度読んでも 「蜂蜜酒……酒……?」酒!??!?!
酒はどこから発生しているのだろうか…
天ケ瀬 茜:夜なるものの一部って、アルコール発酵とかして酒になる?
スナウター、と書かれているそれには、挿絵がついている。
齧歯動物……ネズミにしては大きいような、そんな生き物に見える。
これにも、とてもではないがアルコール成分はないだろう。
天ケ瀬 茜:「……」うん、だよね。 「これも、必要になったら考えよう」
➖ 17週目 ➖
天ケ瀬 茜:7b100<=(14*5) 【DEX】
Cthulhu : (7B100<=70) → 26,97,100,8,42,81,52 → 成功数4
▶宝石《 8D6+2D6-1 》の追加
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を8D6+2D6-1(→ 36)増加(480 → 516)
▶《 夢見 》の成長を1回行う。
天ケ瀬 茜:CCB<=96 夢見
Cthulhu : (1D100<=96) → 93 → 成功
▶《 乗馬 》の成長を4回行う。
天ケ瀬 茜:CCB<=5 【乗馬】
Cthulhu : (1D100<=5) → 75 → 失敗
天ケ瀬 茜:1d10
Cthulhu : (1D10) → 10
天ケ瀬 茜:CCB<=15 【乗馬】2
Cthulhu : (1D100<=15) → 56 → 失敗
天ケ瀬 茜:1d10
Cthulhu : (1D10) → 8
天ケ瀬 茜:CCB<=23 【乗馬】3
Cthulhu : (1D100<=23) → 45 → 失敗
天ケ瀬 茜:1d10
Cthulhu : (1D10) → 8
天ケ瀬 茜:CCB<=31 【乗馬】4
Cthulhu : (1D100<=31) → 18 → 成功
シマウマに乗るのも、ある程度慣れてきた。
何かから逃げるために走らせる…等でない限り、それこそ歩かせる程度なら問題なく乗れるだろう。
魔導書についても、この週で読み終えることができる。
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20【魂盗っ人】※改変あり
コスト [ 24MP / 2D6正気度 / 2ラウンド ]
魂をとらえるための呪文。
呪文が完成すると、直径15cmくらいの銀色の球が対象に向かって飛んでいき、魂をとらえる。
とらえた魂によって球の色が変わる。
球の強度はガラス程度のもので壊れやすいため、扱いには慎重になる必要がある。
球の持ち主は球を手に持って心を集中させることによって、中の犠牲者と交流できる。
この呪文は神や人間以外の存在にも使うことができる。
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正気度喪失(1D4/1D10)、《 クトゥルフ神話技能 》+6%、《 夢の知識 》+10%
天ケ瀬 茜:CCB<=47 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=47) → 5 → 決定的成功/スペシャル
えらい!
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1D4(→ 3)減少(47 → 44)
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢の知識を13増加(24 → 37)
天ケ瀬 茜:読み終わった…… 次のページ?石板?がないことを確認して
天ケ瀬 茜:「……ふう、これで一通りはわかったかな」
4ヶ月以上も経てば、だんだんと自分とこの世界との常識の差も埋まってきたかもしれない。
あくまで"日常の一部"として、あなたは合間合間の時間を使って魔導書を読むようになっていた。
天ケ瀬 茜:「最後に書いてあったものは使えそう。……やるなら、だけど……」この4か月でさ、気が変わっててくれないかな……ヤー=ヴォさん
天ケ瀬 茜:「……。とりあえずは、準備を始めていかないと」荷造り開始!
砂漠での旅に何が必要なのかは見当がつかないが、思いつく限りの支度をする。
日差しから身を守るためのもの。自分はともかく、最低限ウマや小鳥のための飲み水…。
幸い、イェニーの言い方からすると、砂漠へ到達してからすぐに町があるとのことだ。
歩き始めてから何か足りないことに気付いたとしても、調達はできるかもしれない。
天ケ瀬 茜:えーん…… 地図を何度も確認したし、鞄買ってよかったな~をしつつ荷造りをして
天ケ瀬 茜:朝のうちに出発できるタイミングを相談して、お礼を言って回る……!部屋もそれまでに片付ける!
世話になった一家に相談をし、最初に世話になった漁師にも礼を言いに行く。
漁師:「元気そうでよかった!…ってそっか、もう発つのかぁ」4か月って言ってたもんな…
漁師:「達者でな、道中気をつけていきなよ!」
天ケ瀬 茜:「うん。……色んな人と出会って、楽しい日々だったから……ここを離れるのは寂しいけれどね」もうすっかり……
天ケ瀬 茜:「どのくらいかかるかはわからないけど、また戻ってくるから。その時は挨拶に来るよ」
天ケ瀬 茜:「君に相談して良かった。本当にありがとう」
漁師:「そっか!そりゃあよかった」「はは、君はどこ行っても大丈夫そうだけど…」
漁師:「ああ、また立ち寄ったら是非とも声かけて」
こちらこそ、元気で。そう言葉を交わして別れる。
そうして……出発の日。
家族は弁当を持たせてくれ、イェニーは何度もあなたの肩を叩いて言う。
イェニー:「ほんと、危なくなったら引き返してね!」
天ケ瀬 茜:「あはは、うん。そうするよ。心配してくれてありがとう」
イェニー:「ん。人で賑わってる町ならいいけど、そうじゃない場所は近づかないに越したことない」
イェニー:「気を付けてね。いってらっしゃい!」
天ケ瀬 茜:「わかった、気を付ける」
天ケ瀬 茜:「いってきます!またね」
あなたは、手を振って彼らと一時の別れをする。
お礼を言って回る折に、人々にムホールの地への行き方を聞いてみたが、
誰に聞いても、ムホールの地について知っている者はほとんどいなかった。
唯一、ゲテクがおおよその場所を教えてくれたのみだ。
その彼から聞けたのも、『この世界の東の果て』にあるということだけ。
果て。
どれほどの旅路になるか、見当はつかない。
それでも、シマウマと小鳥とともに、あなたは東の荒野へ踏み出した。
…
ニシィ=ヴァシュを出たあなた。
ハズス=クレグという土地を避けて迂回するようにして、オオス=ナルガイの地を進む。
ムホールの地への行き方を聞いて回った際に、何人もに危険だと言って聞かされたためだ。
聞けば、この地は統治する者がなく法もないために、密輸商人や盗賊、奴隷商人の都合の良い隠れ場所になっているという。
近付けばどんなことに巻き込まれるかわかったものじゃない、と、特にイェニーらから厳しく言われたことだろう。
そこを迂回すれば、やがて見たことのある景色に差し掛かる。
この世界にやってきたときに世話になった、ユスの修道院が遠くに見えた。
▶《 夢見 》の成長を10回行う。
天ケ瀬 茜:10b100<=96 夢見
Cthulhu : (10B100<=96) → 98,71,38,36,7,19,95,70,16,92 → 成功数9
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢見を10増加(96 → 106)
天ケ瀬 茜:やばいって
やばいな…
▶《 乗馬 》または《 生物学 》の成長ロール *1回
天ケ瀬 茜:CCB<=31 【乗馬】
Cthulhu : (1D100<=31) → 3 → 決定的成功/スペシャル
え、えらい…
天ケ瀬 茜:あのさ……
天ケ瀬 茜:1d10
Cthulhu : (1D10) → 7
天ケ瀬 茜:びっくりしたね
ほんとにね
別の神々を祀る聖堂がいくつも並び建つその光景は、初めて見た時こそ不思議で奇妙なものに思えたが、
この長い期間でこの世界の宗教観にいくぶんか慣れてきた今は、その違和感すらも薄れてしまっていた。
今は、どこか懐かしさすら覚えることだろう。
天ケ瀬 茜:「……あそこに着いてからずいぶん経ったな……」えーっと、2週間旅して……そっからまた2週間で……
天ケ瀬 茜:「どうなってるんだろう、そういえば……元の世界の方って」今ちゃんと心配した
天ケ瀬 茜:「まぁ、いいか。今心配したところで戻れるわけでもないし」
戻る方法を急いで探している…というわけでもないし、急いで戻る必要があるわけでもない。
それよりも目先の目的、もといこの先の砂漠をまずは安全に抜けることだ。
ユスの修道院が見えなくなってから、さらに幾日か走っていると、やがて前方に広大な砂漠が見えてきた。
方角は間違っていないはずだ。この砂漠を進むことになるのだろう。
それからは、景色の変わらない砂原をひたすら駆ける時間が続いた。
…
出発するときに用意してきた食料も底を突き、2日ほど飲まず食わずが続く。
食べなくても生命活動に支障はなさそうだ、というのはこの世界にやってきたときに気付いたことではあったが、
しかし『水も飲まずに砂漠を進んでいる』という事実を意識すると、気持ちの面で体力が擦り減っていく。
実際に喉は乾くのだから仕方がない。
…それも『砂漠にいるから喉は渇くはずだ』という常識からくる錯覚かもしれないが…
そんなことを考えている場合でもなかった。
喉が渇く、とかいう以前に、この真上から降り注ぐ日光にも気が滅入っているのも事実だった。
そうしていれば、蜃気楼の向こうに小さな都市が見えてきた。
エキゾチックな雰囲気のその都市では、路上に点々と市場が開かれており、絹やら香辛料、果物が並んでいる。
道行く人に聞けば、この都市は『ガク』というらしかった。
▶《 乗馬 》または《 生物学 》の成長ロール *2回
天ケ瀬 茜:CCB<=38 【乗馬】
Cthulhu : (1D100<=38) → 91 → 失敗
天ケ瀬 茜:1d10
Cthulhu : (1D10) → 1
天ケ瀬 茜:CCB<=39 【乗馬】
Cthulhu : (1D100<=39) → 67 → 失敗
天ケ瀬 茜:1d10
Cthulhu : (1D10) → 9
天ケ瀬 茜:「……」喉も渇いてるし、鳥と馬の餌が心配になってきたしで……
小鳥:チー…
シマウマ:ワウ…
天ケ瀬 茜:「あ、あれ……」都市!!! 鳥ーーーーーッ!!!かわいそう…… ウマーーーーーーッ!!!ごめんね
天ケ瀬 茜:「イェニーが言っていたところだよね。きっと寄ってみよう」って行ったし
天ケ瀬 茜:市場だーーー!!!!ガクだーーーー!!!!
砂漠のど真ん中にあるためか、人の出入りが多い都市ではないのだろう。
繋ぎ場へ、自分以外に旅人が馬を繋いでいる様子はない。
砂漠のどこかしこに転がっている何かの生き物の骨を見れば、誰にでも、この砂原がいかに過酷かを理解できるだろう。
骨からはこの生き物が生前どんな姿をしていたのかは推測できないが…
これが現実世界にいたとすれば、人々は「キメラだ」とでも言うのではないか。そんな形状。
そんな砂漠の中にあって人の営みが感じられるこの市場へ、あなたは旅路に必要な物資を買い込みに行く。
天ケ瀬 茜:やったーー!!行く行く!!……キメラ!?
天ケ瀬 茜:「何か……果物とかが買えるといいね。君はここで待ってて」馬繋ぎ
天ケ瀬 茜:市場に行ってみた!「ええと、……」果物……
市場はスパイスの香りに満ち、その色合いが目を楽しませることだろう。
サボテンのようなものから、スイカのようなものまで。基本的に皮が分厚く、ナイフで削いで食べるものが多い。
ここでの果物は、デザート、というより単に水分補給としての意味合いが強いらしい。
天ケ瀬 茜:「……」こう、それこそいちごとか……ベリー系があったらと思ったけど……ないな、そういうの
天ケ瀬 茜:「どれなら君が食べられるかな。この……マンゴーとか?」手に取って鳥ちゃんに近づけてみる 食べられそう?
小鳥:「ピッ」 ツンツンしようとする
天ケ瀬 茜:「ん、大丈夫そう」じゃあ買おう! 「すみません、これ……3つほどください」
露天商は「はいよ」と短く言って、宝石と引き換えにマンゴーらしき果物を3つ、直で渡す。
天ケ瀬 茜:「ありがとうございます」やった!
天ケ瀬 茜:買ったのをナイフで切ってちょっと鳥にあげた
小鳥:「ピー!」食べる
小鳥:くちばしで千切っては食べ 千切っては食べ
天ケ瀬 茜:「よかった、おいしそうだね」うれし!
天ケ瀬 茜:「あとは……」シマウマ用に……野菜とか果物もちょっと買って
天ケ瀬 茜:水が汲める場所があれば水も調達する!
天ケ瀬 茜:あ、あと!近くの人に聞いておきたいよね
天ケ瀬 茜:この先がどうなってるか……
物資や水を調達し、市場を出ようとして……ふと思い立って、露店で聞いて回る。
しかし、砂漠地帯のこの場所であっても、ムホールの地がどうなっているのかを知る者はなく、
驚くことに、名前すらも知らない人々までいたほどだ。
ただ、ムホールの地ではないが、この先について、
露天商:「この先に、既に滅んだ都市がある」
露天商:「そこには入らんほうがいい。あそこに入った奴は誰も帰ってこん」
と、忠告をしてくれる露天商がいた。
天ケ瀬 茜:怖い話聞いた……
天ケ瀬 茜:「わかりました、ありがとうございます……」って返したし、
天ケ瀬 茜:町を出ようとシマウマのところに戻って餌をあげながらね
天ケ瀬 茜:「どうなってるんだろうね、この先は……。砂漠もずっと続くようだし……」
天ケ瀬 茜:「帰ってこれるといいけれど……」
シマウマ:ムシャムシャ
天ケ瀬 茜:かわいいね
天ケ瀬 茜:撫で…… 「私は旅に慣れていないから、君が頑張ってくれていて助かるよ」よしよし
シマウマ:「ワウッ」素直に撫でられる
天ケ瀬 茜:「さ、……行こうか。少し買い物ができてよかった」いこ~~~
短い時間とはいえ、少しでも休憩ができたのは、体力的にもそうだが精神的にもよかったかもしれない。
あなたは気持ちを新たに、砂漠を進むこととなるだろう。
…
それからはまた、人里の見えない砂漠が続く。
道中で唯一見かけたのは…
砂から突き出した巨大クリーチャーの歯のような不気味な形をした門を持つ、都市の廃墟だった。
あなたの直感が、その廃墟には近づくべきでないと囁く。
そしてその直感はきっと正しいのだろう。ここは、"入るにあたわざる都市"だ。
▶《 乗馬 》または《 生物学 》の成長ロール *1回
天ケ瀬 茜:CCB<=48 【乗馬】
Cthulhu : (1D100<=48) → 3 → 決定的成功/スペシャル
天ケ瀬 茜:1d10
Cthulhu : (1D10) → 3
ずっとえらいな…
天ケ瀬 茜:いっぱい仲良くなったかも
道中、何匹ものクリーチャーを目撃することになるだろう。
夜になれば空を飛ぶトカゲを、日中は貪欲に獲物を探す雲のような形状の化物を、
たまに見つけた川の中では、鋭い牙を持ったピラニアのような魚を。
そんな旅路の途中、ちょっとしたアクシデントが起こった。
夜、シマウマを休ませるために、肉食獣に見つかりづらい木陰で休んでいた時のことだ。
その休憩中、気づくと荷物がなくなっていた。
見ると、そこには猫ほどの大きさの生き物がおり、荷物を引きずって逃げようとしていた。
ネズミのような体に激しく動く大きな尾、くちばし状の口を持った動物だった。
全体の印象としてはリスに似ている。
▶
▶あるいは呪文を使ってもよい。
▶《 夢の知識 》+1%
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢の知識を1増加(37 → 38)
天ケ瀬 茜:「あ!!こら!!!」こらーーーー!!!!
スナウター:タカタカ…
天ケ瀬 茜:待て待て!!グリッサンドの歌!使うか
天ケ瀬 茜:「ええと、あれは……」MPを使うから……
天ケ瀬 茜:自分からMP13と、指輪から10使う!
OK!
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のMPを13減少(14 → 1)
▶《 1d100 》※100のみ失敗
天ケ瀬 茜:1d100
Cthulhu : (1D100) → 98
あ、あぶねぇ…!
天ケ瀬 茜:あっぶね……
あなたは、魔導書に刻まれていた呪文を唱える。
すると、あなたがのばした手のひらのすぐ上の空中に、銀の針が多数集まった小さな塊が現れた。
スナウターは、ふいにぴたりと動きを止め、そちらのほうに聴き入っている。
残念ながら、肝心の音は自分の耳には届かないが……
しかし、奪い返すには十分な時間が得られたことだろう。
スナウター:……🌸
天ケ瀬 茜:よかった、使えた…… 荷物を取り返してから
天ケ瀬 茜:「こら、だめだよ」
天ケ瀬 茜:「気をつけないとなあ」
あなたが荷物を無事に取り返してしばらくすれば、はっと現実に戻ってきたそいつは慌てて逃げ出していった。
スナウター:💦
天ケ瀬 茜:かわいいな……
天ケ瀬 茜:「……」もう 「大丈夫だった?」シマウマさん、鳥さん
あの小動物と格闘していた物音で目を覚ましたのだろう、あなたが近づけばシマウマはブルルと鼻を鳴らした。
流石は本来であれば野生の生物と言うべきか。
敵にすぐに反応して逃げられるよう、眠っている間でも物音には敏感なのだろう。
小鳥:zzz…
天ケ瀬 茜:「うん、いい子。……もう大丈夫だからね、もう少し休もう」撫でて
天ケ瀬 茜:鳥を見て…… 「君も大丈夫そうだね、……少し心配だけど」起こさないように自分も休もう……
あなたは周囲にもう敵の影が無いのを伝え、再び休むことになる。
荷物の中身は幸いにも無事のようで、明日からの旅に支障はないだろう。盗られていたら本当に危なかった。
▶《 乗馬 》または《 生物学 》の成長ロール *1回
天ケ瀬 茜:CCB<=51 【乗馬】
Cthulhu : (1D100<=51) → 68 → 失敗
天ケ瀬 茜:1d10
Cthulhu : (1D10) → 4
…
旅は続く。
やがてあなたは、暗い谷にたどり着いた。
そこには暗い粘着性の水たまりのようなものが広がっており、ゆっくりとたゆたっていた。
昼間でも沈んだ雰囲気のその谷には、石造りの高い塔が建っている。
あなたはその塔に呼ばれているような気がして、ふらふらと塔に踏み込む。
そこには大きな翼が生えた、ヒキガエルのような、あるいはイカに似た存在がいた。
それは妙に漠然としており、目を離すと姿を変えているような不安感を煽った。
物理法則を反した不定形のものは、まさしく悪夢の中で出会う存在のように思えた。
▶《 SANC(1D3/1D10) 》
天ケ瀬 茜:CCB<=44 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=44) → 60 → 失敗
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1D10(→ 9)減少(44 → 35)
▶《 アイデア 》
天ケ瀬 茜:CCB<=80 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=80) → 10 → スペシャル
▶《 DST 》
天ケ瀬 茜:DST
Cthulhu : 悪夢の効果((1D6) → 4) → 探索者の仲間の一人、あるいは近くにいる植物か動物が、恐ろしい怪物に変身する。
あなたの傍に生えていた植物が、ぐねり、ぐねりと気色の悪い姿へ変貌していく。
空が黒い、気がする。どこまでが夢で現実なのか、……否、最初からこれは夢だったか。
翼の生えた大きな存在は、あなたに向き直ると、翼を広げた。
そこには暗黒そのものを固めたような宝石があった。
これまでに見たあらゆる宝石のどれにも似ていないそれは、輝きではなく、無窮の闇を思わせた。
目の前でその宝石は分裂し、そのうちひとつが、あなたの足もとに転がった。
手が伸びる。宝石に触れる。
宝石はどろりと溶けた。いや、溶けたのはあなた自身だったのか。
全身が闇の中に溶けるような心地がした。
あなたは気づく。
否、あなたの中にいる『何か』がそう告げている。
『この宝石は異形の神々の手によって捧げられた、宇宙の総帥アザトースのためのものである。』
『彼は眠り、夢を見ている。』
『あらゆる覚醒の世界を、アザトースが夢見て作り出しているのだ。』
『そして自分の中に存在するもの、』
『それはアザトースの宮廷で佇むかれの息子・ニャルラトホテプであった。』
…
闇が塔を囲んでいる。
翼を持つ存在の傍らにある宝石から、何かがにじみ出してくる。
それは群れだった。
それはあなたの目に、恐怖そのものとして映った。
あなたの記憶の中の、最も恐怖に近しいもの。それが目の前にあった。
それは悪夢、どのような時であってもあなたにとって悪夢であると感じ取れるビジョンだった。
▶《 SANC(1D6/1D20) 》
天ケ瀬 茜:CCB<=35 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=35) → 34 → 成功
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1D6(→ 6)減少(35 → 29)
▶《 アイデア 》
天ケ瀬 茜:CCB<=80 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=80) → 22 → 成功
▶《 DST 》
天ケ瀬 茜:DST
Cthulhu : 悪夢の効果((1D6) → 2) → 突然、自由に逃げ出す事ができなくなる。
道が無限に続いているように見えたり、身体が突然麻痺したり、超スローモーションでしか逃げられない。
咄嗟に、逃げようとする。
しかし、体が硬直しているのか、あるいは周囲がおかしいのか。
逃げても逃げても、逃げているような気がしない。
相手は常に自分の真後ろにいて、道はどれだけ走っても同じ場所にある。
どうにかしなくてはならない。
けれど、直感したこともある。これが、ヤー=ヴォの言っていた『恐怖の具現化』だ。
天ケ瀬 茜:「……っ、いや、だ」逃げないと……逃げられない
天ケ瀬 茜:「こんなもの、なんで……」どうにか、どうにか?! 一旦は距離とろうとするけど、結局逃げられてなくて……
天ケ瀬 茜:「……」このままだと自分は帰れないし、ここまで来てくれた子たちも危険だろうし
天ケ瀬 茜:「じゃあ、……もうこれしか……!」ない! 魂ってやつ!捕まえるか!!
▶コスト [ 24MP / 2D6正気度 ]
天ケ瀬 茜:自分から13と、指輪から11!
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のMPを13減少(14 → 1)
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の銀の指輪を11減少(40 → 29)
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを2D6(→ 4)減少(29 → 25)
視界に映るそれらに惑わされないように意識を尖らせ、対象となるそれを探す。
そいつは依然場所を変えずにその場に佇んでいた。
それでも
あなたは目を逸らさないよう、しっかりと翼の生えたそれを見据える。
意識を集中させれば、あなたの目の前に小さな点が形成されていく。
それは形を歪めながら徐々に大きくなっていき、最終的に直径15cmほどの銀色の球となった。
あなたのそのイメージに従うように、銀色の球はまっすぐに夜なるものへと向かっていき、その魂を盗んだ。
夜なるものは動きを止め、粘着質な暗黒へと変貌し、その場にたゆたい始めた。
盗まれた魂のこもった球は、宝石に似た暗黒で、見ていると吸い込まれるようだった。
じっと見つめていると、内側から恐怖がにじみ出てくる。
あなたはふと身震いする。
──ともかく、自分は目的を果たしたのだ。
天ケ瀬 茜:「はぁ……よし……。どうにか、できた……」
天ケ瀬 茜:「……。真っ黒……」ふう、と息を吐いたけど
天ケ瀬 茜:「誰もここに来ない理由が分かったね。……私たちも早く帰ろう」
天ケ瀬 茜:「さすがに……難題すぎるって言いに行かないと……」
天ケ瀬 茜:帰ろ…………
あなたは目的を果たし、帰路につく。
また一年の旅をシマウマと共に過ごすかと思えたが……
……異変が起こった。
あなたはいつのまにか、暗い森の中にいた。来たときには通らなかった森である。
その広大な森には菌類がはびこり、いかにも怪しげな雰囲気である。
土壌は菌類のために腐敗し、そこからは巨大なキノコが大きなかさを広げていた。
木々のように影を落とす巨大なキノコの合間には、青白い菌糸が幾本も渡っている。
キノコそれ自体が歌っているような、不気味な鼻歌のような音楽がかぼそく流れていた。
……あなたは、その森の奥から「こちらへおいで」という声が聞こえたのに気づく。
天ケ瀬 茜:「え、……」どこ!?!?!??!?!?!!?!?
小鳥:? キョロキョロしてる
天ケ瀬 茜:「道を間違えた……?いや、そんなことはないはず。砂漠の中にこんな場所があったら気が付くはずだし……」
天ケ瀬 茜:「……」って考えてたら、なんか聞こえたな……
天ケ瀬 茜:「……。進めそう?」シマウマに声をかけたし、鳥はそっと撫でた
シマウマ:「ワウ」首を振った
天ケ瀬 茜:「そう、……じゃあ、進んでみよう」後ろを見たけどたぶんそっちも森だろうし……
キノコを迂闊に踏みつぶさないように、気を付けて歩いていく。
そちらへと向かっていくと、そこには、ひとりの男性がいた。
彼は非常に見目麗しく、がっしりとした体格をしており、穏やかな表情を浮かべている。
白いキノコでできた玉座に腰掛けた彼は、傍らに馬と狼を携え、あなたに向かってこう言った。
ロビグス:「我が宮廷のスナウターが失礼をした。お詫びにお招きしたのだ」
天ケ瀬 茜:「……、ああ……」あの時の? 「いえ、結局盗られたものはなかったですから……」
天ケ瀬 茜:「ええと、お気遣いをありがとうございます……?」
ロビグス:「うむ、そのようだな。とはいえ悪戯をしたのも事実だろう」
ロビグス:「何、あれは己の従僕でも何でもないのだが……よくここに出入りしていてな」
ロビグス:「顔見知りが人に粗相をするのは、見ていて心地の良い物ではあるまい?」
天ケ瀬 茜:「なるほど、そうでしたか」
男は「そういうことだ」と言うと、改めて、腕を広げ言う。
ロビグス:「此度は、大いなるもの・ロビグスの宮廷にようこそ」
ロビグス:「夢はねじれ、時に思いがけぬ場所と場所を繋ぐものだ。」
ロビグス:「詫びと言っては何だが…… おっと、ちょうど間が悪いか」
ロビグス:「これからゴブリンとキノコが饗宴の踊りを踊る。もののついでだ、見ていくがよい」
天ケ瀬 茜:「……」ん? うん…… ん?
天ケ瀬 茜:「は、はい……」
本題はその後だ、と言わんばかりに、ロビグスと名乗った男はそちらに視線を向けた。
そして目の前で踊りが始まった。
あたりにはゴブリン、小さな妖精たちが現れ、キノコとともに踊り始める。
ゴブリンたちはあらゆる姿をしていた。
長い鼻をしている者、巨大な口を持つ者、頭がふたつある者など。
彼らは菌類の森で、彼らの神のためのダンスを懸命に捧げている。
▶《 SANC(0/1D6) 》
天ケ瀬 茜:CCB<=25 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=25) → 2 → 決定的成功/スペシャル
クリチケを…
天ケ瀬 茜:かわい~
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のCTを1増加(0 → 1)
ひとしきりダンスが終わると、ロビグスは言う。
ロビグス:「さて、話の途中だったな」
ロビグス:「詫びとして、あるいはこの饗宴に花を添えてくれた礼として、ドリームランドのどこかへ送り届けてやろう」
天ケ瀬 茜:かわい~と見ていた 「え、……いいんですか。ありがとうございます」どうやって?
ロビグス:「ああ。向かいたい場所をどこでも言うといい」
天ケ瀬 茜:「でしたら……ニシィ=ヴァシュにお願いできますか」
ロビグス:「ニシィ=ヴァシュか。構わないとも」
ロビグス:「ついでに、これは手土産だ。好きにするといい」
その言葉を聞いた、次の瞬間。
あなたががまばたきををすれば、ニシィ=ヴァシュに立っている。
隣にはシマウマと小鳥、自分の腕はキノコをいっぱいに抱えていた。
-------------
23【大いなるもの-ロビグス】
地球とドリームランドの神、大いなるものの一柱。
見目麗しく体格の良い男性の姿をしており、白いキノコの玉座に座っている。
彼はキノコと病についての神であり、獣の神でもあるかもしれない。
敬意を払うものにはちょっとした恩寵を授けることもある。
-------------
▶《 夢の知識 》+2%
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢の知識を2増加(38 → 40)
天ケ瀬 茜:「……」きょとん………… 手元を見て
天ケ瀬 茜:「キノコ、だ……」きょろ…… 「ニシィ=ヴァシュ、だよね……」
シマウマ:「バウ……?」
天ケ瀬 茜:「みんなもいる」よかった シマウマさんと鳥さん……
小鳥:「チチ」
天ケ瀬 茜:「……帰ってこれたんだ。 ああ、踊りのお礼を言い損ねたな」小鳥撫でた
天ケ瀬 茜:「…………。とりあえずは、帰ってきたって報告をしに行きたいところだけど……。その前にこれをどうにかしちゃおうか」キノコ
天ケ瀬 茜:ゲテクさんの店にいこ!
OK!
この中の1種類を、ゲテクの店で見たことがある。
あの店は珍品屋という話であったから、必然的にこのキノコは珍品ということになるのだろう。
もしかしたら、この種類に限らず他のキノコも……。
少なくとも、タナール丘陵の旅路では一度も見たことのなかったものばかりだ。
あなたは早速ゲテクの店へ向かい、ゲテクに見せることにした。
ゲテク:「おや、随分と早いお帰りだ。お客さん」
天ケ瀬 茜:「うん、色々あってね」
ゲテク:「そうかい。しかし、随分とまた妙なものを抱えている」 「どこかで買い付けてきたのかね」
天ケ瀬 茜:「そういうわけではないんだけれど……奇妙な縁でもらった、でいいのかな……」
天ケ瀬 茜:「これの価値がわからなくて、君に聞くのが一番だろうと思ってね」来てみた
ゲテク:「なるほど。どれ、失礼」
ゲテクはそう言って、あなたがカウンターに並べたキノコを1つ1つ鑑定していく。
ゲテク:「……ふむ、このあたりは市場に出回ったことはないだろうね」一部のキノコを指で回しながら見て
ゲテク:「私に売ってくれるなら、500は下らないだろう。どうだね」
天ケ瀬 茜:「へぇ……。どんなキノコなのか全くわからないけれど……」
天ケ瀬 茜:「だからこそ、分かる人の手に渡る方が安心だ。君に売るよ」
ゲテク:「そうかい、毎度ありがとう、お客さん」
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を500増加(516 → 1016)
ゲテク:「また何か御入用の時は立ち寄っておくれよ。ご贔屓に」
ゲテクは店の奥から宝石を持ち出し、対価としてそれの入った大袋を手渡すことだろう。
見た目の割にさほど重くはない。…もっとも、これを気軽に持って散歩する気にはとてもならないだろうが。
天ケ瀬 茜:「うん、ありがとう」受け取って…… おお……どうするんだ、この宝石……
天ケ瀬 茜:「……ああ、そうだ。君から買った本、あれもとても役立った」
ゲテク:「それはよかった。見えた未来に間違いはなかったね」
天ケ瀬 茜:「うん。……その、私の未来。この先は何かわからないの?」思わず
ゲテク:「視ることはできる」
ゲテク:「が、安心するといい。私の商品が他にも必要になる場面は、今のところはなさそうだ」
天ケ瀬 茜:「そう……。それなら少し安心した。ありがとう」
天ケ瀬 茜:「また、……機会があればよろしくね」ばいばい!
ゲテク:「ああ。またのお越しを、お客さん」
天ケ瀬 茜:店を出て、いっぱい入ってる袋を見て…… シマウマさんと鳥さんを見て……
天ケ瀬 茜:「君たちも少し休みたいよね。イェニ―のところで少し休憩してからヤー=ヴォさんのところへ行こうか」食堂へ!
膨大な額の収められたずだ袋を、改めて茫然と見やる。
とにもかくにも、あなたの一年ばかりをかけたムホールの地での旅は、
人間には到底信じがたい額の "
…
もはや懐かしい食堂の扉を開ける。
イェニー:「いらっしゃー 、……」
イェニー:「えっ!」
イェニー:「びっくりした、おかえり!?」
天ケ瀬 茜:「イェニ―!……ただいま!」うれしー!!!
イェニー:「よかった、無事……」五体を見る 手足ついてる 「……そうね!」
イェニー:「は~~~……いや、長かったから心配したよ!」
天ケ瀬 茜:「うん、無事だよ。怪我もしてない」大丈夫!
天ケ瀬 茜:「思ったよりも早くは帰れたんだけど、それでもだいぶかかったよね……」ながかった……
イェニーは「お父さんお母さん、アカネ帰ってきたよー!」と厨房に声を張り上げ、
その声に、両親より先に食堂の漁師たちが反応する。ウオオ
イェニー:「これで早いんだ!? 大変だったわね」
イェニー:「ほら、休んだ休んだ。お腹減ってる?……っていうか結局ムホールまで行ったわけ?」
天ケ瀬 茜:「あはは、ありがとう」 「そうだね、何か食べ物をもらおうかな。今日のおすすめを」
天ケ瀬 茜:「ムホールにもね、行ってきたよ。……君が言う通り、行って楽しい場所じゃなかった」
イェニー:「オッケー、ちょっと待っててね」
イェニー:「ああ……やっぱ噂に違わずなんだ。ほんとお疲れ様、元気そうでよかったわ」
イェニーは厨房に行って注文を伝えれば、すぐに戻って来てまた話に興じる。
やがて、舌平目のソテーが運ばれてくることだろう。心なしか、普段出しているものより量が多い。
天ケ瀬 茜:「……?」ん?多いな 「いただきます。……うん、変わらずおいしい。久しぶりに食べたな」ああ……
イェニー:どうぞどうぞ 「ふふ、でしょう。ちょうど沢山獲れたんですって、今朝」
天ケ瀬 茜:「そっか、ちょうどいい時に帰って来れた……」周りを見て 「みんなも変わらず元気そうでうれしいな」
天ケ瀬 茜:「イェニ―たちも変わりはない?」
イェニー:「帰ってくるってわかってたら、もうちょっと残しておいたんだけどね。あんたに出したこれで完売」
イェニー:「ええ、みんなも私も相変わらずよ。おかげさまで」
イェニー:「……あー、ちょっと人手が無くて不便はしたわね。以前に戻っただけだけど」
天ケ瀬 茜:「ふふ、こんなに出してもらえたら十分だよ」ありがとう!
天ケ瀬 茜:「それならよかった、けど……。そうだよね、昼時は本当にお客さんが多いから」
天ケ瀬 茜:「……また、ここで君たちと働いて過ごすのもとても魅力的なんだけれど」
天ケ瀬 茜:「……」うーん……行かなきゃいけないところがあって
イェニー:ふふ、として
イェニー:「いいよ、わかってる。行ってらっしゃいよ」
イェニー:「手伝って貰えたら嬉しいけどね! 気が向いたらまた来て頂戴」
天ケ瀬 茜:「……うん」うう~~~~~~~
天ケ瀬 茜:「でも、今日はこのまま……また部屋を借りてもいい?急で悪いんだけれど」
イェニー:「それは勿論!」
イェニー:「あんたが片づけてくれたから、あそこはそのまんまなの。好きにして」
天ケ瀬 茜:「ありがとう、少し荷物を整理したら店も手伝えるから」
イェニー:「あはは!流石にいいよ、砂漠帰りの人働かせてたら私が客からブーイング受けるから」
天ケ瀬 茜:「そう……?じゃあ、お言葉に甘えて今日は休ませてもらおうかな……」
天ケ瀬 茜:「料理、おいしかった」ごちそうさまをしました
イェニー:「そうして。元気そうだけど、それでも気疲れとかはあるでしょ」
イェニー:「はーい、お粗末様!」
天ケ瀬 茜:ありがとう、を言うし 「ええと、この料理は……」と少し多めに宝石を出して
天ケ瀬 茜:「それと」店の中のお客さんを数えて……あ、あの人今日も来てる
天ケ瀬 茜:「これで、みんなにお酒を出してあげてもらえるかな?歓迎してくれたお礼」臨時収入あったから
イェニー:「えっ、こんなに大丈夫? いいけど」
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の宝石を200減少(1016 → 816)
天ケ瀬 茜:「ふふ、旅で思わぬ拾い物があったんだけれど、持ち歩くのはちょっとね……せっかくだから」
イェニー:「そ? …まぁそれもそうか、じゃあ有難く」 おーい野郎ども!!
野郎ども:ウオオオオオオ!!!!!!!
天ケ瀬 茜:「おいしく食べて飲んでねー!」
その日の食堂は、海賊が詰めかけたかのような酒場と化し…
あなたも巻き込みながら、日中から夜まで、あるいは翌朝まで宴は続いた。
両親とイェニー、それから結局忙しくなったあなたは、朝になってようやく、へとへとで眠りについた…
…目が覚めれば、陽もすっかり高く。
イェニー:「まったくもー……仕事どうしたのよあの人たち……」
と、げんなり顔のイェニーが『
天ケ瀬 茜:「あはは……。ごめん、忙しくさせちゃったね。楽しかったけど」
イェニー:「あ、おはよ。いやいや、ほんと皆楽しそうだった。ありがとうね」
イェニー:「父さんも珍しくさ、途中ちょっと厨房放ってテーブルでお酒飲んでたもん」
天ケ瀬 茜:「おはよう。ああ、確かに……私は初めて見たな、ああやってお客さんと飲んでるテンさん」
イェニー:「うん、私ですらかなり久々に見たもの」「お祭り騒ぎだったねー」思い出し、思わず笑う
天ケ瀬 茜:「そっか。嬉しかったな、……ああしてたくさんの人と一緒に騒ぐ機会、今まであんまりなかったから」
天ケ瀬 茜:「今日は……、ヤー=ヴォさんのところに行ってくるね」
天ケ瀬 茜:「夜は……また泊めてもらうことになるかもしれないけど、次の場所に行く準備をしてると思う」
イェニー:うん、うん、と聞いていて 「そっかぁ…」
イェニー:「…うん!わかった。じゃあお別れはその時にね」
イェニー:「あ。でも、ここを発ってからもまたいつか顔見せに来てくれるでしょ?」
天ケ瀬 茜:「うん。そうだね、ここのことが大好きだから」また来るよ
イェニー:「へへ」「じゃあ別れの言葉もあっさりにしとこっかな。そっちのがそれっぽいよね」
天ケ瀬 茜:「ふふ、『またね』って、それくらいにしておこうかな。私も」
イェニー:「そうしよ!」にこ
イェニー:「じゃあ、とりあえずはいってらっしゃい!」
天ケ瀬 茜:「いってきます!」っしゃ!
あなたはヤー=ヴォのアトリエへ向かう。
ヤー=ヴォ:「……随分と早かったな。途中で断念したのかね」
ヤー=ヴォはあなたの来訪に少しばかり驚いてから、そう言って迎える。
なにせ復路をすっ飛ばしているのだ、そう思われるのも無理もない。
天ケ瀬 茜:「……ちゃんと、覚えてくれてたんだ」これはあの 自分的には諸々で思ったより時間がかかったため
天ケ瀬 茜:「行ってきたよ、ムホールまで」
ヤー=ヴォ:「彫像の依頼でもなしにこのアトリエを訪れるのはお前くらいのものだ」
ヤー=ヴォ:「そうか。夜なるものには遭遇できたか」
天ケ瀬 茜:「そう」 「……会ったよ。魂も……多分持ってこれた」はい、鞄から出して差し出す
ヤー=ヴォは成程、と相槌を打ち、あなたから球体を受け取る。
そうして、あなたから夜なるものの様子なり、容姿なりを事細かに尋ねることだろう。
ヤー=ヴォ:「ふむ、そうか。ご苦労だった」
そう言って、そのガラス球が割れて中身が解放されないよう、厳重にしまうことだろう。
天ケ瀬 茜:「……」 「聞いてもいい?なんで、それを彫ろうと思ったの。……もっと、美しいものもたくさんあるのに」
ヤー=ヴォ:「私は、どの像にも特別な感情はない。美醜にも関心はない」
ヤー=ヴォ:「であるから、理由があるとすれば、かねてより人々が私に彫るよう求めていたからに過ぎん」
それに対してなぜ、と口にするなら、ヤー=ヴォは少しの間を置いて言う。
ヤー=ヴォ:「……人々がなぜ神像を欲するか、わかるかね」
天ケ瀬 茜:「……」考えて 「具体的な対象物がある方が、感情を……そこへ向けやすいから?」って思うかな
ヤー=ヴォ:「ああ。おおよそそれで相違ないだろうな」
ヤー=ヴォ:「修道院に限らず、ああいう存在を『神』として信仰するもの達…」
ヤー=ヴォ:「連中は、自らが崇めるための偶像を求める。」
ヤー=ヴォ:「一方で、彼らを『理解の及ばない脅威』と恐怖し畏れるものたちもいる」
ヤー=ヴォ:「彼らは像のようなもので姿かたちを認識して、恐怖を和らげようとするのだよ。」
ヤー=ヴォ:「お前に見てきてもらった夜なるものとは……人々が誰しも抱いている、"夜への恐怖心" から生まれたものだ。」
ヤー=ヴォ:「であるから、こうして夜なるものの像を求められているのも…」
ヤー=ヴォ:「夜を恐れる人々が、しかし夜への恐怖を克服しようとしている証左である。無碍にはできん」
天ケ瀬 茜:「……なるほど、」ごめん、興味本位だろと思っていて
天ケ瀬 茜:「あれは夜だったんだ……」名前にあったけど 「そっか、……だから、あなたは神を彫るんだね」
ヤー=ヴォ:「それが全てではないがな。」
ヤー=ヴォ:「……それで、交換条件に、神の話を聞きたいのだったか」
天ケ瀬 茜:「うん、……今の私の状況に関わっていることなんだ」
ヤー=ヴォ:「ふむ。……お前は覚醒の世界の人間だな。そちらの事情は私にはわかりかねるが」
話せることは話そう、と、ヤー=ヴォは以下の話をする。
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21【神を作り出すということ】
ヤー=ヴォはその彫刻の才能により、自分の似姿たる神・ヨプを作り出した。
作り出した偶像彫刻には力と魂が宿り、ヤー=ヴォの彫刻をよりいっそうよいものにした。
このように、人間は神を作り出すことができる。
それにはヤー=ヴォのような熟練の技術と才能、そして深い考察が必要だ。
そして神のモデルとなったもの(ヤー=ヴォの場合自分自身)に敬意を払うことも必要である。
ヤー=ヴォは自分の似姿を神として作り出し、信仰を捧げている。
これは『自分を信仰する』ということとは異なっている。
それは自分の中の"より良い部分"を信じるということに近い。
それは、自分と神とをはっきり切り離しておくということでもある。
理想化された自分としての神を信仰することで、自分は神ではないという理解が行えるのだ。
また、ヨプは、その存在によって、ヤーヴォの技術を完璧なものにしている。
彼は神を信じることによって、完全無欠な能力を手に入れている。
神の力を借りれば人は時に完全無欠な存在になることができる証左となるだろう。
バクが今産まれつつある神なのだとしたら、
自分のような才能ある人間が、深い考察ともに作り出しているのではないか?
もしバクと探索者が結びついているとしたら、
バクに探索者が飲み込まれないよう、別の存在である証明が必要である。
もしかしたら、自分が石を媒介に神を作り出したように、
何者かが、探索者を媒介に神を作り出そうとしているのかもしれない。
バクを作り出している人間を探したほうがよいだろう。
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ヤー=ヴォ:「神を作るという行為の難しさは、誰より理解しているという自負があるが…」
ヤー=ヴォ:「神ヨブを作り出す際、研究の一環としてフラニスから来た錬金術師に話を聞いたことがある。」
ヤー=ヴォ:「聞くに、覚醒の世界から来た人間は、夢見た物を作り出す才能に長けていることがあるそうだな?」
天ケ瀬 茜:「……」そっか、誰かがバクを……作り出して……?!そうか……
天ケ瀬 茜:「なるほど、……とても貴重な話だね。ありがとう」だし
天ケ瀬 茜:「フラニスか。ちょうど他でもその名前が出ていたんだ」「……その才能っていうのも、うん、覚えがある」
ヤー=ヴォ:「そうか」これは才能に対して 「……であるならば、我々が困難だと思っているこの『神を作る』という行為も…」
ヤー=ヴォ:「覚醒の世界の人間にとっては、存外容易なことであるのかもしれないな」
ヤー=ヴォ:「フラニスに行くのなら、ヘルメスという男を訪ねると良い。」
ヤー=ヴォ:「私が話を聞いた錬金術師である。覚醒の世界のことについては、誰よりもこの男が詳しいだろう」
▶《 人類学 / 歴史 / オカルト / 知識1/2 》
天ケ瀬 茜:CCB<=1 【人類学】
Cthulhu : (1D100<=1) → 99 → 致命的失敗
せ、成長だ!
天ケ瀬 茜:wa-i
native Akane
天ケ瀬 茜:CCB<=5 【オカルト】
Cthulhu : (1D100<=5) → 17 → 失敗
天ケ瀬 茜:CCB<=65 【歴史】
Cthulhu : (1D100<=65) → 96 → 致命的失敗
天ケ瀬 茜:まって
天ケ瀬 茜:CCB<=105/2 【知識/2】
Cthulhu : (1D100<=52) → 25 → 成功
何?この凸凹は… えらい!
天ケ瀬 茜:こわいね……
∟ ヘルメス、というギリシア神話に登場する神を知っている。メッセンジャーでありトリックスターである。
様々な守護を行うが、その中に夢と眠りが含まれている。
ただし人間の名前としても歴史的に見られるものであるし、
ドリームランドでは一般的な名前という可能性もある。
▶《 夢の知識 》+1%
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢の知識を1増加(40 → 41)
天ケ瀬 茜:「ヘルメス……?」って名前の人かな 「神話に出て来そうな名前だね」
ヤー=ヴォ:「そうか。私は知らないが…」神話は 「奴も、どこかからとった仇名だと言っていた」
天ケ瀬 茜:「そう。……ありがとう、その人を訪ねてみるよ」
天ケ瀬 茜:「ああでも、……さっき言っていた『神をつくる』って話」
天ケ瀬 茜:「私は、……自分でそれをするのは、少し怖い。から」
天ケ瀬 茜:「そうする人のことは、すごいと思う」自分が当事者だから良いとは言い難いけど……
ヤー=ヴォ:「礼は不要である、対価として話したにすぎん」
ヤー=ヴォ:「そうだな。余程正気ではない行為だろう」
天ケ瀬 茜:「……ふふ、君と話せてよかった」
天ケ瀬 茜:「また、……来てもいいかな。用事を済ませたら、時々」
ヤー=ヴォ:「冷やかしか?」とは言うけど
ヤー=ヴォ:「生憎、多忙である。私は手が空いている間しか対応はできぬ」
天ケ瀬 茜:冷やかしには笑うし 「うん、それでいいんだ。時間があるときに……君の作品の話も、もっと聞きたい」
天ケ瀬 茜:「じゃあ、時間をつくってくれてありがとう。またね」ばいばい!
ヤー=ヴォはあなたの言葉には相槌以上の何かを返すでもなく、結局最後まで見送りのひとつもない。
……が、まぁ彼についてはそれでいいのだろう。
あなたはアトリエを後にした。これで、ニシィ=ヴァシュに残した用も全て済んだ。
天ケ瀬 茜:「あとは……」
天ケ瀬 茜:「フラニスには船だったよね。馬って……どうなんだろう」うーん 港の人に船の時間と馬のこと確認した
港で確認をすれば、港の人間は「すまないね」と困った顔で言う。
船長:「西部から南部にかけては、そういう船も通っていると聞くが…」
船長:「あいにく、こっちでは馬を載せられる船は使ってないんだ」
天ケ瀬 茜:「そう、ですか。……すみません、ありがとうございます」
船長:「いやいや、こちらこそすまないな」軽く手を挙げて見送った
天ケ瀬 茜:ばいばい…… シマウマ……のとこ行こう……
シマウマ……を、預けていた牧場のほうへ向かう。
牧場主はあなたがやってきたのを見れば、「やぁ」と帽子を外して挙げた。
シマウマ:ぱかぱか…駆け寄った
天ケ瀬 茜:「こんにちは。急に戻ってきたのに、預かっていただいてありがとうございます」
牧場主:「いや、構わんよ。連れていくかい?」
天ケ瀬 茜:「それが……」寄ってきたシマウマ撫でた
天ケ瀬 茜:「次の目的地までは船を使わなくてはならなくて……。この子と一緒には難しそうなんです……」
牧場主:「ああ、そうか。お嬢さんも大変だな」
牧場主:「うちに置いておいても構わないよ。お代はいただいてるんだ、お嬢さんのウマってことには変わりない」
牧場主:「なに、ウマってのは頭が良い。長く間を開けたって顔を忘れやしないもんさ」
天ケ瀬 茜:なんて言おうかなをしていたから 「……いいんですか?」優しい……
天ケ瀬 茜:「ありがとうございます。覚えていて、くれるかな……」ウマ~~……
牧場主:「困ることはないからね」はは 「こいつには雑草むしりを手伝ってもらう」
牧場主:「ああ、案外覚えているもんだ。気にせず行ってきたらいいよ」
シマウマ:わうっ
天ケ瀬 茜:「ふふ、……では、よろしくお願いします。帰りがいつになるかはわからないんですが……。迎えに来ます」
天ケ瀬 茜:「それまで、待っていてね」よしよし……
シマウマは、わかっているのかいないのか、ワンと鳴いてあなたの手を舐める。
牧場主:「ああ、任せなさい。ほら、お前も見送るんだぞ」
シマウマ:ワンッ
天ケ瀬 茜:「ムホールまで、たくさんありがとう。またね」小鳥も手に乗せてシマウマの方に近づけてね、ばいばいをさせた
小鳥:「ピーッ」ふふん
シマウマ:「ワウッ」?
お別れはできた…のだろうか…?小鳥とシマウマのやり取りを見、
シマウマにそう言って別れを告げれば、あなたは手を振って、牧場を後にする。
天ケ瀬 茜:さみし~~~……………。
天ケ瀬 茜:ぐすん…… 寂しさを抱えつつ、イェニ―のところに戻って、明日には船に乗れるよう準備して……
天ケ瀬 茜:朝……出発しよう……
帰ってから、出発に向けた支度をする。
とはいえ、帰ってきたばかりで何かを大きく広げたわけでもない。
部屋の片づけはすぐに終わり、やることといえば市場で軽く買い物をする程度だった。
そういえば、こちらの世界で海を走る船に乗るのは初めてだ。漁師らから話も聞きながら。
…
そうして、翌朝。
今日は看板を『open』にしていたイェニーが、戻ってくるなりあなたにあれこれ注意する。
船の上で暴れるなだとか、酔っぱらった漁師には気をつけろだとか。
イェニー:「……まぁ、一昨日のに比べりゃあどんな船乗りでもマシか」笑って
イェニー:「もう出るんだよね!」
天ケ瀬 茜:いっぱい心配してくれてるのはちょっと笑いながらうんうんって聞いてた
天ケ瀬 茜:「ふふ、そうかもしれないね。そうなったらちゃんと逃げるようにするよ」知らない人に絡まれたら
天ケ瀬 茜:「……うん、もう出発する。昨日港で話をつけて来てあるから」きょう出発するのにのせて!って
イェニー:逃げる、には「ん!」と頷いて
イェニー:「そっか。じゃああんま引き止めて乗れなくなっちゃだめだわ」はは
イェニー:「じゃあね、気長に待ってるから。いってらっしゃい!」
天ケ瀬 茜:「……」寂しいな 「……いってきます。またね、イェニー!」ぎゅっと抱きしめて ばいばい!
イェニー:「ええ!」ぎゅ また!
両親も店先まで出てきて、一家であなたを見送る。
あなたは長く世話になった彼らに別れを告げ、港のほうへ向かった。
あなたが港までやってくれば、話をつけていた船長が船を出してくれる。
セラニアンから見た海よりも、少しばかり灰色の混じった、しかし青い海。
その海の上をゆっくりと進みながら、船はフラニスに向けて旅立ってゆく。
…
あなたがたどり着いたのは、大きな港のある都市だった。
花崗岩で作られた都市の壁を抜けると、先の尖った屋根のある美しい家々が並んでいる。
重厚なナラ材で作られた港には多くの船が停泊し、都市の市場には雄牛が牽く荷車が行き交っている。
船を降り、周囲を見回す。
ここは活気に溢れた、研究者たちの街。……さて、どこに行こうか。