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賢者の埠頭




あなたがたどり着いたのは、大きな港のある都市・フラニスだった。

花崗岩で作られた都市の壁を抜けると、先の尖った屋根のある美しい家々が並んでいる。
重厚なナラ材で作られた港には多くの船が停泊し、都市の市場には雄牛が牽く荷車が行き交っている。

活気ある雰囲気の都市で、ヘルメスという人物を探していると尋ねるならば、
道行く人は、あなたにこう教えてくれるだろう。
:「その人なら……居酒屋「静かな討論」亭にいるんじゃないかな。あそこは錬金術師がよく集まっているからね」
天ケ瀬 茜:「静かな討論……?おもしろい名前だね。それはどこに?」場所も聞く
:「はは、確かに。名前の通りって感じの場所だよ」
:「うん、そこに橋があるだろ? あれを渡った向こう側の岸辺にあるよ」
男はそう言って、少し先に見える橋を指さす。
天ケ瀬 茜:「そう、ありがとう。行ってみるよ」橋だ~
:「ああ。あの橋を渡った近くに神殿があるから、よかったら参拝していくといい」
じゃあ、と男は手を挙げて去っていく。
天ケ瀬 茜:じゃあね!とこっちも手をあげて
天ケ瀬 茜:「神殿……」最初に来た時のことを思い出した。
天ケ瀬 茜:とりあえず橋のほうに歩きつつ「その神殿っていうのから行ってみようか」鳥ちゃんに話しかけ 行こ~!
あそこで祀られていた神々のうちのいずれかが、ここでも祀られているのだろうか。
小鳥:「ピピッ」
あなたは、言われた橋のほうへ向かう。

セレネル海とフラニスの境に架かった橋には、最後の橋と名前がついているようだ。
この橋を越えれば、いよいよ海に出るということなのだろう。セレネル海が見渡せる。

橋を渡れば、確かに神殿がいくつか見られる。
そんな神殿のひとつの前で、ちょうど儀式…というより祭りめいたものが行われているらしかった。
それは鍛冶の実演で、カンカンと叩くたびに火花が散っている。
聞けば、神に捧げるための火かき棒を作り出しているのだという。
儀式のために集まった人々は、「火の神カラカルに捧げる儀式だ」と教えてくれる。
カラカルは火の神であり、それは人間の文明と道具、知恵の神であるということでもある。
またこの神は熱意、精神力を与える存在でもある、とフラニスでは信じられているという。
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26【大いなるもの-カラカル】

 地球とドリームランドの神、大いなるものの一柱。
 上半身裸で、燃えさかる炎に包まれた、美しい男性の姿をしている。
 彼は炎の神であり、それは同時に文明と知恵、
 そして熱意と精神力を司ることを意味する。
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▶《 夢の知識 》+1%

天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢の知識を1増加(41 → 42)

天ケ瀬 茜:「すごい、……神殿でやるものっていうともう少し静かで……厳格な儀式みたいなイメージがあったけど」それかすごい綺麗か
天ケ瀬 茜:「お祭り、が近いな」どちらかというと日本の
鍛冶体験を、人々が囲んで賑やかに見ているような。そんな印象がある。
ナラ材でできた街並みと、夕焼け、掲げられている松明の灯りとが調和し穏やかな色合いを作っている。
その赤みがかった色合いが、印象をより賑やかなものに思わせるのかもしれない。
天ケ瀬 茜:いいな~~~~ッ
天ケ瀬 茜:賑やかな雰囲気に嬉しくなったな~~ いい街ばっかりだ……
天ケ瀬 茜:しばらく見て 「さ、そろそろ行こうか。他の神殿も気になるけれど」何個かあるんだなぁを見て
天ケ瀬 茜:「これもなんだか不思議だよね……」としつつ、行こう!静かな討論さんに
街並みを眺めながら歩けば、他の街とは異なる住人たちの様子にも視線を引かれるかもしれない。
昏くなってきたことで、海の近くで防波堤に腰かけて酒を飲むものがちらほらと増えてきたが
そんな彼らは街の賑わいのなかで、酒を片手に小難しい話をしているのだ。
耳を傾ければ、魔術の応用手段であったり、その理論、未だ発見されていない技術…
そんな話を、1グループに限らず、あらゆるところで人々がしている。
研究者、魔術師、錬金術師…… この街のほとんどは、そういった人間で構成されているのだろう。

ヘルメスを訪ねて静かな討論亭に向かうと、そこは沢山の人で賑わっていた。
とはいえ名前通り、彼らは頭を付き合わせて静かな議論を交わしており、学究の場であると感じさせる。
ヘルメスという名前を出し、探していると告げると、今はまだいないがそのうち現れるだろうと言われる。
店員:「カウンターでお待ちください。よろしければお飲み物でも」
天ケ瀬 茜:「ありがとうございます。じゃあ……おすすめがあればそれを」ちょっと異様な雰囲気だな……周り……
店員:「かしこまりました。それでは、こちらの果実酒を」
天ケ瀬 茜:うれしーー!!!「いただきます」と受け取った
カウンターで出されたグラスを手に取る。
飲んでみれば、爽やかな味わいを感じることだろう。度数はそう高くなく、すっきりとした甘さ。
天ケ瀬 茜:「おいしい、……こういうお酒が人気なんだ、ここは」違いを感じるな……
店員:「よかったです。ええ、本来はもう少しアルコールの強いものをお出ししているのですが…」
店員:「待ち合わせとのことでしたので、今回は弱めのものを。早く来るといいですね」
あなたが酒を嗜みながら待っていると、客達の会話が聞こえた。
彼らはドリームランド、そして平行世界についての対話をしているようだ。

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24【ドリームランドに関する考察】

 フラニスは覚醒の世界の研究を行っている者が多い街である。
 彼らの多くは錬金術師や天文学者、発明家である。
 彼らは覚醒の世界の文明をドリームランドに取り込み、よりよい研究を行おうとしている。
 そのため、彼らは、ドリームランドの外側に覚醒の世界があるという事実を知っている。
 また、覚醒の世界の夢がドリームランドを作り出したのだという歴史的事実も、彼らは知っている。
 このような事実はドリームランドの一般の住人には知られていないし、彼らが興味を持つこともないだろう。

 フラニスの学者達はまた、そのような覚醒の世界がひとつではないという研究も行っている。
 覚醒の世界はあまたの分岐の先にある平行世界に分かれており、
 それら全ての夢見た場所がドリームランドなのだ。
 それゆえに、ここドリームランドには、あまたの平行世界で失われた夢が全て眠っているとも言われている。
 しかしドリームランドの住人にとってそれらはときに、ただ当たり前に存在するものである。
 覚醒の世界の住人にとって価値ある、失われた財宝がどこにあるのかは、覚醒の世界の住人にしかわからないだろう。
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▶《 夢の知識 》+1%
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢の知識を1増加(42 → 43)
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25【平行世界とアフォーゴモン】

 覚醒の世界は時の神、アフォーゴモンによって監視されている。
 もし人間、あるいは人間以外の存在が時間を乱した場合、矛盾が生じることがある。
 その際、アフォーゴモンは世界を作り直す。あるいは矛盾を解消するために世界を分岐させる。
 そのようにして平行世界が発生する。覚醒の世界はひとつではなく、多重に存在しているのだ。
 そのような平行世界のうちには、基準となる世界がひとつ存在しているという。
 その世界は全ての世界の基準となるべく、完全な秩序が保たれているという。
 覚醒の世界から来た学者のひとりは、この世界を指して「BASICベーシック」と呼んでいた。
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▶《 クトゥルフ神話 》+2%(+これに基づく《 夢の知識 》+1%)
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢の知識を1増加(43 → 44)

天ケ瀬 茜:うれし~~~~~~~ッ!!!!!!!!!!
天ケ瀬 茜:一緒に話したすぎる………………聞きたすぎる……
天ケ瀬 茜:ここの人たちは覚醒の世界のこと知ってるんだ~も思ったし、その考察に耳を傾け喜んだね……
彼らの話に耳を傾けながら待っていると、やがて、年若い爽やかな風貌の青年が現れた。
店員は彼がヘルメスであるとあなたに案内する。
ヘルメスは店員から話を聞いてから案内され、「やぁ」とあなたに笑いかける。
ヘルメス:「待たせたみたいですまないね。どんなご用のお客様ですか?」
天ケ瀬 茜:「ああ、君がヘルメスだね。君に聞きたい話があるんだ。約束もないのに悪いね、いいかな?」予定とかは他にない?
ヘルメス:「構わないさ。わざわざそのために訪ねてきてくれたんだろう?」
ヘルメス:「なに、ここに寄るのも誰かしらと話すためでしかないんだ。その目的は果たされるから問題ない」
ヘルメスはそう言ってカウンターに座り、自分も適当な酒を頼む。
天ケ瀬 茜:「それならよかった。君を訪ねたのは、覚醒の世界について詳しいと聞いたからなんだ」
ヘルメス:「成程、道理で。」
ヘルメス:「確かに、この街の人々は覚醒の世界に詳しいし…… 僕はその中でもひとつ、他とは違う点がある」
天ケ瀬 茜:「違う点?」
ヘルメス:「うん。実は僕は、覚醒の世界に協力者を持っていてね。覚醒の世界に行ったこともある」
ヘルメス:「僕は、覚醒の世界とドリームランドのメッセンジャーのような役割を担っていると自負しているんだ」
ヘルメス:「ヘルメスと名乗っているのもそのためでね。覚醒の世界の伝令神の名なんだろう?」
ヘルメス:「とはいえ……君は覚醒の世界の人だろう? 君以上のあの世界の知識を僕が持っているとは思わないけれど」
天ケ瀬 茜:「え、……君はもともとこちらの世界の人なんだよね?要は……私達から言う夢の世界の」
天ケ瀬 茜:「それで、覚醒の世界に行ける、ものなんだ……」
ヘルメス:「そうだね」こちらの世界の、に頷き
ヘルメス:「普通は行き来できるものではないんだろうな。僕はたまたま、向こうとこことを行き来できる手段を得ただけ」
ヘルメス:「……ああ。だから、覚醒の世界に向かいたい時は僕の家に来るといいよ」
天ケ瀬 茜:「家??…………私はちょうど覚醒世界に戻る方法を探してはいるんだけれど」けど
ヘルメス:「そう? それなら丁度よかった」
ヘルメス:「行き来できる原理はまだ証明出来ていない。が…」
ヘルメス:「覚醒の世界と夢の世界と、どちらでも崇拝を集める神が複数存在する。彼らはどちらの世界にも恩恵を与えている」
ヘルメス:「と、なると……神であれば、どちらの世界も観測できるということになるのかもしれない。それこそ、高次元的に」
ヘルメス:「僕の持つあの扉…そう、扉。あれも大昔に人間が神から賜ったのだとすれば、そういう力があってもおかしくは…」
ヘルメス:「……と、そういう話ではないね。」
ヘルメス:「君は帰る手段を探している、そしてその手段はある、」
ヘルメス:「……が、表情を見るに、他に何か気がかりがあるのかな?」
天ケ瀬 茜:すごい話だな……と聞いていたけど 「あ、ああ。そうなんだ」はい
天ケ瀬 茜:「実はね、……何と言えばいいんだろう。私自身が少し厄介なことになっているみたいで」
天ケ瀬 茜:バクにバクバクで神の形に変容しつつあるみたいで ニャルっぽくて……の話をした
ヘルメス:「ふむ、……バクときたか」
ヘルメスはあなたの話を聞き、「それは確かに厄介だ」と肯定した。
ヘルメス:「僕はバクに詳しいわけではないけれど……それでも概要くらいは知っている」
ヘルメス:「とても、それほどの神として祀り上げられる存在ではないよね。……ああ、君は西暦何年を生きる人?」
天ケ瀬 茜:「うん、……ええと2023年かな」
ヘルメス:「そうか。伝承が誕生した当時ならあり得るかとも思ったんだが…」
ヘルメス:「むしろ、バクへの神聖視が薄れている時代じゃないのかな」
ヘルメス:「……それなら。これは話を聞いた限りでの僕の推測なんだけど」
ヘルメス:「恐らく、大きな神……君の言う通りなら、ニャルラトホテプかな」
ヘルメス:「その一部分が、今人間によって作り出されている小さな神と、たまたま結びついてしまったんだろう」
ヘルメス:「どうしてニャルラトホテプと結びついたのかはわからない。その容姿の可変性か、伝承の一部に共通点があったか…」
ヘルメス:「まぁ、大きな神が他の神に結びつくというのはよくあることではある」
ヘルメス:「要は、そうだな。君がバクに食べられたことでバクと、…適切な言葉化はわからないが、一体化した」
ヘルメス:「そのバクが、ニャルラトホテプとたまたま結びついてしまった」
ヘルメス:「それで、こちらの世界の君はニャルラトホテプと一体化してしまっている…」
ヘルメス:「と、いうことではないかな」
天ケ瀬 茜:「……」聞いていた 「なるほど、君の推論はわかったよ……否定も肯定もできるほど私にはまだ知識が足りないけれど」神ってそういうもんなんだ?と
天ケ瀬 茜:「でも、このままだと困るんだ。私は神になりたいわけではないから……」
ヘルメスはあなたの言葉に頷く。
ヘルメス:「そうだね。経緯はなんであれ、こちらの世界では今まさにニャルラトホテプに乗っ取られかけている…」
ヘルメス:「それは事実だろう。放っておけば人間性が失われる。時間の問題と言ってもいい」
ヘルメス:「……ただ、そう。何が言いたいかというとね」
ヘルメス:「単にニャルラトホテプのことだけであれば、こちらの世界でも打つ手はあるけど…」
ヘルメス:「たまたま結びついただけで、本来はただバクと一体化しただけだということなら、こちらの世界で手段を探しても恐らく意味がないんだ」
ヘルメス:「バクはこちらの世界にはいないから。」
天ケ瀬 茜:「乗っ取られる……」急に自分が置かれている状況に……焦りを感じましたが
天ケ瀬 茜:「そうか、……そもそもはそのバクが原因なんだものね、この状況」
天ケ瀬 茜:「こちらでどうにかできないのなら……むこうの、覚醒の世界でならどうにかできる可能性がある、ということ?」
ヘルメス:「確証はない。残念ながら」
ヘルメス:「覚醒の世界の君が、今どうなっているのかもわからないしね。それによる、と言ってもいい」
天ケ瀬 茜:「……。それは、そうだよね……。もし、向こうの私がすでに死んでいたとしたら、どうなるんだろう」一番最悪の場合
ヘルメス:「……ああ、でも」そうだ、と言って 「覚醒の世界の君、という言い方をしたが」
ヘルメス:「さっき言った、僕の使える手段。行き来できる手段……あれは、『肉体ごと』覚醒の世界に移動させるものでね」
ヘルメス:「あれを通ることができたなら、今の君は『肉体ごと』こちらに来ているという証明になるかもよ」
ヘルメス:「というのも……覚醒の世界に行けるとは言ったけど、強制的に『起こす』という便利なものじゃなくてね」
ヘルメス:「通った者を、覚醒の世界の特定の場所に『転移させる』ものなんだ。」
ヘルメス:「もし君の肉体がまだ覚醒の世界にあるのなら、扉を通った先で君が二人存在することになってしまうだろう?」
ヘルメス:「恐らく神はその矛盾を認めない。それなら初めから、通れなくするはず……と、僕は想像しているよ」
天ケ瀬 茜:「そうか……。そうだね、君の理論上それで矛盾が生じてしまうのはわかる」なるほどね……
天ケ瀬 茜:「現状を確かめるためにも、その扉を使わせてもらうのは方法としてありがたいかな」
天ケ瀬 茜:「自分の状況もわからないままじゃ打つ手を考えるのも大変だし……」
天ケ瀬 茜:「もし向こうにそのまま行けたのなら、そちらで手段を見つけられるかもしれない」
ヘルメス:「うん、それがいいと思う。」
ヘルメス:「君さえよければいつでも来てくれて構わないよ。この後でもいいけれど…」
ヘルメス:「そうだ、君。精神の疲労はある?」
ヘルメス:「ここ、フラニスは、神に祝福された場所──オウクラノス川の河口に位置する街でね。」
ヘルメス:「少し上流に歩いていけば、楽園のような場所に出る。多少は精神の回復ができるというよ」
ヘルメス:「折角近場にあるしね。寄っていくなら、行くといい。僕は何年でも待てるから」
ヘルメスは誇張したふうにそう言って笑う。
天ケ瀬 茜:「精神の……。色々とあって、疲れてはいる、かな」精神疲労あり うん……
天ケ瀬 茜:「川の上流の方だね、そういうことなら……少しそこに寄ってみようかな」
天ケ瀬 茜:「何があるかわからないし、……そういった時に余裕がないのはとても怖いから」
ヘルメス:「そうだね。いつ何があるかわからない、特に今の君の状態では」
ヘルメス:「ゆっくりしてくるといいよ。僕の家の場所は…」書いて 「はい」渡した
天ケ瀬 茜:「ありがとう。……そう長く休むつもりはないけれど」ふふと笑って 「少し休んで、その後訪ねることにするよ」
天ケ瀬 茜:とはいえさ、今日は行かないだろ……
天ケ瀬 茜:「ええと、それなら宿を他に取るべきだよね。どこかいい宿を知っている?」
ヘルメス:「泊っていってもいいけど…女性にこう言うのはよくないか」そうだね、と
ヘルメス:「それなら、大通りにあるホテルが良い。部屋によっては海も、街の灯りも見えるから」
天ケ瀬 茜:「あはは、」「大通りにあるホテルね。それは眺めも綺麗そう。ありがとう、そこに行ってみるよ」
ヘルメス:「わかった。どうぞ楽しんで」
ヘルメスは穏やかに言って、あなたのぶんも含め会計を払う。
天ケ瀬 茜:悪いよ……と思ったけど、「ありがとう」を言っておく……
ヘルメス:「どういたしまして。この店を気に入ったらまた来てほしい」
自分の住む街を好いてもらえるのは嬉しいからね、と言って、ヘルメスはホテルの近くまで送ることだろう。
天ケ瀬 茜:「ここの人たちの話はとてもおもしろいからね」
天ケ瀬 茜:「私自身のことが解決したら、またゆっくりと話を聞きに来たいな」送ってくれてありがとう!
天ケ瀬 茜:「じゃあ、また。よろしくね」
ヘルメス:「はは、ああいう話を面白いと言ってもらえるのなら嬉しいな。よそから来た人たちの半分以上は、奇妙な目を向けながら遠巻きにするよ」
ヘルメス:「それは勿論、喜んで。君の話なら、どの研究者も食いつくだろうから」
ヘルメス:「またね。良い夜を」
軽く手を振って、ヘルメスは元来た道を帰る…
…という訳でもなく、別の道に向かう。普段から店を転々としているタイプなのだろう。
なんにせよ、あなたは彼と別れてホテルへ。
覚醒の世界の文化が実際に持ち込まれているらしいのが顕著に伺えるだろう。
技術的には追いついていないにしても、覚醒の世界のホテルを参考にした箇所が随所に見られる。
ホテルの備品や調度品に関しても、覚醒の世界を見習ってそれ用に発明されたのであろうものが多い。
ドリームランドに存在する資材では限界があるのだろうが、それがかえってレトロな雰囲気を出していた。
天ケ瀬 茜:「……」ああ、あれはちょっと懐かしい とか思って見てる
天ケ瀬 茜:とりあえず部屋をとって、ベッドに寝転がったね ころん……
ベッドに寝転がり、上質なシーツの感触に包まれる。
天ケ瀬 茜:寝っか!!って思ったけどさ、あの あのさ 久しぶりに覚醒の世界の話を聞いてさ
天ケ瀬 茜:食べたくなりそうだよ カップ麺が……
天ケ瀬 茜:夢見でさ……!!!
いいぞ!!!!
天ケ瀬 茜:CCB<=99 夢見 カップ麺!!
Cthulhu : (1D100<=99) → 69 → 成功

天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のMPを1減少(14 → 13)
えらい!!
カップ麺…と呼ぶには木の椀に入っているが、しかし見た目で言えばそれらしいものができた。
見た目は、あくまで『近しいもの』でしかない。ドリームランドに例の肉の技術があるはずはない。
……が、それでもクラネス王の言葉で言えば『夢を書き換えている』というのは事実なのだろう。
最も大事な味の部分は、自分の想像した通りにちゃんとカップ麺のそれだ。
どこかちぐはぐな奇妙さも、ここは夢の世界なのだと思えばスルーできる範囲だろう。
天ケ瀬 茜:出てきたものに一瞬 ん……?となり
天ケ瀬 茜:「まぁ、味がそうであればいいかな……」いただき…… 「あ、お箸」 夢見!
天ケ瀬 茜:CCB<=99 夢見
Cthulhu : (1D100<=99) → 29 → 成功

天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のMPを1減少(13 → 12)
天ケ瀬 茜:箸ゲット
構えた手にちょうど箸が現れる。
天ケ瀬 茜:「うん、いただきます」ぱく!!!!!!!うま!!!!!!!
天ケ瀬 茜:「あ~……久しぶりに食べた。ちゃんとカップ麺だ」味は
久々に食べた不健康な味に、言いようもない安心感を覚える。これは現代人の性だろう。
天ケ瀬 茜:「このしょっぱさ、懐かしいな。こっちではもっと香辛料がきいてるものが多いし」
天ケ瀬 茜:「麺の独特な食感も……一応は想像通りかな」もっとこう お湯で戻しました!感が本来あるけれど
天ケ瀬 茜:「向こうに戻れば食べれるかもしれないけれど……どうなるかはわからないし」
天ケ瀬 茜:ふう、とスープまで飲み干しちゃった
カップ麺食べたらSANが《1d3》くらい回復していいはずだよな
天ケ瀬 茜:だよな!!!
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1D3(→ 3)増加(25 → 28)
えらいよ!!
天ケ瀬 茜:やった!!
天ケ瀬 茜:満足した 「さて、じゃあそろそろ寝るよ。眩しかったよね」鳥にごめんね、をして明かりを消した
天ケ瀬 茜:「おやすみ」
小鳥:ピ…
小鳥:zzz…
少し大きくなっただろうか…?気のせいかもしれないが…
小鳥をしばらくそうして見守ってから、あなたも眠りについた。

翌朝。
天ケ瀬 茜:朝だーー!!!
おはよう!!!!
ロビーから町に出れば、夜ほどの賑やかさはなく、代わりに船笛のような音が海辺から聞こえてくる。
この町の住民は夜型なのか、あるいはみな研究などに励んでいるのか。
昨晩ほど人とすれ違うことはないが、その分朝の光に照らされた街並みをゆっくり眺めて歩くことができた。
天ケ瀬 茜:「……セレファイスもきれいな街だったけれど、ここも綺麗だな」
海のそばには、ひときわ目立つ塔がひとつ。
魔術の塔と呼ばれるらしいそのレンガ造りの塔では、日夜魔術の研究や実験が行われているのだという。
キャラバンの隊長が聞けば卒倒するだろうか、あるいは興味津々に覗き込んだりするのだろうか…
天ケ瀬 茜:「……」キャラバンのこと思い出して、魔法の話を思い出して 少し懐かしくなったね
天ケ瀬 茜:「みんな、元気かな……。魔術、私も使えるようになったって言ったら驚くかな」
天ケ瀬 茜:ねーって鳥に言って 川の方へ行こう~!
最後の橋がかかっていた川へ向かい、そこから上流のほうへ。


町の向こうには町がある…と思い込んでいたのは、自分が現代を生きるが故だろうか。
フラニスを出れば、その先に広がっていたのは広大な森だ。
整備されているという訳ではないが、しかし鬱蒼とした印象もない。木漏れ日が心地よく降り注ぐ木々の間を通っていく。

歩いていれば、やがて辿り着く。
成程、ヘルメスが楽園のようと称したのもうなずける。
深く広い、堂々たる川が、巨大なドラゴンのようにうねり、流れている。
千種をゆうに超える花々が咲き乱れるその岸辺は、金色の霞につつまれていた。
空気は小鳥のさえずりとミツバチの羽音、そしておだやかな音楽で満たされている。
いつも日光によって温められたそこは、かげろうの如き夢幻のきらめきの世界だった。
全ては快適な驚きと喜びに満ちていて、幸福な時間ばかりがあった。

そこには長い曲線を描く首と尾、
そして蝶のように美しい羽と昆虫のような脚を持つ、優雅な存在がいた。
大きさは人間ほど、あるいは人間よりひとまわり大きく、羽をひらめかせて金色の靄の中を飛んでいる。
オウクラノス川に滞在するあなた以外の人が、彼らはチョウドラゴンだと教えてくれた。
飼い慣らせれば、乗って移動ができるという。

▶1週間オウクラノス川に滞在した場合、[1D6+1]の正気度回復。
▶《 幸運1/3 》もしくは《 クトゥルフ神話技能+幸運の組み合わせロール 》に成功すれば、チョウドラゴンを1匹飼い慣らせる。
▶《 生物学 》ロールに成功することにより、上記に+10の補正。
※3週間滞在期間を延ばすごとに再挑戦可能。
 滞在期間を延ばす場合、正気度回復も行われる。

天ケ瀬 茜:CCB<=1 【生物学】
Cthulhu : (1D100<=1) → 72 → 失敗

天ケ瀬 茜:CCB<=28 【クトゥルフ神話】と幸運
Cthulhu : (1D100<=28) → 25 → 成功

すごい!!!
天ケ瀬 茜:やった!!
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1D6+1(→ 4)増加(28 → 32)
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1D6+1(→ 4)増加(32 → 36)
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1D6+1(→ 4)増加(36 → 40)
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1D6+1(→ 2)増加(40 → 42)
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1D6+1(→ 7)増加(42 → 49)
天ケ瀬 茜:ターンEND
5週間の滞在!
天ケ瀬 茜:CCB<=1 【生物学】2匹目
Cthulhu : (1D100<=1) → 87 → 失敗

天ケ瀬 茜:CCB<=28 【クトゥルフ神話】と幸運
Cthulhu : (1D100<=28) → 41 → 失敗

おしい!
1匹のチョウドラゴンを飼いならすことができる。

チョウドラゴンからの意識の共有で、ひとつの地名を教えてもらえる。
それは、希望の地・カトゥリア。
どこにあるのかはわからないが、美しい楽園のような場所のようだ。

天ケ瀬 茜:「……」びっくりした 教えてもらったな?!
天ケ瀬 茜:「そう、綺麗な場所なんだね。いつか見てみたいね」よしよし……
天ケ瀬 茜:1ヵ月くらい過ごしたな……
天ケ瀬 茜:「少し、用事があるんだ。また戻ってくるから」その時によろしくねをして ヘルメスのところに行こう
チョウドラゴンは鳴き声であなたの言葉に返し、あなたを見送る。


あなたは1ヶ月ぶりにフラニスへ戻ってきた。
ヘルメスから教わった彼の家の場所へ向かうことだろう。

辿り着いた場所には、尖った屋根のついた石造りの家。おそらくこれだろう。
インターホンは当然ないが、ノッカーのようなものがついている。
天ケ瀬 茜:「ここ、かな……」ノッカーでコンコンと
ノックをすれば、「入ってどうぞ」と声が聞こえた。
天ケ瀬 茜:「お邪魔します」わーい!
言われた通りに扉を開ければ、お茶の入ったカップを手にしたヘルメスが奥から顔を覗かせる。
ヘルメス:「やぁ、いらっしゃい。元気そうで何より」
天ケ瀬 茜:「ああ、久しぶり。だいぶ待たせてしまったよね、ごめん」
天ケ瀬 茜:「でも、おかげで大分ゆっくりできたよ」
ヘルメス:「いや、全然」笑って 「それはよかった。こっちだよ、どうぞ」
ヘルメスの後をついて部屋の中に入ると、所狭しと本が置かれていた。
あなたが見たことがあるような本も混ざっている。それらは覚醒の世界の本だった。
彼が覚醒の世界とここを行き来しているというのは本当のようだ。

部屋の奥には、大きな棺のようなものが立てて置かれていた。
ヘルメス:「これは"時の時計"と呼ばれるものでね。覚醒の世界へと繋がる扉」
そう言って、以下のような話をすることだろう。

-------------
27【時の時計】

 魔術的なアーティファクトである。
 これを使ってドリームランドと覚醒の世界、あるいはその他の時空間旅行ができる。
 高さは2.4m。棺のような形で、文字盤がついている。
 正面には人が通れる大きさの扉がついている。
 表面は奇妙な象形文字で覆われており、時間の流れとは関係のない動きをした
 4本の針がぐるぐる回っている。
 ヘルメスはこの時計を使い、研究の協力者のいる場所に探索者を送ってくれる。
 ただし、これから向かう世界が探索者のもともと住んでいた、
 あるいは関係する世界であるとは限らない。
-------------

天ケ瀬 茜:「時計……」時計か……こっちはこっちでちと
天ケ瀬 茜:「……早速だけれど、使ってみてもいいの?」
ヘルメス:「勿論。心の準備ができたらいつでも始めるよ。ただ…」
ヘルメス:「前にも言ったけれど、向こうで何かが得られるという確証はない。」
ヘルメス:「もし芳しくなかったら、あるいはこちらに戻ってくる必要があったら…」
ヘルメス:「その時は、向こうにいる協力者に頼んであっちの世界の時計を使わせてもらうといいよ。ここに戻れるから」
天ケ瀬 茜:「協力者……っていうのは?」
ヘルメス:「アシュリン、という女性だ。彼女も研究者でね」
ヘルメス:「この時計を通れば、彼女の持つ時計へ転移されるはず。行けば会えるよ」
天ケ瀬 茜:「その人は、覚醒の世界の人なんだよね。へぇ、すごいな……ずっとつながりがあるんだ」
ヘルメス:「ああ。時々彼女もこちらへ来ては、何やら研究をして帰っていく」
天ケ瀬 茜:「いいね、そういう生活も」羨ましい~~~~~~ッ
ヘルメス:「なるほど。僕はこちら側の人間だから感覚が違うけれど……君達からすると、」
ヘルメス:「ずっと夢の世界と繋がっている…というのは特別なのかもね」
確かに、とヘルメスは笑う。
この世界で生きる彼らからしても、『夢の中の世界に行く』というのは不思議なものなのかもしれない。
天ケ瀬 茜:「うん、……夢の世界と言われて思い浮かべるものとは少し違っていたけど」この世界は
天ケ瀬 茜:「でも、そういったものは目を覚ましてしまえば大抵忘れてしまうものだから……」
天ケ瀬 茜:「思っていたよりも世界として存在するここと、そうやって繋がっているのは特別だと思うよ」
ヘルメス:「ふふ、そうか。そう言ってもらえるなら嬉しいな」
ヘルメス:「僕達には当然自立した自我があるけれど…それでも君達とは切っても切り離せない存在なのを知っている身からすると」
ヘルメス:「その君達から確立した個として接してもらえるのは、とても喜ばしいことだと思う」
ヘルメス:「さて、それじゃあ用意はいいかい?」
天ケ瀬 茜:「うん、私はこの世界のことも大好きだし、この世界で会った人たちのことも大好きなんだ」ふふ!
天ケ瀬 茜:「だから、少し離れるのも寂しいけれど……、行ってくるよ。よろしく」
ヘルメス:「それはよかった。またいつでも戻っておいで」
ヘルメス:「ああ、気を付けて」
ヘルメスが時の時計に触れ、何事かささやくと、時計の正面の扉が開く。
混沌渦巻く時計の中に向えば覚醒の世界だと促され、あなたは歩を進める。




あなたが時計を抜け、出た先にはまた同じ時計の扉があった。
扉を開けて外へ出る。



するとそこは、穏やかな雰囲気の部屋だった。
ドリームランドの風景よりずっと近代的なつくりの館は、あたたかみのある調度品で整えられている。
そこには女性がひとり座っていた。金髪に青い目をした、若々しく溌剌とした風貌をしている。
あなたに向かって微笑みかけ、日本語で「戻ってきたの?」と言う。

アシュリン:「おかえりなさい。早かったわね、忘れ物かしら」
天ケ瀬 茜:きょとん…… 「ええと、私に言っている?」の?だよね?
アシュリン:「? ええ、そうよ。アカネよね?」きょと
天ケ瀬 茜:「うん……。」ん??? 「おかえりなさい、ではないと思うのだけれど」
天ケ瀬 茜:「ここに来たのは初めてだから……」だよな うん、周りを見た はじめて
あなたがそう言うと、彼女は驚いた顔をする。
アシュリン:「?……えっと……」
アシュリン:「そう、か。……そういうこともあるか」
女性は少し考えてから、どこか納得したように頷き、改めて向き直る。
アシュリン:「わかったわ、ごめんなさい。なら改めて、初めまして」
アシュリン:「私はアシュリン・ド・マリニー。ヘルメスのところからここに来た…で合っているかしら」
天ケ瀬 茜:「……?初めまして、アシュリン。知っているようだけど、私はアカネ。……ヘルメスの時計を使ってここに来た、で合ってるよ」
アシュリン:「そう。よかった、それなら話が早いわね」
アシュリン:「……挨拶より先に、今の状況を話しましょうか。困らせてしまったようだから」
天ケ瀬 茜:「うん、ありがとう」よろしくお願いします
アシュリン:「いいのよ。ヘルメスから既に聞いたかもしれないけど……」
アシュリン:「フラニスでは平行世界の研究が盛んでね。そこから私も平行世界について知ったの」
アシュリンはそう言ってから、
アシュリン:「どうも様子を見るに……」
アシュリン:「あなたは覚醒の世界の中でも、こことは違う平行世界から来たんじゃないかしら」
アシュリン:「……というのも、先ほどまでここには、あなたとそっくり同じ人がいたのよ。」
アシュリン:「あなたと入れ違いにドリームランドに向かって、すぐにあなたがやってきたから、てっきり帰ってきたのかと思ったの」
天ケ瀬 茜:「……なるほど?そう、なんだ。……よかった、鉢合わせにならなくて……?」でいいのか?
天ケ瀬 茜:「でも、ヘルメスは驚いているかもしれないね……。彼の様子を見るに、こっちの私が頻繁に向こうに行っているわけではないんだろうから」
アシュリン:「ふふ、それはそうかもしれないわ」
アシュリン:「そうね、今頃ヘルメスが同じような話をしてくれてることでしょう。……」
アシュリン:「……確かに、私がさっきまで話していたアカネより若いわね」
アシュリン:「今は2032年だけれど、あなたは何年を生きているアカネかしら?」
天ケ瀬 茜:「20…32年?!……私は2022年……だから、10年後、の……しかも別の世界……?」
説明されずとも、別の世界に出てしまったのだと気付くだろう。
おまけに、自分が最後に記憶していた覚醒の世界は春だったが、室内を見る限り暖炉が燃えている。冬だ。
アシュリン:「そう……結構違うところに出たのね。仕方ないか…」
アシュリン:「じゃあ一応説明するわ。ここは2032年で、アメリカのマサチューセッツ州キングスポート」
天ケ瀬 茜:「アメリカ……」全部違う 何もかも 世界も年も季節さえ
アシュリン:「ええ」頷き
天ケ瀬 茜:「……。」うーん こっちももう どれから聞こうかだし
天ケ瀬 茜:「あの、私は……こっちで調べたいことがあってきたんだ」
天ケ瀬 茜:「君の話も聞きたいし、……私の、……調べたいことにも、良かったら協力してほしい」
アシュリン:「勿論。引き続き…と言ったら変ね。あなたのサポートができることを嬉しく思う。」
そう言うと子どもっぽく笑って、「とりあえずお茶でもどう?」とソファを薦めるだろう。
そして、紅茶を淹れながら話をする。
アシュリン:「一先ず、自己紹介でもしておきましょうか。ヘルメスがそこまで説明したとは思わないから」
アシュリン:「はい、どうぞ。シュガーとミルクはここ」
天ケ瀬 茜:「うん、協力者とは聞いているよ。……ありがとう」どっちももらった
アシュリン:「ふふ、簡潔。間違ってないけどね」
アシュリン:「私は、魔術と夢について研究している魔女。」
アシュリン:「日本ではウィッカは一般的じゃないらしいわね? この時代のアメリカを生きる私が言う『魔女』っていうのは、」
アシュリン:「『魔女が実際に存在した』という前提のもと、彼らが行ったとされることを研究する人のこと」
アシュリン:「ここキングスポートには、魔女やカルティスト…或いは言葉通りの魔術師も、が密かに暮らしているのよ」
アシュリン:「ああ、私はカルティストじゃないわ。どのような神も特別に信じてはない」
アシュリン:「人間にとって悪しき神も善き神も、私にとっては平等に研究対象。」
アシュリン:「夢の専門家にとっては、悪い夢も善い夢も等しく夢でしょう? それと同じよ。」
天ケ瀬 茜:「魔術、……夢。なるほど、それならあの世界はすごく魅力的だよね」夢そのものだし
天ケ瀬 茜:「すごく興味深い研究だな」いいな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
アシュリン:「その通り」にっこりして 「アシュリンという名前は、『夢』という意味を持っていてね。」
アシュリン:「夢と繋がりのあるこの時計を所持しているのは、縁あってのことだろうと思ってるわ」
アシュリンはそう言って、背後にある時の時計をちらと見る。
アシュリン:「私はこれを使って、フラニスとキングスポートを自由に行き来してるの」
アシュリン:「時の時計は本来さまざまな場所への旅行に使えるようなのだけど…」
アシュリン:「残念ながら、私はドリームランドとの行き来以外の使い方は研究していないから知らないわ」
アシュリン:「ヘルメスとは、共にドリームランドと覚醒の世界についての研究をしているの。」
アシュリン:「ここ、キングスポートは夢に近い場所と言われていてね。ドリームランドの研究をするには都合の良い場所なのよ」
アシュリン:「逆に、フラニスはドリームランドで最も覚醒の世界に近い場所と言われているわ。」
アシュリン:「だからこそ、この二ヵ所を繋げることができた。」
アシュリン:「ドリームランドに戻りたい時は、言ってくれればいつでもフラニスに繋げるわ」
天ケ瀬 茜:「この時計があるおかげで、そんな夢のような共同研究ができるわけだ」いいな~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~!!!!!!!!!!!
アシュリン:「上手いことを言うわね、そういうことよ」笑った
天ケ瀬 茜:「ふふ、フラニスの人たちの話はどれも興味深かったし、その研究もとてもおもしろそう」仲間に入れてくれ
天ケ瀬 茜:「……その、ここにいた私は一緒に研究をしていたわけではないの?」
アシュリン:「あら、協力者はいつでも大歓迎よ」
アシュリン:「ええ。この世界のあなたとは出会って間もないわ。あなたが来る1時間くらい前にここへ来たの」
アシュリン:「この世界のあなたは、覚醒のこの世界で調査を行っていたみたい。」
アシュリン:「彼女は神にとりつかれて精神が疲弊していて、その結果ドリームランドについて調べた…」
アシュリン:「そしてその果てに、キングスポートの私の元にたどり着いたそうよ。」
アシュリン:「平行世界のあなたは、『ニャルラトホテプにとりつかれた』と言って苦しんでいたわ」
アシュリン:「私は、助言を求めてフラニスに旅立つように言って、時の時計をくぐらせたの。」
アシュリン:「だって、ニャルラトホテプの問題なら向こうのほうが解決しやすいでしょうから」
天ケ瀬 茜:「……。私と、似たような状況なのかな、話を聞くに……」
天ケ瀬 茜:「ニャルラトホテプのことなら、向こうでどうにかできるとヘルメスも言っていたから」
アシュリン:「成程……平行世界のあなた達共通の問題なのね」
アシュリン:「ヘルメスがこちらに送ってきたということは、あなたは少し違った事情なのかしら?」
天ケ瀬 茜:うん、と頷いた「私は……」バクにバクバクで 「バクに食べられてドリームランドに行ってしまったみたいで」
天ケ瀬 茜:「でも、そのバクがニャルラトホテプと結びついている、らしいんだ。神としての存在同士」
アシュリン:「バク」目を丸くした
アシュリン:「そう……そんなことがある…、……」か? 「……動物園にでも行ったの?」
天ケ瀬 茜:「それが……私の中にいる、って言えばいいのかな?……ああ、いや……」
天ケ瀬 茜:「散歩をしていたら、偶然」
アシュリン:「?」?
天ケ瀬 茜:わかるよ
アシュリン:「物騒なのね、日本って…」
天ケ瀬 茜:「あ……ごめん、日本でもなくて」
アシュリン:「ああ、そう… ごめんなさい、日本人だからてっきり」
天ケ瀬 茜:ごめん……
アシュリン:「えっと、……ともかく、それがニャルラトホテプと結びついて……中にいる?と」
天ケ瀬 茜:「……」やっぱ、おかしいか。状況説明してこの反応されるのあんまりなくて ドリランだと
天ケ瀬 茜:「……うん、そういうこと……みたい。ドリームランドでも色々調べて回ってみたんだけれど」
天ケ瀬 茜:「バクについてならこっちでないと……って」
アシュリン:「そうね…バクのことが向こうでわかるとは思えない…、勿論動物としてのバクは向こうにもいるかもしれないけど」
アシュリン:「ニャルラトホテプと結びついているのだとしたら、正体不明の神獣としてのバクでしょう。」
アシュリン:「……私としては、ニャルラトホテプとバクが同一の存在だとは思えないわね。」
アシュリン:「ドリームランドでも、ニャルラトホテプは信仰を受けているの。あの神が夢を…あの世界を食べて失わせるとは思えないわ」
アシュリン:「覚醒の世界の住人たる私からすると、結びついた……というより」
アシュリン:「何か人為的に、人がバクにニャルラトホテプの神性を無理やりこじつけて結びつけた…というような」
アシュリン:「そんな強引さすら感じる並びだけれど。」
天ケ瀬 茜:「そう、そのバクだね」神獣に対しては 「……向こうでも、誰かがバクを新たな神として作り出そうとしているって」話だったし……
天ケ瀬 茜:「そうだとして……どうすればいいんだろう」
アシュリン:「作り出そうとしている、……ね」
アシュリンは少し考えてから、「その答えになるわけではないけど」と顔を上げる。
アシュリン:「気になっていることがあるの」
天ケ瀬 茜:「?」
アシュリン:「あなた、これまでに何か恐ろしい体験をしたことはある?」
アシュリン:「嫌だったこと、奇妙なこと…」
アシュリン:「思い出せる?」
あなたはそう言われて、不自然なほどに、自分の中から「恐ろしい記憶」が抜け落ちていると気づく。
これまでの人生で恐怖を感じたことがないということはないはずだ。
たしかによく考えれば、出来事自体は思い出せる。
しかしいくら考えても、そのときの恐怖感が思い出せない。
まるで自分の意識のなかの悪夢が食い荒らされてしまったかのように、恐ろしかったという感覚が消えている。
天ケ瀬 茜:「ある。……あるんだけど、おかしいな」
天ケ瀬 茜:「怖かったし、嫌だったはずなんだけど……今思い出しても、そう思えない……」
アシュリン:「……やっぱり。平行世界のあなたもそう言っていた」
アシュリン:「今は恐怖の記憶だけだから支障ないかもしれないけれど、このままだと少しずつ全て忘れていくかもしれないわ」
アシュリン:「あなた達は記憶を取り戻した方がいい、……と、私は思うのだけれど、」
アシュリン:「怖い感情は忘れていたほうがいいときもある。それは強要するつもりはない。」
アシュリン:「でも、何かを失っているらしい、というのは危機感として心得ておいて。」
天ケ瀬 茜:すべて忘れていくかも、あたりからすごい……すごい嫌だ……になってた……
天ケ瀬 茜:「忘れたくはない、記憶も……取り戻したい」
天ケ瀬 茜:「恐怖だけれど、あれに恐怖を感じたということを忘れてしまったら……そこに感情がなかったように思えるのは……嫌だから」
アシュリン:「……そう、」頷いて
アシュリン:「わかった。記憶については対処する方向で考えましょう。その方法も含めて」
アシュリン:「それはそれとしても、折角こちらに来たんだもの。何かこっちでできることがあるかも」
アシュリン:「このキングスポートには夢や思い出に関わる様々な場所があるの。たとえばノース・ポイント灯台とか……」
アシュリン:「また、神に関する本や奇妙なアーティファクトを手に入れることも、ここでならできる。」
アシュリン:「特にキングスポート歴史協会博物館と、キュリオウス&ギフトには行ってみる価値があるでしょう」
アシュリン:「精神状態や身体の不調があるなら、会衆派病院で治療をして。私も普段はそこに勤務してるのよ」
アシュリン:「あとそう、おなかはすいてる?」
言われてあなたは、久しぶりに空腹感を覚えた。腹が鳴る。
天ケ瀬 茜:「……うん、色々……場所があるんだね」と思うし お腹は……
天ケ瀬 茜:「すいてる、みたい。久しぶりに」
アシュリン:「ええ。観光名所…というわけじゃないけど。事欠かないわよ」
アシュリン:「ふふ。サウス・ショアにいいレストランがあるから、ご馳走しますよ」
天ケ瀬 茜:「ふふ、うれしいな」
アシュリン:ふふ「折角だもの、美味しいものを食べたいじゃない」
アシュリン:「あ。でも少し用事があるから、出かけるまで待っててくれる?」
天ケ瀬 茜:「うん、もちろん。待っているよ」
あなたに礼を言うと、本でも読んでいて、と言ってアシュリンは少し席を外す。

アシュリンの家はキングスポートの高級住宅地、ウェスト・サイドにある豪華な邸宅である。
おだやかな雰囲気の調度品でまとめられている。
アシュリンが豊かで落ち着いた生活を送っているとうかがえる。

何部屋もあるが、特に目に付くのは書斎だろう。
そこは本や資料、書きかけの原稿などで埋め尽くされていた。

▶《 目星 / 図書館 》
天ケ瀬 茜:CCB<=76 【目星】
Cthulhu : (1D100<=76) → 29 → 成功

えらい!
 ∟ 気になる書物を数冊見つけ、ぱらぱらとめくる。  

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28【夢についての知識】

 夢に関する科学的研究の端緒として、もっとも有名なのは
 フロイトが1900年に発表した『夢判断』だろう。
 彼は自身を研究対象とし、両親に対する感情と向き合った。
 彼はまた、夢は無意識の願望が現れたものであると考えた。

 この本によれば、夢の素材は記憶から引き出されており、
 様々な素材を使って作り出される自己表現である。
 それは無意識的なものであり、特に、普段抑圧されている願望は間接的な表現で現れる。
 夢は願望の暗喩なのである。
 これに対し、カール・ユングは夢を、
 人類に共通の集合的無意識によって伝えられる象徴であり知恵であるとした。

 これらはあくまでも仮説と呼ぶべきものである。
 しかし、夢を見る睡眠フェーズがレム睡眠と名付けられた今でも、
 これらの科学的立証はなされていない。
 人間はなぜ夢を見るのか。この理由はいまだに謎に包まれている。

 現在の研究では、夢は脳の情報の整理であるとされる。
 人間が蓄積した大量の記憶倉庫から夢は引き出され、まとめなおされている。
 また、普段発音できない言葉を入眠中発音できたという報告もあり、
 夢はより多くの可能性を孕んでいる。
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29【夢とドリームランド】

 フロイトによれば、夢は願望の暗喩である。
 ユングによれば、夢は集合的無意識からもたらされる知恵である。

 彼らは夢の解釈を巡って対立した。
 しかしドリームランドという世界を知り旅したことのある者であれば、
 これらが矛盾しないということがわかるだろう。
 ドリームランドとは、人間が「夢見た」世界を集合的に繋ぎ合わせて作り出されたものである。
 その点において、いわば人間とは(あるいは夢を見る全ての存在は)、
 集合的な《 夢見 》の工場である。
 我々は夢を見るたび、ドリームランドを願い、希望し、作り出してきた。
 それらは暗喩的象徴の形を取り、記憶は純化され、その夢の世界にいつまでも留まっている。
 そこはある意味で我々の魂のふるさとである。
 そこにはもはや記憶の中にすら留まっていないものの全てがあるだろう。
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30【ドリームランドにおけるイデアとイデアポテオシス】

 ドリームランドは我々の認識のイデア(認識したものごとの真の姿)である。
 イデアに神々が多く存在するということは、イデアを神として見るということである。
 ギリシア哲学において、テオスは「死すべからざる概念」それ自体を指す。
 例えば夢の擬人化が神・ネオイロスなのではなく、
 夢という概念は朽ちないからネオイロスと神格化されたのだ。
 古代ギリシア人は、神とは、
 「それが永遠である」と人間が認識したとき立ち現れるものだと考えていた。

 我々は、ドリームランドの神を認識することを指して、一つの言葉を作った。
 「イデア」と「神格化」を組みあわせた言葉である。
 イデアポテオシス。この言葉を我々は、「神を作り出す」という趣旨でも用いる。

 人間は時に神を夢見る。そして時に神に救いを求め祈る。
 我々はそうやって、自分を救ってきた。
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天ケ瀬 茜:「……」良すぎるものいっぱいあったな…………………………
天ケ瀬 茜:「夢……、すごいな。夢なんて、ただ眠った時に見る……願望であるっていう認識はあったけれど」
天ケ瀬 茜:「ああやって、夢の集合体である世界を感じて、旅して……。そして、それを研究したものを読んで……」
天ケ瀬 茜:「昔から、夢というものがどうして人を惹き付けるのか、それに触れた気がする……」
天ケ瀬 茜:「君も、誰かの願いで希望で……夢見た形なのかな」鳥ちゃんに話しかけちゃった……
小鳥:「ピピ」? 呼ばれた!と思って首伸ばした
天ケ瀬 茜:よしよしとかごの中にいるのを撫でました……

そうして書斎で本を読み終わった頃、アシュリンは戻ってくる。
アシュリンは新しくあつらえたようなドレスをいくつか持ってくる。
アシュリン:「このなかから選んで、着替えてちょうだい。ドレスコードってやつね」
アシュリン:「少し気取ったレストランだけど、そのぶん美味しいの」ふふ
天ケ瀬 茜:「……ああ、ふふ。久しぶりだな、こういうの」最近……キャラバン飯、食堂、野宿、居酒屋……
天ケ瀬 茜:「そういうことなら、こっちがいいな」選んで、着替える!
あなたは選んだドレスに着替え、外に出る支度を整える。

アシュリンはこのほか、キングスポートで日常生活を送るにふさわしい服と、多少の金銭を用意してくれる。
また、しばらくの間この家に滞在して良いと言う。
アシュリン:「ヘルメスのお客さんを無碍にはできないでしょう。ゆっくりしていって」
アシュリン:「あなたのような存在を観察するのは、私たち魔女研究者の楽しみでもあるしね」
だから気にしないで、と笑って、アシュリンは握手を求めるだろう。
アシュリン:「改めてよろしく」
天ケ瀬 茜:「ありがとう、こっちに来る前に気が付けばよかったのだけれど……何も用意がなかったから」お金も、服も……
天ケ瀬 茜:「すごく助かるよ。よろしくね」握手!

あなたは、ひょんな間違いから、時が止まったようにおだやかで霧が漂う海辺の町、
かつて魔女裁判の行われたセイレムの南、キングスポートに歩み出た。


『シーズ・ハーベスト』は、古式豊かで格式ある、高級感のあるレストランである。
この街で最高級の食事が楽しめるということで、観光客で賑わっている。
ここではエビ、ロブスター、カニ、カキ、ホタテ、スズキ、ニシン、チャウダーが食べられる。
アシュリン:「私のおすすめは、オイスターとロブスターね」
天ケ瀬 茜:「おすすめ」なるほど とメニューに目を通している
アシュリン:「あとは…ウニパスタかしら。最近アメリカこっちでも流行っているみたい」
天ケ瀬 茜:「ウニか……新鮮じゃないとおいしくないもんね」人気ってことはおいしいんだろう
天ケ瀬 茜:「せっかくだから流行り物をいただこうかな」
アシュリン:「この辺りだと、サンタバーバラから直送ね。日本のものを食べたことがないから、鮮度の比較はできないけど…」
アシュリン:私は好きよ、と言いつつ じゃあそれに頷いてオーダーをね
オーダーをすれば、暫くして運ばれてくる。
付け合わせのチャウダーも含め、美味しく食べることができるだろう。

あなた達が食事をしていると、トランペット演奏が聞こえてくる。
どうやら、店内でこういった演奏を行うことがあるらしい。客も慣れた様子でそれを聞いている。
そちらを見ると、演奏者と目が合ったのに気づく。
目が合った直後、旋律が少し変わった。
それはあなたに、自分自身についての音楽であると感じさせたが、同時に妖しく奇怪な旋律でもあった。

演奏を終えると、演奏者は立ち上がり、あなたの元に歩み寄ると、話しかけてくる。
:「やあ、お食事中すまないね。聞いてくれてありがとう」
:「君を見た瞬間奇妙なインスピレーションに襲われて、良い曲が作れたんだ。お礼を言おうと思って」
天ケ瀬 茜:「ああ、こちらこそ素敵な演奏をありがとう」はするけど
天ケ瀬 茜:「インスピレーション……」は……「あはは、なるほど。おもしろいことを言ってくれるね」
:「ああ。実際君を見ているといろいろなイメージが想起されるんだよ、不思議な人だ」
:「今リリスについての音楽を考えているんだけど、うまく作れそう」

▶リリスについて《 オカルト / 人類学 / 歴史 / 知識1/2 》
天ケ瀬 茜:CCB<=5 【オカルト】
Cthulhu : (1D100<=5) → 98 → 致命的失敗

天ケ瀬 茜:CCB<=1 【人類学】
Cthulhu : (1D100<=1) → 23 → 失敗

天ケ瀬 茜:CCB<=65 【歴史】
Cthulhu : (1D100<=65) → 19 → 成功

え、えらいわね!
 ∟ 伝説上の『リリス』という存在を知っている。  
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31【大いなるもの-リリス】

 神とも悪魔とも呼ばれる存在。原初の女とする説もある。
 アラバスターのように透ける白い肌と、
 豊かに波打つ漆黒の髪を持つとされることが多い。
 なまめかしい姿をした彼女は、夜、出産、豊作、魔術に関わりがあり、
 崇拝者に知恵をもたらすという。
-------------

天ケ瀬 茜:「リリス……夜、とか……豊作の神だったかな?そういったものを題材することが多いの?」
:「そうみたいだね」夜とか…に頷いて 「うーん、普段はそんなことはないんだけど」
:「妙な話かもしれないが…夢の中で、リリスに会ったことがあるんだ。」
:「それ以来、あの夢に対して何かしらの感情が想起されるようになった。畏敬なのか恐怖なのかわからないが…」
:「音楽という形にすることで、その感情を理解出来たらと思ってる」
アシュリン:「……確かに、リリスはあちらでも信仰されてるわ」これはアカネに
:「?」
:「ああ、夢の話に興味があったら、芸術家街にある自分の家に遊びに来てよ」
:「僕はリン・ターナー。芸術家街…ヒルタウンに住んでる」
:「君が来てくれるなら、僕の曲制作もはかどりそうだしね」こっちが本音かな
天ケ瀬 茜:「夢で……」と考えてたらアシュリンが教えてくれたので 「なるほどね、それでかな……」うん
天ケ瀬 茜:「夢の話には確かに興味があるかな。君がいいならぜひ」
天ケ瀬 茜:「私はアカネ。よろしく」
リン:「ありがとう、勿論。君の都合のいい時に」
リン:「アカネさん。じゃあまたその時に」「どうぞ、お食事を楽しんで」
リンはそう言って、会釈をするとテーブルを離れる。
アシュリン:「ドリームランドと近い街、って言ったでしょう?あんな風に"夢"を見る人も、ここにはよくいるのよ」
去っていくリンを見送りながら、アシュリンはそう言うことだろう。
天ケ瀬 茜:「うん……。そう考えると、ますます不思議な場所だね。ドリームランドって」
天ケ瀬 茜:「夢とは言うけれど、皆がそういう体験をするわけでも覚えているわけでも……ましてや、自由に動き回れるような人が多いわけでもないんだろうし」
天ケ瀬 茜:「覚醒の世界ってものが向こうの認識としてある以上、あそこを夢だと知って……それを話した人が居たんだろうし」
天ケ瀬 茜:ふわふわ考えつつ料理を食べてる
アシュリン:「ええ、本当に不思議なことだらけ。わかっていないことの方が多いわ」
アシュリン:「人間誰しも夢は見るけれど、あなたの言うように、ドリームランドという夢を見られるのは一握り」
アシュリン:「それでいて、一度行くことができた人は、それ以降複数回に渡ってあの世界を訪れているという例も多いし」
アシュリン:「ただの運なのか、たまたま行った先で神にでも見初められたのか、…あるいは最初から何者かに呼ばれるのか」
アシュリン:「一番初めにあそこを夢だと認識した人は、誰だったのかしらね」
天ケ瀬 茜:「うん。でも……自分が一番初めじゃなくてよかったかな」ふふと笑った
天ケ瀬 茜:「さすがにそれだったら困り果ててたよ」
アシュリン:「ふふ、そうね。向こうの人達が自分たちの世界を夢だとは思っていない以上」
アシュリン:「向こうの人達が、そうそう『覚醒の世界への帰り道』なんて教えてくれるはずないもの」
天ケ瀬 茜:「だろうね。向こうの人からしたらよそ者は自分になるだろうから。はじめの人は帰って来れたのかな」想い馳せ
天ケ瀬 茜:「でも、良いところだから……帰りたくないと思う人が居ても不思議じゃないけれど」
アシュリン:「ええ、……ヘルメスから、こっちの世界出身の王様がいると聞いたことがあるけど」
アシュリン:「その人がいなかった頃は、よそ者への風当たりも今とは違っていたんでしょうね。得体のしれない存在でしかないもの」
アシュリン:「帰りたくない、ね。正直分かるわ、私も研究のために体感で数年居座ったことがあるから」
天ケ瀬 茜:「クラネス王のことだよね。確かに、彼の助けがあるのは私もとてもありがたかった」わかるね
天ケ瀬 茜:「へぇ、君も……旅とかしたの?」数年いたらさ するだろ 旅
アシュリン:「ああ、会ったのね。ええ、多分その人だと思う」
アシュリン:「旅…ってほどの行程は経ていないわ。まだね」
アシュリン:「地形を把握したくて、ぐるっと一周回ろうとしたんだけど。存外広くて、まだ南部と西部しか観測できてない」
アシュリン:「道のり自体は長かったけど……旅行っていうより測量気分だったかしら、私の場合は」笑った
天ケ瀬 茜:「そっか、地形か……。東部の地図は向こうでもらったけれど、それ以外の場所は私もあんまり知らないんだ」
天ケ瀬 茜:「あの世界の果てはどうなってるんだろう……」
アシュリン:「ああ、東部に行ったのね。それならあなたの話も参考にできるかも」
アシュリン:「そうね。地球のように丸い、……必要性はないのよね。あそこは宇宙空間に浮かぶ惑星ではないから」
アシュリン:「でもそれは理論上の話であって、『世界は丸いはず』と思っている人が見た夢ならそれが反映されるはずだし」
アシュリン:「……でも、私達が見る夢、ドリームランドではない普通の夢に」
アシュリン:「そういう『世界の丸さ』が反映されていたことはないわよね。夢に出てくる景色はいつも平らで」
アシュリン:「なんなら捻じれて歪んでいたりもする。そういった要素が全て集合しているのだと思うと、形状をこうだと定義するは難しいのかも」
天ケ瀬 茜:「東部は良いところだったよ。地図で言う端の方へ行くのはおすすめしないけれど」ムホール
天ケ瀬 茜:うんうんと聞いてたけど「そうだよね。今の人たちの知識にはそれが常識としてあるけれど……自分の夢にそれが反映されているかと言われるとそうでもない」
天ケ瀬 茜:「それに、夢の世界に"果て"って概念があるのかもわからないしね。世界の大きさなんて気にしないものでしょ?」夢って
天ケ瀬 茜:「……というか、あの世界は今も更新っていうと少しシステマチックだけど……。新しい概念が取り入れられているのかな。バク然り」
天ケ瀬 茜:「となると、そのうち急にAIとかが出てくるかも、しれないの……?」
アシュリン:ほんほん…と東部の話は聞いていたし
アシュリン:「そうね。…それこそ、今は地図上で端とされているその先を、夢見の力で生み出す人が現れるかもしれないし」
アシュリン:「AI……。どうかしら、既にあの世界と私達の世界とで文明力に明確な差は見られるわよね」
アシュリン:「どうしてそこに差が生まれているのか、現代人の夢があそこに影響を及ぼすことはないのか…」
アシュリン:「そのあたりの解明はしたいわね。」
アシュリン:「それこそ、あの世界はこういうものである、という土台はもう完成されていて、それ以上の干渉を受け付けないのかもしれない」
アシュリン:「あと数十年、数百年経ってもまだあの文明レベルが維持されているのなら、その可能性が高いかも」
天ケ瀬 茜:「夢見……。あれはすごいよね。世界の形に影響するくらいのものをやろうと思ったことはないけど」
天ケ瀬 茜:「……そうだよね、かなり差があるなって感じたんだ。私が知るよりもっともっと昔の雰囲気だし」嬉しいけど
天ケ瀬 茜:「現代人の影響がないなら……それはそれでうれしいかも。昔と比べて共通の情報が多くの人に渡るようになっているし」ネットとかで
天ケ瀬 茜:「それが影響し始めたら、母数が多い分一瞬で変わってしまうかも」
アシュリン:「そうねえ…」SNSを想像し
アシュリン:「あまり、いい影響を及ぼすとも言えないわよね。伝達手段に欠けるのは確かに不便ではあるかもしれないけど」
アシュリン:「それでも、あそこの人達はあそこの人達なりに、安定した生活を送っているんだもの」
アシュリン:「変化が起こるとしても、『理想郷』らしく夢のある変化であってほしいわね…」
天ケ瀬 茜:「うん。……あの世界が好きだったからね」
天ケ瀬 茜:「現実と少し違う、あの場所だからこそ……こっちとは少し違うようにいられた、とか。そういう感覚もあるから」
アシュリン:「ええ、……そういう人が多いうちは、『こちらとは違う世界である』という性質を維持できるかもしれないわ」
アシュリン:「結局、私達が何をどう願うか、次第なのかもしれないわね。夢というのがそういうもので、あれが夢である以上」
天ケ瀬 茜:「ふふ、確かに。夢、って言葉にマイナスなイメージを持つ人は少ないだろうから」
天ケ瀬 茜:「夢であるあの世界がずっと、それを体現している場所であり続けたらいいね」
天ケ瀬 茜:「……とはいえ、今はこっちにいるから……ここで出来ることをしないといけないんだけど」
アシュリン:うんうん、として
アシュリン:「そうね、まずはあなたのことを何とかしないと」
天ケ瀬 茜:「あはは、そうなんだよね」でっけーもの気にするのはその後にしな
天ケ瀬 茜:「どこから行こうかな……。前に言ってくれていた場所で近いのはどこ?灯台とか、博物館とかだったかな」
アシュリン:「ここからなら博物館か、キュリオウス&ギフトかしら。灯台は車で少しかかるから」
天ケ瀬 茜:「そう、……じゃあ、博物館から行こうかな。君も一緒に来てくれるの?」用事ある?
アシュリン:「勿論。今日は休日だし大丈夫」
アシュリン:「明後日以降はまた仕事だから、明日までは同行できるわよ」車出しますよ
天ケ瀬 茜:「ありがとう。こっちは地図が手元にないから助かるよ」じゃあ、博物館からかな!
アシュリン:「ああ、荷物が少ないと思ったら…」 {2023年時点でスマホと呼ばれているデバイス}ないんだ…
天ケ瀬 茜:「うん、どこかに落としてきたみたい」バクのところとかに
アシュリン:「そう… 見つかるといいわね」バクのところか…望み薄いな
天ケ瀬 茜:うん、と頷いた。ごちそうさま!!
アシュリン:ごちそうさま!
あなた達は食事を終え、キングスポート歴史協会博物館へ。

キングスポートの古い地区であるザ・ホロウは、丘の下のくぼみの部分にある。
ザ・ホロウの古い建物は17世紀から18世紀に建てられたもので、そのなかのひとつが歴史協会博物館である。
牧師館の中にあり、1階と2階の一部が博物館となっている。
博物館には、著名人や船のスケッチや船の模型、道具類が展示されている。
2階は図書室になっており、ここにはいくつか、怪奇的な印象を与える本が並んでいる。

▶《 図書館 》
天ケ瀬 茜:CCB<=65 【図書館】
Cthulhu : (1D100<=65) → 37 → 成功

えらい!
 ∟ 気になる本を1冊見つける。  
   概要を理解するためには《 英語 》に成功するか、NPCに頼む必要がある。

天ケ瀬 茜:CCB<=61 【その他の言語(英語)】
Cthulhu : (1D100<=61) → 58 → 成功

えらい!!

-------------
33【アザトースその他の恐怖-概要】

 エドワード・ダービイ著。英語で書かれた詩集である。

 読む場合、正気度ポイントを1/1D4失い、
 《 クトゥルフ神話技能 》+4%(それに伴い《 夢の知識 》も同時に2%増やす)
 研究し理解するためには1週間かかる。
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天ケ瀬 茜:「……」これ 「また時間がかかりそうだけど、……あれよりは早いでしょ」石板くん
天ケ瀬 茜:「アシュリン、これなんだけど……借りて読めるかな?」聞いた
アシュリン:「うん? …ああ、詩集ね」見て
アシュリン:「いいわよ、貸出手続きしてくるわ。」借りるね、と預かった
天ケ瀬 茜:「ありがとう」頼んだ!
アシュリンは詩集を借りに受付へ向かい、あなたはそれを待ちながら博物館をぶらっと見て回る。
天ケ瀬 茜:やったー!!だし、ちょっとスケッチしたりしたいよ……気に入った形のもの
規模はさほど大きくなく、展示してある品も二桁に届く程度だ。
そのぶん、ひとつのものをゆっくりと見る時間が生まれることだろう。
中でも気に入ったものをスケッチしながら待つ。
天ケ瀬 茜:CCB<=95 【芸術(絵画)】
Cthulhu : (1D100<=95) → 75 → 成功

えらい!
短時間ではあったが、満足のできる質感、色味を描くことができた。
アシュリン:「お待たせ!はい、どうぞ。2週間後に返却するからね」
天ケ瀬 茜:「ん、2週間後ね。わかった」
アシュリン:ん、と頷いて 「わ、あなた絵を描く人なのね」すごい、と目を丸くした
天ケ瀬 茜:「ああ、……うん。好きなんだ、描くの」
アシュリン:「へえ。そっか、いいわね。綺麗な絵だからびっくりしちゃった」
天ケ瀬 茜:「ふふ、ありがとう。この辺りの建物もとても綺麗だし、時間を見つけて描きに来たいな……」
天ケ瀬 茜:「もし気に入ったものがあればあげるよ」滞在中なんか描いてるだろうし
アシュリン:「えっ、良いの?」ぱあっ 「ありがとう。すごく嬉しいわ、楽しみ」
アシュリン:「何か気に入った場所があったらいつでも言って、立ち止まるから。地元民の私は気にせず進んじゃいそう」
天ケ瀬 茜:「うん、もちろん」「確かにいつも見てるものってなかなかよさに気がつけなかったりするよね」をしつつ出るか 博物館を
そんな話をしながら、博物館を出る。
この牧師館も、小さいながらも歴史を感じさせる面持ちでそこに立ちすくんでいる。
こうした建物ひとつ見ても、歴史のある町なのだろうと思えた。
天ケ瀬 茜:うれしい…… ぐるっと見渡しちゃった あの辺とか、この角度から見るのいいな……
アシュリン:その様子を見ながら、改めて建物を見てる なるほどなぁ
天ケ瀬 茜:「……」しばらく見て 「っと、ここだけじゃなかったよね、言ってくれていたの」ええと
アシュリン:「ああ、いいわよ。ゆっくりしてくれていても」とは言うけど
アシュリン:「キュリオウス&ギフト…って私言ったっけ」さっき 「あそこは小さな珍品屋って感じ」
天ケ瀬 茜:「珍品屋……」思い出すもの、あるな 「おもしろそうだね」
アシュリン:「ふふ、期待させすぎるのはよくないかしら。海外からの輸入品が多い店よ。見ていて楽しいわ」
天ケ瀬 茜:「輸入品か。それなら確かに色んなものが集まっていそう」行こ――!!!!
徒歩で少しのところに、その店はある。

キュリオウス&ギフトは、ザ・ホロウのオーン・ストリートにある、古い小さな店である。
扉を開けると、アンティーク調の看板がドアの上で揺れ動き、中には無数の品々が飾られていた。
キングスポートのお土産や絵はがきの他に、世界各地から買い取られた奇妙な品物もある。

▶《 目星 》
天ケ瀬 茜:CCB<=76 【目星】
Cthulhu : (1D100<=76) → 71 → 成功

えらい!
 ∟ 10センチほどの弓と矢のワンセットを見つける。  
-------------
34【前進の矢】

 10センチほどの弓と矢のワンセット。矢を弓にセットして使う。
 静止している物体にこの矢を装着するか、止まった状態で手に持つ。
 そうすると、その物あるいは人は矢の示す方向に自然と進んでいく。
 上に向けることで宙に浮かんだり、宙を進んだりすることもできる。
 進むスピードは使用者が自由に決定できる。
-------------

天ケ瀬 茜:「……」これなに?をした 「アシュリン、この弓矢……」
アシュリン:「? あら、面白い物があるわね」
天ケ瀬 茜:「……。何かに使える、のかな」実際に使った時を想像はした
アシュリン:「魔術的な意匠が施されてるのかしら… 宙に浮かぶ、って程度なら飛ぶことまでは難しそうだけど」
アシュリン:「何かに…そうね」なんだろう 用途を想像してみる
アシュリン:「……塀を超える?」
アシュリン:「あ、高い所から安全に着地する…」もアリ
天ケ瀬 茜:「確かに。……足跡を残したくないとか、足音を立てたくない時にも使えるかな」泥棒?
アシュリン:「確かにそうね。音に敏感な生き物には近づきやすいかも」
アシュリン:「物にも使えるなら……これで船を進める、とかは駄目かしら。そこまでの動力はないのかな…」わからん
天ケ瀬 茜:「そっか、動力源としての使い方も……どうなんだろう。小舟程度なら……」
アシュリン:「……少し試してみたくなるわね」 流石わくわくギフトランド…
天ケ瀬 茜:「……買ってみても、いい…?」……この人はまたもらった金で
アシュリン:「いいわよ。好きに使って頂戴」
天ケ瀬 茜:「ふふ、ごめんね。ありがとう」こういったもの、興味があると手に取りたくて 買っちゃお!!
レジカウンターで、前進の矢を購入できる。店のユニークなビニール袋に入れて渡してくれるだろう。
天ケ瀬 茜:うれしいww
キングスポートのヴィレヴァン
天ケ瀬 茜:キングスポートのヴィレヴァン!?!?!?!?!
天ケ瀬 茜:ポップに書いてあるかもな『使い方は人それぞれ!!前進の矢!!』
あなたは前に進むか!後ろに進むか!
天ケ瀬 茜:ワクワクショップだな……
天ケ瀬 茜:じゃあうれしい袋を持って出て
天ケ瀬 茜:「まだ時間は……大丈夫そうかな」太陽の位置を見た 「せっかくだし、彼のところへ行ってみようかな。芸術家街だっけ?」
じゃあ…今は、17時くらい!まだ余裕はありそうだ。
あなた達は彼から聞いた道のりを歩いていく。
ヒルタウンは工場地帯であり、安アパートが並ぶ地区でもある。
ここには、キングスポートで伝統的に芸術家が住むとされる町がある。
彼らは春から夏にかけてキングスポートに滞在し、冬が来ると去って行くのが一般的である。
彼らは温暖で美しいキングスポートの、まるで夢の中のような古風な雰囲気から、何かを感じ取っているのだ。
そしてそのインスピレーションは良い作品として知られている。

彼から先ほど教わった住所を訪ねれば、ターナー宅を見つけることだろう。
美術家街の彼の家は、ヒルタウンにしては大きめの家で、窓越しに見ても様々な楽器や本が置かれている。
インターホンを押せば、応答があるだろう。扉が開く。
リン:「はーい、…やぁ、君たちか」
リン:「ようこそ、よく来てくれた」
穏やかにそう言って、あなた達を出迎える。
天ケ瀬 茜:「やあ、早速訪ねさせてもらったよ」としてから あ、手土産……
アシュリン:「こんにちは。さっきはどうも」
リン:「嬉しいな、まさかこんなすぐに」「ああ、どうぞ。上がって」
天ケ瀬 茜:「お邪魔します」わーい!
外からも見えた通り…というより、外から見た以上に楽器が置かれている。
あなたの視線に気付けば、リーは楽器をいろいろ見せてくれるだろう。

▶《 芸術(音楽) 》もしくは音楽系の技能に+1D5%の成長を認める。
天ケ瀬 茜:1d5 やったーー!!!!!!!!!!!!!!
Cthulhu : (1D5) → 5

えらい!! 彼の説明を受け、音楽知識を得る。

天ケ瀬 茜:うんうんと聞いていたし「すごいね、音色を聞いたことはあっても、実際の楽器を間近で見る機会はあまりないから」
リン:「確かに。コンサートに行ったとしても、ステージと客席は遠いからね」頷いた
リン:「今は金管楽器に転向したけど、昔は弦楽器もやっていたんだ。このヴィオラはその時の」
リン:「使うってなったら、またチューニングしないと…」
リン:「…ああ、申し訳ない。お茶も出さずに」
彼は今更のようにはっとして、近くのソファを薦める。
天ケ瀬 茜:「へぇ、君はここにある楽器をすべて弾けるの?」言いつつ、「ありがとう」ソファには行く
リン:「いや、弾けないものもあるよ」首を横に振った

▶《 芸術 》
天ケ瀬 茜:CCB<=95 【芸術(絵画)】
Cthulhu : (1D100<=95) → 47 → 成功

 ∟ 自分も芸術家であるゆえだろうか、彼の様子にどこか察するものがあった。  
   おそらく、一般人から見れば弾けるのだろうが、彼の中で納得できるレベルに達していない。
   そんなわけで、最初から「弾けない」と断言するようにしているのだろう。

天ケ瀬 茜:「……」ああ、なるほどをした 「そう。でも、音を知ることが君がメインにしてる楽器にも役立つとかなのかな」いっぱいあるのは
リン:「ああ。勿論、作曲をするうえで必要だというのもあるけど…」
リン:「一番は、君の言う通りだよ。他の楽器と合わせるとき、他の楽器についての理解があるのとないのとじゃ演奏の完成度が違うんだ」
リン:「おっと、僕の話ばかりすまないね。ええと…夢の話だったかな?」
アシュリン:へー…と聞いてて ああ、そうだった…になった
天ケ瀬 茜:「そっか、重なりとか…どんな音の感じとかはイメージだけより実際に試した方が確かだろうしね」うんうんをして
天ケ瀬 茜:「あ、そうだった……。うん、夢の話」
リン:「うん。譜面上だけだと、どんな音が足りないのか、不要なのかわからないから」
リン:言いつつね、頷いて
リン:「この町は、どうやら夢と関わりがある町らしくてね。夢から様々なインスピレーションを得ることが多い」
リン:「夢は、断片的なものから、随分と長く見ているものまであるけど…」
リン:「不思議な話だろう?長すぎる夢を見ると、自分が夢の中でいる地名まで出てくるんだよ。夢に」苦笑する
天ケ瀬 茜:「……。きっとそこは君の夢の世界なんだろうね」うん そうなんですが
リン:「そうなのかもしれないね。エンノン、という場所だ。どんな心境で名付けたんだか…」自分は
天ケ瀬 茜:「エンノン……」知ってる?とアシュリンに視線だけ向けた
アシュリン:「…」名前に覚えはある、という顔は向けたかな
天ケ瀬 茜:うん 小さく頷いた
リン:「そこには、白い帆船がよく立ち寄るんだ。あの船に乗るとあちこち行けるらしいけど…」
リン:「まだ、夢の中で乗ったことはないな。次に同じような夢を見た時、乗れたらいいんだけど」
天ケ瀬 茜:「へぇ、いいね。あちこち行ってみたいもんね、せっかくなら」
天ケ瀬 茜:「乗れたら、どうだったか教えてほしいな」
リン:「ああ、どうせならね。夢の中とはいえ、観光できるならしてみたいよ」うんうん
リン:「うん、その時はぜひ聞いてほしい」
リン:「……ああ、そうだ。夢といえばだけど」
リン:「インスピレーションに導かれるまま、海辺の岩場キングスポート・ヘッドを登ったことがあってね」
リン:「そこで不思議な人に会ったんだよ。どうも、夢とか現実とか神様とか…そういうものについて詳しいらしかった」
天ケ瀬 茜:「そんな人が居るんだ?良く見つけたね。インスピレーションで……って。不思議なものだけど」でもそういうもので動くのはわかるし
アシュリン:「インスピレーションであんなところまで行ったの」目を丸くした
リン:「はは、そういう気分だったというか…」アシュリンに
リン:「うん。岩場を上っていたら、上のほうに家があるのを見つけたんだ。不思議だよね」
天ケ瀬 茜:「そういうものに詳しい人が居るなら、話してみたいけど…… 岩場かあ」
天ケ瀬 茜:「大変?」アシュリンに 君の反応を見る限りさ、遠いか大変かだよ……
アシュリン:「うーん…」「岩場、って言うと聞こえはいいけど。険しい岩山を数百メートルの高さ登ることになるわ」
アシュリン:「もし行くなら、それなりにちゃんとした登山準備はしたいわね」
天ケ瀬 茜:「……登山は、経験がないな」ドリームランドでも 「わかった、心しておくよ」
リン:あ、行くんだ 行動力あるな…
リン:「ああ、行くときは気を付けて」うんうん…
天ケ瀬 茜:「うん。ありがとう」

▶《 目星 》
天ケ瀬 茜:CCB<=76 【目星】
Cthulhu : (1D100<=76) → 8 → スペシャル

えらい!
 ∟ 話していれば、棚の上に置かれた笛がひとつ目にとまった。見たことのない造形だ。  

天ケ瀬 茜:登山準備か……を考えていたら 「……あ、」笛だ
天ケ瀬 茜:「リン、あれは……笛?不思議な形だね」
リン:「?」そっちを見る 「ああ、あれか」
リン:「あれは、アフリカのとある地方に伝わるものだそうだ。人から譲られてね」
リン:「曰く、目覚めたまま夢を見るための笛…と聞いたんだけど。」
リン:「欲しければあげるよ。訪ねて来てくれた礼に」
▶この笛を使うと、キングスポート内であれば現実世界で《 夢見 》が使用できる。
天ケ瀬 茜:「え、いいの?興味深いものだけど……」自分、リコーダーしか……
リン:「ああ。君がよかったら、どうぞ。飾っておくだけでもインテリアになるよ」
天ケ瀬 茜:「……そういうことなら。ありがとう、大切にするよ」思い出の品として
リンは頷いて、快く譲ってくれる。
天ケ瀬 茜:やったーー!!!
天ケ瀬 茜:ちょっと眺めてみたりした 笛だな
天ケ瀬 茜:「……そうだ、こうして君の話を聞いて楽しく過ごさせてもらっているけれど」
天ケ瀬 茜:「肝心な曲のイメージの方はどう?」進みそう?制作が
リン:「うん、ありがたいことに」何度か頷いて
リン:「実際に形になるかは、音を出してみないとわからないけど… でも、行き詰ってた感覚はもうなくなった」
天ケ瀬 茜:「そう。役に立てたならよかった。また君の演奏も、曲が完成したらそれも聴いてみたいな」
リン:「ああ、その時はまた聴きにきてほしい。レストランでも、ここでも」
そうして少し話してから、「今日はありがとう」と玄関先まで見送られることになるだろう。
天ケ瀬 茜:「こちらこそ」ありがとう!をして家を出ました
アシュリン:「頑張ってね」また!
リンは軽く手を振って、あなた達を見送る。あなた達も家を出て彼と別れた。

天ケ瀬 茜:「……うーん」時間的に…… 「どうしよう、まだどこか寄れるかな?」
アシュリン:「そうねぇ… 流石に、今から山登りは厳しいけど」暗い!寒い!用意なし!
アシュリン:「店とか…ああ、灯台って言ってたっけ。そのくらいなら寄れるわよ」
天ケ瀬 茜:山登りは……あはは、と笑って「じゃあ、灯台の方に行ってみたいな。少し遠くなっちゃうと思うけど」
アシュリン:「オーケー、じゃあ行きましょうか。大丈夫、灯台は夜でも綺麗だもの」
アシュリンはそう言って、一度あなたを連れて車を取りに家へ戻る。
そうしてから、ドライブといった風に海辺を走らせるだろう。
海を見ながら、夕食は何にしようかだとか、そんな話をしていれば目的地へ着くことだろう。

小さい岩だらけの島が、キングスポートの東南東およそ5kmのところにある。
そこに、世紀を超えて輝き続けている、ノース・ポイント灯台が建つ。
あなたがそこを訪れると、灯台守が出てくることだろう。
そうして、アシュリンを見れば「やあ、また夢の研究かい」と。
アシュリン:「ええ。今日は私じゃなくて、こっちの彼女が」軽く手を挙げ
天ケ瀬 茜:「こんばんは」ぺこり
アシュリン:「この灯台…というか海辺はね、たまに幻の船が現れると言われてるのよ」アカネに
天ケ瀬 茜:「幻の船……そういう話があるから知り合いなんだ」
アシュリン:「ええ。幻のような白い帆船……私もこの灯台守さんも、それがドリームランドのものだと思ってる」
アシュリン:「だから、彼にはドリームランドの話をして大丈夫よ」
天ケ瀬 茜:え、とびっくりした 「あなたもドリームランドに行ったことが?」
灯台守:「いいや、私じゃない。かつて灯台守だった男が、そういう経験をしたらしくてね」
灯台守:「ベイジル・エルトン、という男だ。名前を聞いたことはないだろうが」
灯台守はそう言って、遠い昔話をしてくれる。

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32【ベイジル・エルトンと白い船】

 これはノース・ポイント灯台に語り伝えられている話である。
 ベイジル・エルトンはノース・ポイント灯台の灯台守だった。
 彼は海を見続ける日々のさなか、大洋そのものに籠もった夢を理解するようになった。
 人間が夢を見るように、海も山も、その記憶の中にとどめられた夢を見るのだ。

 ある日ベイジルは奇妙な白い船を見るようになった。
 そしてやがて彼は、月光の上を歩いて白い船に乗り込み、夢の中へと向かい、旅を始めた。
 その旅の中では、記憶を取り戻せるという土地を通ったこともある。
 その旅は美しいものだったが、ベイジル・エルトンは最後に、希望の地カトゥリアを追い求めた。
 最も美しい場所を追い求めた欲深さゆえに、ベイジル・エルトンは夢から追放された。
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▶夜に《 夢見 》を振り、成功すると白い帆船がやってくる。

天ケ瀬 茜:「……。綺麗だけれど、最後は幸せにというわけではないんだね」
天ケ瀬 茜:「けれど、この灯台にその話が伝わっているというのは……素敵だな。私は好き」
灯台守:「ああ。それがかえってリアルでね、夢物語だと一蹴できずにいるのさ」
灯台守:「そうかい、そう言われると嬉しいね。海で生きる者にとっては、そりゃあ夢のある話だから」
天ケ瀬 茜:「うん……。その話では、夢としてドリームランドに行くんじゃなくて、船に乗っていくんだね」
天ケ瀬 茜:「私がここに来たのと似たような方法になるのかな……」
アシュリン:頷く「そうなの。物理的に、肉体ごと向かう手段……ということになるわ」
アシュリン:「実際に白い帆船が現れれば、の話ではあるけど…。私は一度試したけど駄目だった」
天ケ瀬 茜:「そうなんだ。……あなたも見たことはないの?」灯台守さんに
灯台守:「残念ながらね。ここは向こうさんにとっては寄港地じゃないらしい」
天ケ瀬 茜:「そう……。試してみる、は私にもできるけれど……。まだ見て回りたい場所も読みたい本もあるから、その後にかな」やるとしても
アシュリン:「そうね。仮に行けたとして、またこの世界のこの時間に戻ってこられる保証もないし」
アシュリン:「まぁ、その場合はヘルメスのところにさえ辿り着いてくれれば大丈夫だと思うけど…」
天ケ瀬 茜:「うん。けど、どうなるのかもわからないからね」やばいところに行きつくかも
アシュリン:頷いた 「できるだけ安全策はとりましょう」
天ケ瀬 茜:「戻る方法はもうありはするからね」「……こっちの私がどうなってるのかはわからないけど」
天ケ瀬 茜:「じゃあ、少しだけ灯台を眺めたら……戻るにしようか。今日のところは」
そうしましょう、とアシュリンは頷く。

冷たく暗い夜の海。この海を、かつて旅立っていったのだという男の冒険譚。
それはおとぎ話のようでいて、今のあなたには現実的に感じられたのかもしれない。
かつてランドルフ・カーターという男が、クラネスという男が、ベイジル・エルトンという男が。
彼らが辿った道を、今あなたも歩んでいるのだ。



そうしてから、一週間、詩集を読みふけることになった。
アシュリンは自炊力にいささか欠けるようで、基本的に外食か、そうでなければあなたが作ることになる。
元々病院勤めで忙しいとのことで、深夜遅くに帰ってくることも早朝に帰ってくることもまま多い。
そんなわけで食事のタイミングは必ずしも合うわけでなく。合った時はそんな風にテーブルを囲んだ。
あなたは日中は詩集を読んだり、外を散策したりして過ごす。
この一週間で、多少道も覚え、気に入りの場所もいくつかできたかもしれない。

そして、これは詩集の話。
詩を読んだ際、あなたはこのような風景を幻視する。

あなたは宇宙のかなた、闇の中に浮かんでいる。
そこには不定形の影があり、無窮の中心で何かの声が響いている。
あたりには忌まわしい太鼓の音と、歪んだフルートの音色が響いている。
其方此方でうすぼんやりとした存在が踊っていた。
闇の中心から、あなたに向かって手を伸ばしてくる何者かがいた。
それはあなたがよく知っている存在だった。
よく知っている──そう思った理由がわからない。
伸ばされた手はあなたをしっかりとつかんだ。
その瞬間、あなたの中に、どっとそれが流れ込んでくる。滝のように激しく。

…その感覚に意識が揺さぶられた瞬間、幻視は途切れる。
それが何だったのかはわからない。
しかし確かにあなたはそれを、さっきまで見ていた。
▶《 SANC(1/1D3) 》

天ケ瀬 茜:CCB<=49 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=49) → 52 → 失敗

天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1D3(→ 3)減少(49 → 46)

この本は詩の他に解説がついており、以下の神について理解できる。
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 ・アザトース
   世界の中心で眠る神。覚醒の世界とは彼の夢である。
 ・ニャルラトホテプ
   アザトースの息子でありメッセンジャー。
-------------
▶《 アイデア 》
天ケ瀬 茜:CCB<=80 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=80) → 92 → 失敗

おしい!

天ケ瀬 茜:「今の、…………」見たな、何か
天ケ瀬 茜:「あんまり気持ちがいい感覚じゃないな」
天ケ瀬 茜:CCB<=46 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=46) → 37 → 成功

天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1減少(46 → 45)
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜の夢の知識を2増加(44 → 46)

そうして読んでいれば、昼近くになってアシュリンが帰宅する。
アシュリン:「疲れたー!ただいま!」
天ケ瀬 茜:「おかえり」出迎えた
アシュリン:ただいま!「おはよう、ご飯食べた?」
アシュリン:「まだならハンバーガー買ってきたの」袋掲げた
天ケ瀬 茜:「いや、まだ…… ハンバーガー」
天ケ瀬 茜:「この前も買ってなかった?別の店?」
アシュリン:choice[一緒,別,新しくできた]
Cthulhu : (choice[一緒,別,新しくできた]) → 別

アシュリン:「いえ、この間のとは別。こっちのほうがあっさりしてるかも」
アシュリンはそう言いながらガサガサと袋から出す。
天ケ瀬 茜:「そうなんだ?飲み物はどうする?」セットにしてあるかな
アシュリン:「じゃあー…珈琲!」ホット
天ケ瀬 茜:「うん、わかった」二人分用意した!
大きさは相変わらず、以前にも食べたアメリカらしいバーガー。
それとは別に、どう見ても別の店で買ったであろうスープが一緒に入っている。
コーンポタージュだ。まだ温かいのを見るに、これは家の近くの店で買ったのだろう。
あなたはキッチンで珈琲を淹れ、マグカップに次いで両手で運んでくる。
賑やかになった机の上に置いて。二人で食事を摂ることだろう。
天ケ瀬 茜:「はい、どうぞ。……へぇ…どんな味のバーガーだろう」席に着く
The Habit Burger Grillという店のハンバーガーらしい。
アシュリンの言うように、野菜が多い分あっさりとした味わいだ。
日本のハンバーガーは食べているうちに野菜が無くなってしまったり…といったこともあるが、
これはどれだけ食べても野菜が欠けることがない。満足感。
アシュリン:「ありがとう」珈琲もらい
天ケ瀬 茜:「うん、じゃあいただきます」 いただきます
アシュリン:「どうぞ。チーズ多めのにしちゃったから、重かったらパテ引き取るわ」
天ケ瀬 茜:「ありがとう」 一口食べて「ん……本当だ、見た目よりはあっさりしてる。おいしいね」
アシュリン:「ふふ、でしょう!この前のもいいけど、ここのも好きなのよ」
天ケ瀬 茜:「さすが、おいしいものを見つけるのが上手いね」
アシュリン:「そりゃあ、そこらの住人よりは外食の母数が多いですから」ふふん
天ケ瀬 茜:「あはは、でも病院勤めの君がこういうのばっかりなのはちょっと……」冗談ぽく
アシュリン:「ヘルメスにも言われたけど。時間が惜しいのよ、帰って来てから研究のほうもしたいし」
アシュリン:やれやれ…という顔でポテトを食べます。反省してないな…
天ケ瀬 茜:「……ヘルメスにもこういうのを買ってきてたの?」
アシュリン:「ええ。最初はぎょっとされた」
アシュリン:「あっちにもあってもおかしくないと思ったけど…まだこういう文化は無いみたいね」
天ケ瀬 茜:「見た覚えはないかな。そっか、ヘルメスが……」想像して 「ふふ、困惑顔が思い浮かぶや」最初見た時の
おそらく、全否定はせずに、しかし地味な皮肉を言いつつ大人しく食べはしたのだろう…
天ケ瀬 茜:「ごちそうさま」 「そういえば…借りてきていた詩集、読み終わったよ」
アシュリン:「ごちそうさま」 「あ、ほんと?どうだった?」
アシュリン:「詩に対してどうだったって聞き方も変か…」感覚よね、詩は
天ケ瀬 茜:「どう……、不思議な感じだった。アザトースとニャルラトホテプについての解説がついてたよ」
アシュリン:「アザトース、……名前は聞いたことあるようなないような、ね」
天ケ瀬 茜:「うん……、」どう言おうかなをして 「それもね、夢を見ているんだって。この世界はその夢である……って話だけど」
アシュリン:「ふうん……、興味深いわね。入れ子構造みたい」

▶《 アイデア 》※再
天ケ瀬 茜:CCB<=80 【アイデア】
Cthulhu : (1D100<=80) → 99 → 致命的失敗

天ケ瀬 茜:?
ふふふ
 ∟ あなたは既に、ドリームランドとは覚醒の世界の人々の夢見たものだと知っている。  
   覚醒の世界がアザトースの夢であるなら、
   アザトースが《 夢見 》て、覚醒の世界を作り出したのではないかと理解する。
   そうであるならば、《 夢見 》という能力はそもそも、
   人間がアザトースから与えられたものなのかもしれない。
   そして、人間に直接干渉する神の存在が稀であるように、
   自分たちの生み出した夢の世界を訪れることができる人間も、選ばれた一握りだけなのかもしれない。

   …と、そんなことを考えていたらスープで火傷をします。

天ケ瀬 茜:「…………」考えてたら 「…っつ」アッツ!!
アシュリン:「わ」「火傷した?」水持ってくるよ
天ケ瀬 茜:「あ、ごめん…ありがとう……」あつい~~水もらう
アシュリン:「ふふ、まだ冷めてなかったわね。気を付けて」
天ケ瀬 茜:「まだ中の方は熱かったや。すごいね」保温性が
自分の生きた時代にはない保温性能。こういう物を見ると、時代のズレを思い出す。
天ケ瀬 茜:「気を付けないと……」ドリランの保温性能に慣れてたからここのところ
アシュリン:向こうはすぐ冷めるものね、持ち歩くと
天ケ瀬 茜:「……」慎重に飲んだ 「あ、あと……今日は疲れてるだろうからまた時間があるときでいいけれど」
天ケ瀬 茜:「そろそろ行ってみようかなと思って。岩場の……」家に
アシュリン:「ああ、そんな話をしていたわね」先週
アシュリン:「じゃあ…そうね、防寒具くらいなら持ち合わせがあるけど…」
アシュリン:「あ、靴は流石に用意しないとか。買いに行きましょう」
天ケ瀬 茜:「そうだね、靴……。動きやすいもの買わないと」頷き
アシュリン:「私の靴じゃサイズ合わなそうだものね」うんうん
アシュリン:「あと何が要るのかしら。軽食?」遠足気分か?
天ケ瀬 茜:軽食?「……どのくらいかかるかわからないけど、一応?」おやつの意味か、行動食の意味か悩んだ
アシュリン:「そうね、じゃあそのへんを買いに」うん 行くか
アシュリンと共に、車で近くのシューズショップへ。
アメリカの女性平均サイズなのか、25.5前後の靴が多い。一応、小さめのものもあるにはある。
店の内装やレイアウトは、ポップなイタリアの靴屋よりも整然とした日本のそれに近い。
天ケ瀬 茜:勝手にでっかいのしかないと思ってたから「思ったより、普通だ」
アシュリン:「そう?…ああ、」意図を理解した 「まぁ派手さはないかも」笑う
アシュリン:「ニューヨークのほうだと、もう少し楽し気な店もあるんだけどね。こっちは田舎だから」
天ケ瀬 茜:「そうなんだ」レインボーな靴たちが並んでるのを想像してた 「どれがいいかな」
アシュリン:「動きやすければなんでもいいと思うけど… これとか?」明るい色のを手に取った
天ケ瀬 茜:「うーん……」
アシュリン:choice[赤,橙,黄,緑,水色,青,紫,金,銀,虹]
Cthulhu : (choice[赤,橙,黄,緑,水色,青,紫,金,銀,虹]) → 紫

アシュリン:パープル。
天ケ瀬 茜:1d100 点
Cthulhu : (1D100) → 39

天ケ瀬 茜:「あんまり自分じゃ選ばない色かな」
アシュリン:「そっかそっか」うむ
アシュリン:choice[赤,橙,黄,緑,水色,青,紫,金,銀,虹] じゃあこれ…
Cthulhu : (choice[赤,橙,黄,緑,水色,青,紫,金,銀,虹]) → 金

天ケ瀬 茜:1d100 点
Cthulhu : (1D100) → 72

天ケ瀬 茜:「あ、それならいいかも」
アシュリン:「お」よしよし
天ケ瀬 茜:「試しに履いてみるよ」 履いてトントンとした 「良さそう」
歩くのに支障はなさそうだ。クッションが厚いので、岩場を登っても痛くはならないだろう。
アシュリン:「よかった。じゃあ靴はこれで問題無さそうね」
天ケ瀬 茜:「うん。アシュリンは買わなくて大丈夫?」
アシュリン:「私は普段使いしてるスニーカーがあるから、大丈夫」
アシュリン:「…あ、でもせっかく来たし別に靴は見ようかしら」
天ケ瀬 茜:「せっかくだからね」つき合って見て回る
アシュリン:「ええ、靴屋って必要性がないとなかなか寄らないのよね」
スニーカー売り場ではなく、遊びに行くときなどに使う靴も見て回ったりなどしつつ。
無事にシューズを手に入れたあなた達は、軽食を入手してから家に戻って来た。

そうしてアシュリンが貸してくれた防寒着を身に着け、再び車に乗り込む。
今度の目的地は、店ではなく岩場だ。


キングスポート・ヘッドは、水面から300メートル以上そびえ立つ岩の露頭である。
この崖に登るには、まずキングスポートを離れてかなりの距離を車で回り込む必要がある。
そこから難しい急な斜面を登らなくてはならない。
そこにはイバラや古い樹木、たくさんの草、野生のブルーベリーなどが生い茂っている。

それを見たり、ブルーベリーを採ったりしながら歩いていれば、やがてその家が見えてくる。
家はいつから建っているのかおよそ想像もつかないほどに古く、崩れかけている。
屋根はドリームランドで見たことがあるような尖った様子をしていた。
崖に面して空中に向かって狭いドアがあり、そこから入るのは鳥でなければ不可能だと思えた。
陸側に面して窓がついており、中に入りたいならそこからになるだろう。
しかしあなたはその家に至る坂に、大きな割れ目があると気づく。
そこを渡りきらなくてはならない。

▶2回の《 登攀 》ロールを行い、成功の場合無事に渡れるが、失敗の場合1D4のHP減少。
 ※ファンブルが出た場合、ENDへ
▶あるいは、《 夢見 》で何らかの道具を用意してもよい。
 《 登攀 》を補正するものを作る場合ファンブルの処理はなし。
▶前進の矢を持っている場合、使うことで無事割れ目を超えられる。

アシュリン:「あれか…」
天ケ瀬 茜:「……なんだか、不思議な家だね?」
アシュリン:「そうね。……景色だけなら、ドリームランドにいるみたい」
天ケ瀬 茜:頷く 「人が住んでいるようには見えないけど」古い……
天ケ瀬 茜:「でも、行くにはここをどうにかしないとかな」
アシュリン:「ええ…」 少し進んで、割れ目を覗く
アシュリン:「落ちたらひとたまりもないわ。引き返すこともできるけど…」
天ケ瀬 茜:「……」割れ目だな 「あれが使えるかな」前進の矢!
アシュリンは「あれ?」と首を傾げるが、あなたが取り出したそれを見れば納得したように頷く。
アシュリン:「確かに、…浮けるって話があったわね」
天ケ瀬 茜:「うん。まだ実際に使ったことはないけど」 「難しそうなら他の方法を考えよう」
アシュリン:「そうしましょう。矢の効果も試せる良い機会ね」
天ケ瀬 茜:頷く やってみよーー!!!!
弓に矢をセットし、試しに矢を上に向けてみる。
すると、あなたの体がふわりと浮いた。急なことで、一瞬バランスを崩しかけるかもしれない。
しかし効果は確かにあるようだ。左右の安全な方向へ向けてみればそちらへ向かうこともできる。
試しにアシュリンと二人で浮けるかも試してみたが、重量オーバー。
この先へ進めるのは、この手段であれば1人のようだ。
アシュリン:「…流石に無理か。一人浮けるだけでも十分よね」
アシュリン:「私はここで待ってるから、様子見てきてくれる?」
アシュリン:「必要ならまた呼びに来て」
天ケ瀬 茜:「うん、……そういうことなら…わかった」
天ケ瀬 茜:「少しの間待っててね」いってきまーす
アシュリン:頷く 「気を付けて」いってらっしゃい!
あなたは再び前進の矢を使い、その割れ目の上を通って進む。

そうして、あなたは無事に家にたどり着いた…
…のだが、家の中にどうしても入れないと言うことに気づく。
窓に触れることさえできないのだ。

仕方なく窓から家の中をのぞき込むと、人影があった。
顎髭を生やした、穏やかだがどこか浮世離れをした様子の男性である。
ドリームランドで見かけたような、古いデザインの衣装を身にまとっている。
彼は物音に気付くと窓の外を見、あなたと目が合うと、
ぎょっとしたように近寄り、窓を開けて話しかけてくる。
:「…あなたは悪しき神に取り付かれているようですが、自分の状況を理解してらっしゃいますか」
:「それとも、あなたは邪悪な神の化身なのでしょうか? そのようには思えないが……」
天ケ瀬 茜:「わ、………」近寄ってきた!と思ったら そっちの話?!
天ケ瀬 茜:「あ、ええと……こんにちは……」
:「ああ、……これは失礼しました。こんにちは」
天ケ瀬 茜:「……突然すみません、……あー……私はその…あなたの言ったような状況ではあるのですが」
天ケ瀬 茜:「望んだことではなく、どうにかしようとしていまして」
:「……成程、そうでしたか」
天ケ瀬 茜:「はい、……少しお話をお聞かせ願えますか。あなたが夢や現実、神に詳しいとうかがって」
:「そうだったのですか、それでここに。……それは構いませんが…」
:「申し訳ない。あなたはこの家には恐らく入れない、立ち話をさせてしまうことになりますね」
:「申し遅れました。私は、ウィリアム・ベインと申します」
天ケ瀬 茜:「なるほど? これは全員がそうというわけではないんですね」
天ケ瀬 茜:「ああいえ、こちらこそ」申し遅れた 「アカネといいます」
ウィリアム:「アカネさん」どうも、として 「ええ。何と言いましょうか…」
ウィリアム:「私の親しい神・ノーデンスは、ドリームランドと深い関わりがあり、この家もよくドリームランドに繋がります」
ウィリアム:「ですので、この家自体が……一種の、ノーデンスの領域となっているのです。」
ウィリアム:「ノーデンスは、あなたに取り付いているニャルラトホテプと敵対していますので…」
あなたが家に入れない理由を、ウィリアムはそう説明する。
天ケ瀬 茜:「そういうことでしたか。それは…失礼しました。驚かせたでしょう」驚いてたし
ウィリアム:「ああ、いえいえ。驚きはしましたが」問題ありません
ウィリアム:「それで……夢や現実、神について、でしたか」
天ケ瀬 茜:「ええ、」きょろ……座れる岩とか どう?
いいよ、あっても
天ケ瀬 茜:よし パッと払って座った
ウィリアム:「…どうにかしたい、というお話でしたら」
ウィリアム:「そうですね、思い浮かぶのは…ドリームランドのザクやカダスでしょうか」
ウィリアム:「地名はご存知で?」
天ケ瀬 茜:「……」考えて 「カダス、は…聞いたことがあるような」「すみません、そのくらいです」
ウィリアム:「そうですか。ザクは、失われた記憶を取り戻せると言われる場所です」
ウィリアム:「あなたの今の状況はわかりませんが、少なくとも人間の自我は取り戻せるかもしれない」
ウィリアム:「…勿論、取り戻したからといって邪神が払われることは無いでしょうが。」
ウィリアム:「…カダスは、神々の領域。ニャルラトホテプに、物理的な意味で最も近い場所と言えるでしょう」
ウィリアム:「逆に、ニャルラトホテプについて知る、あるいは逃れる方法を模索するにも一番可能性は高い」
ウィリアム:「人間が行く場所ではない、とは噂されていますが」
ウィリアム:「とはいえ、今のあなたなら問題ないかもしれません。」
天ケ瀬 茜:「……どちらも得るものがありそうですね。ありがとうございます」どっちも気になるし……
ウィリアム:「ええ、何か役立つものが得られればいいのですが」
天ケ瀬 茜:「記憶……これもこのまま進むのは怖いな……」ひとりごと
天ケ瀬 茜:「ザクとカダス、どの辺りにあるんでしょうか?東部は少し旅をしたことがあるんですが」
ウィリアム:「ザクは南端、カダスは北端ですね」
ウィリアム:「ザクに行きたければ、ノース・ポイント灯台で白い帆船を待ち、乗り込んで連れていってもらうのがいいと思います」

ウィリアム:「記憶を失ったものが、ウスロスの季節にザクに入ると、失われたものが全て取り戻される…」
ウィリアム:「そう言われていますが、しかし同時に、忘れ去られた邪神が蘇り正気を失わせるかもしれません」
ウィリアム:「ザクで完全な記憶を取り戻すには、リスクが伴うと言われます。よく考えたほうがいいでしょう」
ウィリアム:「白い帆船は基本的にはザクに立ち寄りませんが……あなたが向かうのをお望みなら、私が口を利きますよ」

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36【ザクについて】

 ドリームランドの中でも特に美しい場所である、空想の領域にある土地。
 この土地には、かつて人が作り出し、また目撃した
 全ての美しいもの、驚異的なものの思い出が留まっている。
 この海辺に面した土地の岸を海から見つめる者は、それぞれ異なったイメージを見る。
 それぞれの記憶の中の、美と驚異をそこに認めることになるからである。
 忘れられた思いは快いものばかりではなく、
 たとえばそこには、既に忘れ去られた邪悪な神なども潜んでいるだろう。

 ザクの地を踏んだものは記憶をなくす。
 あるいは、記憶をなくした覚醒の世界の魂がそこに住んでいる。
 彼らはウスロスの季節を待ち望んでいる。
 ウスロスの季節が来ると全ての記憶は彼らのもとに帰ってくる。
 しかし同時にそこでは、前述したような邪悪なものたちを目撃することになるかもしれない。
 そうでなくとも、探索者が今恐怖の記憶を失っているのであれば、
 生まれてから今までに味わった全ての恐怖の記憶が一瞬で蘇ることになる。
 いずれにしても、精神へかかる相応のリスクを覚悟して向かうべきだろう。

 白い帆船は時空間を自由に移動する。
 ウスロスの季節のザクを訪れることが可能になるよう、白い帆船の主に伝えておくこともできる。
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天ケ瀬 茜:「……」失くしている記憶がいいものではないのは承知の上で…… 「リスクですか」
ウィリアム:頷く…
天ケ瀬 茜:「不安はありますが、解決したいことでもあります。少し、気持ちを整理してから向かえたらなと」思っています
ウィリアム:「そうですか。わかりました、それなら帆船の主にはそう伝えておきましょう」
天ケ瀬 茜:「よろしくお願いします」
ウィリアムは頷く。
ウィリアム:「それから、カダスですが…… 言い出しておいて何ですが、私も明確な場所は知らないのです」
ウィリアム:「ただ、カダスのある北部は、特にニャルラトホテプの力が強い場所とされています。」
ウィリアム:「ニャルラトホテプの眷属であるムーン=ビーストに尋ねればあるいは、カダスへ行く方法がわかるかもしれませんね」
ウィリアム:「あなたはいま半ばニャルラトホテプなのですから、もしかしたら便宜を図ってもらえるかも」
天ケ瀬 茜:「ムーン=ビースト……」?? 「なるほど、聞く限り今の状態でなくては行くのは難しかった場所なんですね」
天ケ瀬 茜:「北、ということが分かっていればおおよそどうにかなるでしょう」
ウィリアム:「ニャルラトホテプに仕える怪物です」 難しかった、には頷いて
ウィリアム:「ムーン=ビーストのいる場所は…そうですね、神官アタルであれば知っているかもしれない」
ウィリアム:「彼はウルタールという西部の町にいます。その地で、人間が神と近づきすぎるとどうなるか、を説いているのです」
天ケ瀬 茜:「ウルタール」また新しい地名出てきたな 「わかりました、カダスに行く際はそちらへ寄ってみます」
天ケ瀬 茜:「色々とありがとうございました。助かります」
ウィリアム:「ええ。ニャルラトホテプの加護があるなら心配はないかもしれませんが…道中どうかお気をつけて」
ウィリアムはそう言って、あなたを見送ることだろう。
天ケ瀬 茜:ちゃんとお辞儀をしてと 来た道を戻る

来た道を戻れば、あの割れ目が見えてきた。
それを越え、アシュリンと再会できる。
アシュリン:「あ、戻って来た」
アシュリン:「おかえりなさい、大丈夫だった?」
天ケ瀬 茜:「うん、ただいま。色々話を聞いてきたよ」
アシュリン:「本当に人がいるのね… そう、収穫があったならよかった」
天ケ瀬 茜:「優しい人だった。とりあえず行ってみようと思う場所が見つかったから、そこへ行くための準備が必要かな」SAN的にも
アシュリン:「そう。わかった、じゃあ一先ず戻りましょうか」
天ケ瀬 茜:「そうだね。ありがとう、ついてきてくれて」戻ろ~
アシュリン:「いいのよ、このくらい。帰ったら聞かせてね」笑って
アシュリンと共に、車へ戻る。
すっかり冷え切っていた車内は、ひとつ、ふたつ、みっつめの信号を越えたあたりでようやく暖房が効き始めた。

目的地は決まった。近いうち、ここを離れることになるだろう。
車窓の外、見慣れた景色。運転席のもう見慣れた友人。
そして何より、自分がいていいはずのない時代───
……しかし、存外別れの感覚はなかったかもしれない。
全ての時間は、全ての世界は、ドリームランドに繋がっている。
あなたは既に、そのことを知っている。

…そうして、あなた達は一度帰宅した。
アシュリン:「はー寒い寒い」暖房つけるわね
天ケ瀬 茜:「だいぶ外で待たせちゃったよね」あったかいコーヒーを入れよう
アシュリン:「それは気にしないで。思ってたより時間かからなかったし」
天ケ瀬 茜:「話を聞いてきただけだから……」まぁ、そうか
部屋が温まるのを待つより体を温めたほうが早い、と珈琲を淹れる。
アシュリン:「そうそう、行きたい場所ができたって言ってたけど」
天ケ瀬 茜:「うん」はいどうぞ、コーヒー手渡す 「聞いたことあるかな、ええと……カダス、とザク」
アシュリン:「ありがとう」カップ受け取り 「ザクなら、話には軽く」
アシュリン:「南のほうよね?」
天ケ瀬 茜:頷く 「そう。灯台から白い帆船で行けるって」
アシュリン:「そっか。じゃあ今度は船旅になるかしら」
アシュリン:「もうすぐに出発する?」とは聞く 支度あるだろうし…
天ケ瀬 茜:「そうだね、どんな船旅になるのかあんまり想像できないけど……」どうドリームランドへ?を思い浮かべた
天ケ瀬 茜:「あ、そのことについてなんだけど……」「ザクは記憶を取り戻せる……けど、リスクがあるらしくて」
天ケ瀬 茜:「まぁそうだよね、思い出そうとしてることもいいことではないんだし」
天ケ瀬 茜:「だから、……少し、心を整理してから行きたいというか」
アシュリン:ふむ 神妙な顔で頷いた
アシュリン:「……噂には聞いたことがあったけど、実在するのね。『忘れられた夢のすみか』」
アシュリン:「この世界の人達から忘れられた記憶がそこに集まっている、と聞くけど…」
アシュリン:「……そうね。あなたが忘れていることがどんなことかはわからないけど、」
アシュリン:「それに限らず、その場所にあるもの…他の人々から忘れられた記憶だって、ろくでもないものもあるでしょう」
アシュリン:「踏み込んだ時点でそれに中てられるかもしれない……と思うと、心の準備は必要よね」
天ケ瀬 茜:「うん……。場所の話だけ聞くと、なんだか不思議で綺麗そうな場所なんだけれどね」
アシュリン:「ふふ、違いないわね。あなたが忘れていたのが楽しい記憶ばかりであればよかったのかも」
アシュリン:よくはないか…として
アシュリン:「オウクラノス川ほどではないけど、覚醒の世界こっちにもカウンセリングを受けられる施設はあるわ」
アシュリン:「それこそ、病院とかね。ゆっくりしていけばいい」
天ケ瀬 茜:「はは、それはそれで……」楽しい記憶がないのはちと……
天ケ瀬 茜:「なるほど、病院……。そっか、君が勤めている病院もそういうところなんだっけ」カウンセリング
アシュリン:「一応ね。うちに来てくれるなら、休憩時間遊びに行くわよ」笑って
天ケ瀬 茜:「うれしいな。君が遊びに来てくれたら私も楽しい…し…………」「あと、……身分証が、」なくない?
アシュリン:「……ああ、確かに」確かに。となった
アシュリン:「じゃあ、そうね。うちに来てもらいましょうか」ふふ 「上手いこと言っておくわ」
天ケ瀬 茜:「ありがとう、助かるよ。よかった……」
そういうわけで、身支度を整えて会衆派病院へ向かうこととなった。

セントラル・ヒルはキングスポートで最も大きな丘で、その大部分は墓地に占められている。
1912年に建てられたという古い病院が建っている。
アシュリンは本業は精神科医なので、普段はここで働いている。
探索者が精神的な疲弊を感じている場合、ここで1ヶ月間の治療を受けられる。

▶治療を終えた際、[2D3] の正気度回復が得られる。
▶この治療期間、【アザトースその他の恐怖】の研究を行うことはできない。

天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを6D3(→ 12)増加(45 → 57)
天ケ瀬 茜:よし あと1ヵ月……
いいぞ!
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを2D3(→ 4)増加(57 → 61)
天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを2D3(→ 5)増加(61 → 66)
5ヶ月過ごした!
天ケ瀬 茜:のんびりしました!

しばらくの間のんびりと過ごしてから、あなたは無事に退院する。
……ニシィ=ヴァシュでの生活とムホールの地での旅で、いくらか自分の時間感覚が狂っている気がする……。
まぁ、ともあれ気持ちもいくらか軽くなった心地はする。

退院してからは、軽く周囲を散歩して運動したり、出発の準備などをして過ごすことになった。

そうして、出発の日の夜。
あなたはアシュリンの車で、ノース・ポイント灯台へやってきた。
アシュリン:「……流石に夜は冷えるわね」袖を伸ばし…
アシュリン:「大丈夫? 準備も、気持ちのほうも」
天ケ瀬 茜:「陽が落ちるとどうしてもね……」寒いねー 荷物をよいしょとして
天ケ瀬 茜:「大丈夫。ゆっくり休ませてもらったから。思いのほか楽しかったし」治療期間も
アシュリン:「それは良かった」長く遊んだわね、治療期間
天ケ瀬 茜:「でも、しばらく会えなくなるね……。あ、そういえば…結局こっちの私も帰って来なかったけど」
天ケ瀬 茜:「どうなったんだろう……」
アシュリン:「そうね。随分長いこと一緒にいたから、寂しくなるわ」
アシュリン:「うーん……向こうの世界のほうが、時間の流れは遅いはず。余程の時間を向こうで過ごしていることになるけど…」
アシュリン:「無事だといいわね。……まぁ、時計を経由せずにすでに戻ってきている可能性もあるし」
天ケ瀬 茜:「うん。解決できているといいな」 「私も、解決してまた遊びに来るよ。時計を使えばまた君のところに来れるよね?」
アシュリン:解決、には頷いて 「ええ。ヘルメスを訪ねて、いつでも遊びに来て頂戴」
アシュリン:「この時代の人でもない、それも別の世界の住人である貴方に言うのも不思議な話だけど」笑って
アシュリン:「私はいつでも歓迎するから。」
天ケ瀬 茜:「不思議、か……」確かに 「でも、友達になれてよかった」にこ!うれしい!
アシュリン:「ふふ、こちらこそ。無事に解決できるのを祈ってるわ」
天ケ瀬 茜:頷いて、じゃあ船を呼ぶ!!
天ケ瀬 茜:CCB<=106 夢見
Cthulhu : (1D100<=106) → 84 → 成功

えらい!

あなたは、海を前に念じる。
ここは覚醒の世界とドリームランドの境界。彼の地を泳ぐ帆船を呼び寄せる。

……やがて海の上、なめらかな影が現れた。
それは白い帆をいっぱいに膨らませて、風変わりなオールの列をリズミカルに動かしながら、滑るようにやってきた。
頬髭をたくわえた男が、あなたを手招きする。
月が照らす海に、光で作られた道ができている。

天ケ瀬 茜:手招きには軽く頷いて アシュリンを振り返って「……じゃあ、いってきます」
アシュリン:「いってらっしゃい。グッドラック」手を挙げて、見送る!
天ケ瀬 茜:手を振って 船に行く!!
あなたはそっと、その道に足を踏み入れた。

硬い感覚がつま先に触れ、あなたは船へと進み、乗り込んだ。




日々を過ごすごとに、恐ろしかった出来事の記憶自体が徐々に薄れていくと気づく。
いずれ、全てを忘れてしまうかもしれないとすら思えた。
▶《 SANC(0/1) 》

天ケ瀬 茜:CCB<=66 【SANチェック】
Cthulhu : (1D100<=66) → 99 → 致命的失敗

天ケ瀬 茜:天ケ瀬 茜のSANを1減少(66 → 65)

覚醒の世界で手に入れた持ち物はそのままに。



あなたはドリームランドへと帰ってくる。