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けあみす副隊長様制作「いつかの私にさようなら」
KPかずは PLみそ
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KP:普段と変わらない日常を過ごしているあなた。
KP:忙しい毎日ながら、今日も俳優として任された仕事をこなした。
みそ:出だしからBGMがクライマックスじゃないですか……
KP:いつも通りの1日も過ぎ、眠る前に今日もコーヒーを入れ、ホッと一息つく。
KP:フフ
KP:明日も仕事だ、今日もそろそろ眠ろうとコーヒーカップを片付けようとした時、
『Hello world!』
KP:と、女性とも男性ともつかない声が耳に入る。
KP:そうして気がつくと、貴方は真っ白な廊下に立っていた。
KP:天井も、壁も、床も。
KP:吊り下げられたシャンデリアのようなものも。
KP:目にうつる全てが均一な白一色で、まるでテクスチャを貼り忘れた3Dモデルのようだ。
KP:形やものの違いは陰影で判断するほかない。
KP:廊下の左右には扉が2枚ずつ、奥には異質な、電子的で重厚な扉がうかがえる。
KP:ここに来るまで貴方は、いつもと変わらない日常を送っていたはずだ。
KP:これは、瞬きをして目を開けたらこの奇妙な空間に来てしまっていたような、唐突で一瞬の出来事。
KP:この不可解な現象に遭遇した貴方はSANチェック0/1。
眞橋 稜:CCB<=70 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=70) → 62 → 成功
KP:えらい!正気度減少はありません!
KP:直前の記憶を手繰ると、やはりなんてことのない日常を過ごしていたことがわかる。
KP:しかし動揺しているのだろうか、それらは液晶モニターを一枚挟んだように、現実感が薄いものだった。
KP:背後はすぐ壁になっている。
KP:貴方は、ここを調べる以外に帰り道は無さそうだと理解できるだろう。
KP:ではここでマップを開示します。
眞橋 稜:ありがとうございます!
KP:下の方を見てね、ちっちゃい稜くんがいます。
KP:いまここです。
眞橋 稜:「まいったな、凝ったドッキリもあるもんだなぁ」ってワクワクします
KP:フフ
KP:ではコンピュータ技能を持っている稜くん。
眞橋 稜:チットとマップありがとうございます~!
眞橋 稜:はい
KP:いえいえ!
KP:『Hello world!』とは、画面上に文字列を出力する非常に簡単なプログラムで使用される文字列だ。
KP:新たなプログラミング言語を習得する場合、ほとんどがこのプログラムを最初に製作する。
KP:そのため「世界一有名なプログラム」と呼ばれることもあるようだ。
KP:日本語のプログラムでは『こんにちは世界』が用いられることもある。
眞橋 稜:おはよう世界
眞橋 稜:ふむふむ
眞橋 稜:今日お部屋がマップ含めてマジでおしゃれですね、興奮します…
KP:え?喜んでしまった////
KP:褒められても補正しか上げられないよ!
KP:はい!ではここから探索開始となります!
眞橋 稜:フフ どうしようかな、ドッキリかな~~舞台設定さんかな~~!って1の部屋の前に行きます!
KP:OK!
KP:では扉に関する描写。
眞橋 稜:スタスタ
KP:①の扉はアンティーク調の装飾が施された扉。
KP:しかし、これらもノブや枠に至るまで同じ質の白一色で、装飾はほのかな陰影でしか判断できない。
KP:以上
眞橋 稜:はーい!扉を良く見たいです!
眞橋 稜:プレートとかありませんか!
KP:では目星どうぞ!
KP:お!
KP:じゃあ+10で!
眞橋 稜:やったー!ありがとうございます!!振ります!
眞橋 稜:CCB<=(80+10) 目星
Cthulhu : (1D100<=90) → 52 → 成功
眞橋 稜:ハッピー
KP:素晴らしい!
眞橋 稜:やったー!
KP:では稜くんは目線のあたりに0と1の羅列が浅く掘られているのがわかる。
KP:<コンピューター>でロールをどうぞ。
眞橋 稜:ウワ二進数だ……
眞橋 稜:CCB<=31 コンピューター
Cthulhu : (1D100<=31) → 86 → 失敗
眞橋 稜:おばか!
KP:フフ
KP:でもまあPLが気付いてるので稜くんも二進数だと気づいていいかな……なんて書いてあるかまではわかりませんでした!
眞橋 稜:暗号かな~~って思いました
眞橋 稜:え??優しい…
KP:イイヨッ!
眞橋 稜:「読めないから入ろう、お邪魔します」ガチャリ、入ります
KP:ガチャリ
眞橋 稜:開くのかな
KP:では振れた瞬間、以下のことがわかる。
KP:触れた!!
KP:手触りや温度からドアノブは金属、扉自体は木材、周囲の壁はコンクリートらしい……。
KP:鍵はかかっていないようで、扉はすんなりと開いた。
眞橋 稜:ふむふむ
眞橋 稜:えらいので手で開けます。
KP:えらい!!
KP:壁一面と部屋の中央に本棚が置かれた部屋。
KP:脚を踏み入れると、奥に一脚の椅子と丸いローテーブルがあるのがわかる。
KP:本棚も、そこに収められた本も、部屋を構成するすべてが白一色で、まるで色彩というものを無くしてしまったかのようだ。
KP:本のタイトルはエンボス加工されているようで、凹凸でタイトルがわかるようにはなっている。
KP:本棚を調べるなら、その蔵書が『心理学』『哲学』『宗教』『フィクション作品(絵本・小説・詩集)』に偏っていることがわかるだろう。
KP:丁寧に分類され、五十音順にきっちり並べられている。
KP:以上
眞橋 稜:ここまでくるといっそセンスいいやん……って思います
眞橋 稜:椅子とローテーブルが見たいです!
KP:OK!
KP:▼テーブル
KP:まるで直前までゲームを楽しんでいたような形で、一組のトランプが広げられている。
KP:choice[ポーカー,大富豪,ババ抜き,七並べ]
Cthulhu : (CHOICE[ポーカー,大富豪,ババ抜き,七並べ]) → ババ抜き
KP:ババ抜きしてたみたい!
眞橋 稜:楽しそー!
KP:以上ですね。
眞橋 稜:フフ、ひょこっとババ抜きの様子を覗きつつ本棚調べます!
眞橋 稜:そういえば持ち物はどうなったんでしょう
KP:ない!
KP:持ち物なくなってる~~!
KP:えーん;;ってなりました。
KP:▼本棚
眞橋 稜:じゃあ無意識にポケットに手を入れてアレッ煙草ないやってしょんぼりする!
KP:目星、図書館振れます。別情報出ます。
眞橋 稜:どっちも振ります!
KP:どうぞ!
眞橋 稜:CCB<=80 目星
Cthulhu : (1D100<=80) → 100 → 致命的失敗
眞橋 稜:やべえな……
眞橋 稜:CCB<=80 図書館
Cthulhu : (1D100<=80) → 8 → スペシャル
KP:オン!?
眞橋 稜:あの、特徴……成長タブで成長ロールしていいですか…
KP:イイヨ!!!
眞橋 稜:出目を足して割れ~~~~~~~~~~!!!
眞橋 稜:アリガトウ!!
眞橋 稜:キレそう、さてはこいつ想像以上にポンコツだな……?(悟りを開いた仏陀の顔)
KP:ではまずFTどうぞ!
眞橋 稜:はーい!
眞橋 稜:FT
Cthulhu :ファンブル表(6[6]) → 転んで地面にkiss。
眞橋 稜:キスした
KP:熱いkissをしてしまった。
KP:chu・・・・
KP:気を取り直して<図書館>情報
眞橋 稜:床も綺麗だな、ありがとう大道具さんって思った…
眞橋 稜:はい!
KP:哲学的思考実験の本が見つかる。
KP:分類や五十音順を無視して、一番取りやすい棚の一番取りやすい段に収められていたことから、この本が頻繁に取り出されていたことがわかる。
KP:共有メモに貼ったりするので少々お待ちください!
眞橋 稜:はーい!
眞橋 稜:哲学的思考は大好きです
KP:……また、成功失敗にかかわらず、なぜかきちんと色のついた和英辞典が見つかる。
KP:以上
眞橋 稜:あっっこのあたりのテーマ本当好きなんですよね……盛り上がってきましたね……
眞橋 稜:死にそう、ありがとう………
KP:よかった!読んだら教えてね!
KP:しぬな……
眞橋 稜:読み終わった!
KP:ハッヤ まだ5しか経ってねえぞ
KP:ウン、情報は以上です!
KP:5秒
眞橋 稜:見おぼえない話でなければ読むのは速いんですよ…
KP:成程なあ。
KP:何かほかにしたいことはありますか?
眞橋 稜:うーん……二進法とかは本のジャンル違うからな……ないかな?
KP:!!!!!!
KP:あまりにも、天才……?そこに気づくなんて……
眞橋 稜:コード一覧とかないですか!
眞橋 稜:やったぜ……
KP:宣言があったので二進数の本はすんなり発見することができました!
KP:テッテレー!
眞橋 稜:やったーーー!!!
KP:おわり!
眞橋 稜:じゃあその本を持ち出して、ドアの外のやつ読みたいです!
KP:OK!
眞橋 稜:眞橋、絶対にさっきの哲学的思考実験のやつが面白くて読みふけっちゃったと思うんです
KP:①書庫(10111101111100011011100011001011)
KP:……書いてあるね!
眞橋 稜:書庫!
KP:どうやらここは書庫という部屋らしい。
KP:おわり。
眞橋 稜:「この字の羅列で書庫なんて文字表せるんだなあ、すごい」
KP:すごいね……
KP:何か他に他にしたいことはありますか?
眞橋 稜:二進数は絶対読めないからな……すごいなって思うわ……
眞橋 稜:うーん、待ってくださいね
KP:待つぞ~~!
眞橋 稜:思い浮かばないから二進法の本を持って2の部屋に行きます!また何か書いてないかな~って思います
KP:OK!
KP:②の部屋の扉は①の書庫の部屋と同じような作りになっていますね。
KP:で、また二進数であさ~く何か書いてあります!
KP:本を使うとこれが、
KP:②病室(11001001110000101011110010111100)
KP:であることがわかります。
KP:以上。
眞橋 稜:行きたくなくなってしまった……
眞橋 稜:先に3の部屋と4の部屋も、何が書いてあるか見たいです!
KP:OK 一気に貼りますね。
KP:③居間(10110101111011111011010011010110)
KP:④水槽(10111111111001011100000111100101)
KP:です!
KP:あ、メモタブあるので自由に使ってください!
眞橋 稜:い、居間………???
眞橋 稜:ありがとうございます!
KP:居間……。
眞橋 稜:えっと、じゃあ3の部屋から行きたいです!
KP:OK!
眞橋 稜:聞き耳したいです!
KP:どうぞ!
眞橋 稜:CCB<=85 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=85) → 24 → 成功
KP:えらい!
眞橋 稜:やった!
KP:では居間の部屋からは特に物音はしないことがわかる。
KP:以上。
眞橋 稜:「居間なら誰かいると思ったんだけどなぁ…」 入ります!
KP:扉を開けた先は、真っ白なリビングルームのような部屋だ。
KP:入って左手に固定電話、右手には間接照明を模したであろうものが飾られている。
KP:ラグが敷かれた部屋の中央には長テーブルとソファ、テーブルにはティーポッドとカップ、茶菓子らしきものと分厚い本が置かれているようだ。
KP:以上。
眞橋 稜:固定電話……
眞橋 稜:繋がってますか?
KP:▼固定電話
KP:電話線どころか電源コードすら見当たらない。
KP:ただのおもちゃでしかないようだ。
KP:おわり。
眞橋 稜:悲しみ……
眞橋 稜:ティーポッドとカップと茶菓子を見る!
KP:お!じゃあティーセットから描写するぞ!
眞橋 稜:わーい!
KP:▼ティーセット
KP:真っ白なティーセット。
KP:どちらも手になじむ陶器でできている。
KP:おわり。
眞橋 稜:ほん…??
眞橋 稜:見覚えとかはないです…?
KP:ティーポッドとティーカップがある。見覚えはない!
眞橋 稜:そっか!
KP:あとなんか下に敷くお皿。
眞橋 稜:ソーサー
KP:そうさ!
眞橋 稜:地味にツボった、やめてほしい 今めちゃめちゃ笑ってる
KP:草 さては沸点が低いな?
眞橋 稜:寝てないから深夜テンションなんだわ……
KP:ふえええん
眞橋 稜:ソファーに座って分厚い本を読むぞ!
KP:えっちだな
眞橋 稜:草
KP:▼分厚い本
KP:貴方のアルバムのようだ。
KP:ページをめくれば見覚えのある写真で埋まっていることだろう。
眞橋 稜:な、何?????
眞橋 稜:ママ??ママなのか?
KP:わけのわからない空間に自身のアルバムがあるのは不気味だが、懐かしい写真の数々に頬が緩む。
KP:一ページ、もう一ページとめくっていけば、すぐに最後まで辿り着いてしまう。
KP:少し惜しい気がしてそっと頁を撫でると、滲むように文字が浮かんできた。
『それはとつ国の言葉。日出ずる国の音なら三つ、文字なら一つか三つ』
KP:そして貴方は驚いて思わずアルバムを投げ出して気がつく。
KP:……自分の家族の顔が、思い出せなくなっていることに。
KP:奇怪な現象と思い出の喪失にSANチェック0/1d2
眞橋 稜:ひえ……
KP:ママじゃないんだな
眞橋 稜:CCB<=70 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=70) → 65 → 成功
KP:えらい!
KP:正気度喪失はありません。
眞橋 稜:がんばった!
KP:探索再開だ~~~!
眞橋 稜:ワ~~~~!
KP:いや、茶菓子の情報出してないわ
KP:出すね!!
眞橋 稜:「そろそろボケたかなぁ…」
KP:▼茶菓子
KP:見た目や質感はまるで紙だが、形はマドレーヌだ。
KP:終わり!
眞橋 稜:神
眞橋 稜:ちがう紙
KP:不思議だなあ。
眞橋 稜:紙なら食べられないな…… 折り紙とかそういうやつです?
KP:触ってみます?
眞橋 稜:触ってみます!
KP:手に取るとまだ温かく、調理してからそう時間が経っていないことがわかる。
KP:食べれるかも……?と思います。
眞橋 稜:何……??
眞橋 稜:え、紙では…??
KP:質感は紙ですね。
眞橋 稜:えっ……
眞橋 稜:じゃあ食べません……
KP:フフ、了解です!
眞橋 稜:どういうこと、紙に食欲湧いちゃったの… ヤギさんなの…?
KP:そうだなあ……目星どうぞ!
眞橋 稜:オッ、やった!振ります
眞橋 稜:CCB<=81 目星
Cthulhu : (1D100<=81) → 21 → 成功
KP:素晴らしい
眞橋 稜:わあい
KP:マドレーヌの載った皿の下には『背中を見て』と書かれたメモが一枚敷かれていた。
眞橋 稜:背中を見て
眞橋 稜:いっぺんテメーの背中見てみろよ、って挑発されてる気がする
KP:??
眞橋 稜:フフ、メモを透かしたりできますか?
KP:お!!!!!
KP:何もないですね。
眞橋 稜:メモの背中じゃないのか~~!!
眞橋 稜:物理的にちょっと厳しいなってぼやきつつ、メモの内容だけは覚えておきます…
KP:OK!
KP:何かほかにしたいことはあるかな?
眞橋 稜:うーん、そういえば座った時、ソファに変なところとかなかったですか!
KP:ないですね。
眞橋 稜:じゃあいいかな、2の部屋に行きます!
KP:OK!
眞橋 稜:部屋の前で聞き耳をしたい!
KP:どうぞ!
眞橋 稜:CCB<=85 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=85) → 64 → 成功
KP:いい出目!
眞橋 稜:えらい!
KP:では特に物音は聞こえないことがわかる。
眞橋 稜:おし、コンコンってやって入ります
眞橋 稜:「お邪魔します」
KP:返事は返ってこない……。
KP:一台のベッドと花瓶の置かれたサイドチェストが置かれた部屋だ。
KP:天井のレールから吊るされたカーテンがベッドの周りを半周ほど囲っている。
KP:ベッドの脇に置かれた丸椅子の上には、なぜかミニカーが載せられていた。
KP:以上。
眞橋 稜:そこに空間がある以上は言う義務があるのだ!
KP:えらいねえ。
眞橋 稜:でもさっきアルバムがあったからあんまりお邪魔してる感がなくなってきてる
KP:フフ
眞橋 稜:ミニカー見たい!ミニカー!
KP:▼ミニカー
KP:では貴方がミニカーを調べようと指先で触れた瞬間、貴方の視界にノイズが走る。
KP:疑問を覚えたのは一瞬で、次の瞬間には景色が白く飛んだ。
KP:激しく明滅する視界、鼓膜を貫くようなクラクション、衝撃と全身を駆け巡る熱に、遅れて鈍痛。
KP:頭が、胴が、腕が足がすべてが死んでしまいそうなほどに重く痛んでーー貴方は意識を取り戻した
KP:このような鮮烈な幻覚を体験した貴方はSANチェック0/1d3
眞橋 稜:いやん…
眞橋 稜:CCB<=70 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=70) → 12 → スペシャル
KP:すごいん……
KP:正気度喪失はありません。
眞橋 稜:動じろ、めちゃくちゃ痛いんだぞ、大丈夫か…?
眞橋 稜:曲が良すぎる
KP:ライアーゲーム!
眞橋 稜:流石!!
KP:へへ
眞橋 稜:やだな、もう死んでそう……
眞橋 稜:ミニカーは特に調べることはないかな……?
KP:うん、これだけですね。
眞橋 稜:じゃあ花瓶見たいです!なんのお花だろう
KP:▼花瓶
KP:<知識-20>もしくは<生物学>でどうぞ。
眞橋 稜:知識で振ります!
KP:はーい!
眞橋 稜:CCB<=(65-20) 知識
Cthulhu : (1D100<=45) → 39 → 成功
KP:素晴らしい!!
眞橋 稜:強い!
KP:花瓶の花がラベンダーであることがわかる。
KP:日本での花言葉は「沈黙」「私に答えてください」「期待」「不信感」「疑惑」である。
KP:おわり!
眞橋 稜:ア~~~~
眞橋 稜:だから紫なのか!
KP:ニコ……。
眞橋 稜:「僕としては、ラベンダーは見舞いには向かないと思うんだけどな……」
眞橋 稜:ってぼやいてカーテン開ける!ガシャー
KP:カーテンは特に何もないですね!
KP:ベッドを仕切ってるみたいなカーテン!
眞橋 稜:ないか…ベッドに誰か寝てるといいなって思った……
KP:ベッド……見ますか?
眞橋 稜:え……?
眞橋 稜:軽率に見ます
KP:▼ベッド
KP:特に誰も寝ていないようだ。
KP:おわり。
眞橋 稜:上げて落とすな~~~~~~~~~!!!
KP:どうどう
眞橋 稜:むうってしかめっ面する
眞橋 稜:私じゃなくて眞橋が。
KP:眞橋 稜のハリネズミポイントが1上昇(ハリネズミポイント:0->1)
眞橋 稜:何??
KP:KPが萌えた時にあげるポイントですね。
眞橋 稜:フフ
KP:KPが困ったときに1ptにつき+10の補正として使います。
眞橋 稜:ハッピー!
KP:イエー!!
眞橋 稜:ん~~~どうしよっかな
KP:お、じゃあベッドに目星してもらおかな。
眞橋 稜:振ります!
眞橋 稜:そういえば椅子見てないや
KP:はい!
眞橋 稜:CCB<=81 目星
Cthulhu : (1D100<=81) → 30 → 成功
KP:椅子なんもないです。
眞橋 稜:そんな…
KP:枕の下に診断書が置かれているのに気がつく。
KP:ガサゴソガサ
KP:診断書は読めない箇所が多く、あまり詳しいことはわからないが、下の方に妙な文章が印字されている。
眞橋 稜:見る!
KP:終わり。
眞橋 稜:マジで死んでそうな気がしてきてるんだよな……
眞橋 稜:ハート
眞橋 稜:あっ????
KP:おっ????
眞橋 稜:外つ国でハート、日本語で心でこころだな!?
KP:……!!!
眞橋 稜:これは合ってる時の顔
KP:フフ
KP:だといいね。
眞橋 稜:でもだからなんだって感じだからいいです…
眞橋 稜:サイドチェストを見ます!
KP:▼サイドチェスト
KP:チェストの一段目にメモが一枚入っていた。
KP:そこには『昨日がどこにもない部屋に、あってはならないものがある』と書かれている。
KP:以上。
眞橋 稜:ふむふむ
眞橋 稜:昨日……今…居間……?
KP:フフ
眞橋 稜:ン~~~居間にあるとまずいものあったかな……
KP:どうだったかなあ。
眞橋 稜:ソファー???
眞橋 稜:ソファーいらなくない??
KP:ソファーは居間にあっても不自然ではないと思うね。
眞橋 稜:ソファー欲しいなってPLは思いました。
KP:え?一般家庭は居間にソファあるもんな???あるっけ??うちないけど
眞橋 稜:うーん…わかんないからとりあえず4の部屋行きます!
KP:OK!
眞橋 稜:あると思う!!わかんない!
眞橋 稜:聞き耳をふりたいです!
KP:どうぞ!
眞橋 稜:CCB<=85 聞き耳
Cthulhu : (1D100<=85) → 39 → 成功
眞橋 稜:乱数調整のはずが出目が落ち着いてきちゃって不安になるんだよな……
KP:ジジ……ジ……ジ…………と掠れた音が聞こえる。
眞橋 稜:お?
KP:フフ
KP:お?
眞橋 稜:聞き覚えとかありませんか…??
KP:ちょっと距離が離れすぎててそこまでは聞き取れないですね。
眞橋 稜:機械音だな~~とかセミだな~~~とか…
KP:機械音のような気がします。
眞橋 稜:おお
KP:セミじゃないっすわ
眞橋 稜:ジジ………ジ……ジ……って…
眞橋 稜:セミだったらPLがはしゃいで取りに行ってたので…
KP:草
KP:違うんだな、これが
眞橋 稜:入ります!コンコンお邪魔しますガチャッ
KP:ガチャ!
KP:廊下と変わらない無彩色の一室。
KP:入ってすぐ目の前に、真っ白なパイプ椅子に乗せられたラジカセがある。
KP:部屋の奥には大量の容器が無造作に置かれていようだ。
KP:貴方が部屋に入った瞬間、ラジカセがかすれた音で、
昨日はどこにもありません
あちらの箪笥の抽出しにも
こちらの机の抽出しにも
昨日はどこにもありません
それは昨日の写真でせうか
そこにあなたは立つてゐる
そこにあなたは笑つてゐる
それは昨日の写真でせうか……
KP:と、一編の詩を繰り返し始めた。
KP:<知識>どうぞ。
眞橋 稜:三好……
眞橋 稜:CCB<=65 知識
Cthulhu : (1D100<=65) → 63 → 成功
KP:お!!!
眞橋 稜:おしおし!!
KP:繰り返される詩が昭和の抒情詩人、三好達治の『昨日はどこにもありません』という全28行の詩の、冒頭8行であることがわかる。
KP:おわり。
眞橋 稜:わーい!
眞橋 稜:居間じゃなくてここだったね、早とちりよくないですね。
眞橋 稜:ソファー破壊するところだった
KP:あぶねえ……
KP:ソファの命、救われた スゲーッマジで感謝
眞橋 稜:ソファーはKPなのか???
眞橋 稜:座っちゃった、ごめんな…
KP:尻と密着できたのでいいです。
眞橋 稜:草、容器見ます!
KP:OK!
KP:▼白い容器
KP:材質ではわからなかったが、それは水槽を模しているもので、中には白い液体がなみなみと注がれている。
KP:また、どの水槽にも英単語が刻まれている。
KP:(『Monday』から『Sunday』、『January』から『December』、『Tomorrow』『Today』『Yesterday』の計22個)
KP:以上。
眞橋 稜:昨日だ!!!
眞橋 稜:壊す
眞橋 稜:壊しちゃまずいかな……流す…??
KP:素手で破壊するか、ひっくり返すかかな?
眞橋 稜:じゃあひっくり返す!役者に傷をつけるわけにいきません
KP:どの水槽をひっくり返しますか?
眞橋 稜:イエスタデー!
KP:『Yesterday』と刻まれた金魚鉢をしばらく観察していると水面がパチャリと音を立てる。
KP:そして稜くんはひっくり返す……と。
眞橋 稜:えっ………
KP:え?
KP:やめとく……?
眞橋 稜:金魚さんを………助けたい……
KP:!!!
眞橋 稜:だめかな、掬い上げられないかな……
KP:手を入れますか?
眞橋 稜:ポイとかありません??
KP:ないですね。
眞橋 稜:うーん…じゃあ手を入れます…
KP:水槽に手を突っ込むと、生温い液体が手にまとわりつく。
KP:底を弄ろうとするも、肘まで入れても、さらに奥まで手を入れようとも底に指先がつくことはない。
KP:焦って手を引き抜き水槽を眺めても、そこまでの高さはどう考えても存在していなかった。
KP:SANチェック0/1
眞橋 稜:CCB<=70 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=70) → 36 → 成功
KP:えらい!
眞橋 稜:よかった!
眞橋 稜:やばい液体とかだったらどうしようと思った……
KP:正気度喪失はありません。
KP:金魚は素早く、うまく捕まえられそうもない。
KP:やばい液体?????
眞橋 稜:「…ちょーっと大人しくしてもらえないかな~~!危ない目に遭わせたくないんだ、な?」
KP:すき
KP:待って下ネタ言いそうになった。がまんしたのでえらいです。
眞橋 稜:金魚に信用を振りたいんですが…
KP:????????
KP:では金魚の知識を決めます。
眞橋 稜:フwwww
KP:違うな、INTですね。理解できるかどうかなので
KP:2d6+6 金魚INT
Cthulhu : (2D6+6) → 10[5,5]+6 → 16
KP:はい、では信用-20でどうぞ。
眞橋 稜:こいつより頭いいわ………
KP:草
眞橋 稜:ありがとうございます!!
眞橋 稜:CCB<=(70-20) 信用
Cthulhu : (1D100<=50) → 84 → 失敗
眞橋 稜:コラ~~~~~~!!!
KP:あらら では金魚は貴方を信用できないと思っているようです。
KP:ヒラヒラと尾びれが水面からうっすら見えます。
KP:白い液体なので、ちょ~~っとしか見えないな。
眞橋 稜:「そんなこと言わずに…!ね?駄目?」
KP:えっちだな
眞橋 稜:あまりにも悲しい……助けたいだけなんだ……
眞橋 稜:フフ
眞橋 稜:水槽をバシャーってして、秒で金魚を掴んで別の水槽に移せば助かる余地はあるのではないだろうか…?
KP:……ひっくり返しますか?
眞橋 稜:………
眞橋 稜:ひっくり返します……
KP:金魚鉢をひっくり返すと中から水が溢れ、一匹の真っ赤な金魚が滑り落ちる。
KP:金魚は口をパクパクと開閉するものの力つき、その死骸はとろけて、後にはハート型の持ち手の、小さな鍵が残されるばかりだった。
KP:その光景はなぜだか、いやに悲しく思えた。
KP:以上。
眞橋 稜:…………
KP:金魚、鍵になっちゃった……。
眞橋 稜:泣きそう………
KP:なかないで……
眞橋 稜:こんなことがあっていいのか………?
KP:いや、よくない。
眞橋 稜:あまりにも残酷すぎる…… 言葉を交わすことはできたはずだったのに……
眞橋 稜:何を間違えたんだ………………
KP:いや、言葉は交わせないですね。
眞橋 稜:悲しみにくれながら鍵をとります
KP:鍵を拾い上げるとラジオの音声がブツッと音を立てて飛ぶ。
眞橋 稜:INT16もあれば意思疎通はできるじゃん!
……いいえ悲しくありません
何で悲しいのでせう
昨日はどこにもありません
何が悲しいものですか
昨日はどこにもありません
そこにあなたは立つていた
そこにあなたは笑つていた
昨日はどこにもありません
KP:そこまで読み上げて、ラジオは止まった。
KP:先程の知識に成功していた貴方は、これが『昨日はどこにもありません』の末尾8行であることがわかる。
KP:以上。
眞橋 稜:大好きな詩なのに今言われると胸の奥底で何かドロドロとした別の感情が湧きあがってしまう
KP:スン……。
眞橋 稜:そんな、沸点の低い現役俳優なのであった。
眞橋 稜:完
KP:はい。
眞橋 稜:えっと、パイプ椅子を見ます!
KP:OK!
KP:▼椅子
KP:<目星>どうぞ。
眞橋 稜:わーい!
眞橋 稜:CCB<=81 目星
Cthulhu : (1D100<=81) → 47 → 成功
KP:背もたれの部分に
『それは五つの音素からなる。二つ目をなくせばそれは雄鹿。最後をなくせばそれは聞こえる』
KP:という文が刻み込まれている。
KP:おわり。
眞橋 稜:ふむ
KP:ウン、この部屋で出る情報全部出ました。
眞橋 稜:hartとhearだからheartでいいんかな…
眞橋 稜:わーい!鍵を持って出ます!
KP:はい、では廊下に戻ってきました!
KP:テクテク
眞橋 稜:テクテク、奥の扉を見ます
KP:OK
KP:この扉は他とは違い近代的な、例えるならば電子ロック式金庫の扉のような印象の、重おもしく背の高い扉だ。取っ手のすぐ隣には鍵穴とモニターが取り付けられている。
KP:貴方が近づくとモニターが起動し、ホログラムのキーボードが中空に投影される。
KP:モニターには『パスワードを入力してください』という一文が表示されていた。
KP:以上。
眞橋 稜:鍵穴とパスワード入れるところがそれぞれあるみたいな感じかな…?鍵刺します
KP:では鍵で開錠する。
KP:『Key unlocked.』
KP:と表示され、ガラスが砕けるような澄んだ音が響く。
眞橋 稜:えっパスワード…
KP:しかし、扉はまだ開かない。
眞橋 稜:びっくりした… heartって入れてみます!
KP:なんだよな。パスワードも入力してね。
KP:ではheartと入力する。
KP:モニターに『Unlocked.』と表示され、ガラスが砕けるような澄んだ音が響く。
KP:ガシャガシャと扉内部から機械の動作音が聞こえたかと思うと、自動でドアノブが回転して扉が開いた。
KP:扉の先には長い階段が続いているのが見える。
KP:……階段を昇りますか?
眞橋 稜:の、上ります!
KP:気が狂いそうなほどに白い階段が続く。
KP:見上げるほど背が高い観音開きの扉。
KP:装飾の類はなく、ドアノブも見当たらない。
KP:しかし、貴方が扉の前に立つと目線の高さに掘られた
——10111111101111111011110011000010——
KP:という文字列が淡く光り、ゆっくりと扉が開く。
KP:あなたにはその数字が『真実』という意味だとわかる。
KP:扉の中は円形の部屋だ。
KP:中央にあるバーテーブルとその上に置かれたノートパソコン以外何一つ家具はない。
KP:壁には青白く輝く0と1の羅列が、滝のように流れている。
KP:以上。
眞橋 稜:綺麗なお部屋ですね……
KP:ね。
眞橋 稜:ノートパソコンを見てみます!
KP:▼ノートパソコン
KP:ノートパソコンは既に起動されていて、トップ画面に二つのフォルダだけが表示されている。
KP:フォルダのタイトルは<ニンゲン特有機構『ココロ』報告書>と<仮想人格α観察記録及び仮想人格運用による『ココロ』証明実験>だ。
KP:読みますか?
眞橋 稜:アア…………………
眞橋 稜:めちゃめちゃ読みたくないけどめちゃめちゃ読みたい
眞橋 稜:読みます…
KP:どっちやねん、貼ります。
KP:という書き出しのレポートのような書類。
KP:摂食時、睡眠時、果ては呼吸時なんてものまで、事細かに分類された項目がずらずらと並ぶ。
KP:どの項目も、貴方どころか、どれ程偉大な学者でも、人間である限り理解できないであろう複雑な数式やグラフの数々が並び、難解な文章が綴られている。
KP:そのまま、途方もなく長い書類をスクロールしていくと、一番最後の項目が、そこに書かれていた名前がやけに目に付いた。
KP:貴方は、自身のアイデンティティを根幹から揺るがす衝撃的な事実にSANチェック1/1d6。
眞橋 稜:ウワ………………
眞橋 稜:CCB<=70 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=70) → 17 → 成功
眞橋 稜:本当動じないな……
KP:眞橋 稜の正気度が1減少(SAN:70->69)
眞橋 稜:いやでもごめん
眞橋 稜:正直めちゃくちゃ興奮するかんね………
KP:ア~ 共有メモ入らなかったので二つに分けます。
眞橋 稜:はーい!
KP:どちらのフォルダも読み終えると突然、
??:「真実にたどり着いたことを歓迎しよう、観察個体:眞橋稜」
KP:という、女とも男ともつかない声が聞こえる。
KP:突然かけられた声に反応して貴方が顔を上げると、パソコンの向こう側、つまり貴方の正面に人影がある。
KP:その影は大きなフードつきローブに、かさばる手袋とゴツゴツしたブーツを身につけている。
KP:わずかながらも肌が露出している部分は、青いモザイクがかかっていて、声も相まって老若男女の判別がつかない。
KP:その人影は貴方が自身を認識したことを把握すると、淡々と語り始める。
ヤディスの住人:「我々は惑星『ヤディス』の住人。君たちニンゲンの言葉を借りるなら地球外生命体、すなわち宇宙人だ」
ヤディスの住人:「そして、この実験の計画・実行を行った存在でもある」
ヤディスの住人:「ニンゲンは不可解な知的生命体だ。圧倒的大多数の個体が、『ココロ』なる不可視にして不可触の機構の存在を認知し、己がそれを持っていることを疑わない」
ヤディスの住人:「あまつさえニンゲンはその機構によって思考が制限され、人格が決定され、理不尽かつ非合理的な行動を取る」
ヤディスの住人:「ワタシを含む数名のヤディスの住人は、『ココロ』なる機構に知的好奇心を抱いた」
ヤディスの住人:「検証を繰り返し、残る研究項目が『ニンゲン特有機構:ココロが存在するのはどの部位・臓器か?』のみになった時、素体:虚端央の交通事故に遭遇した」
ヤディスの住人:「我々は瀕死の素体:虚端央を回収、肉体を再生して実験にとりかかった」
ヤディスの住人:「各機構『ココロ』保有予測部位に電極を刺してコンピュータに接続、生体電気に干渉した反応から、機構保有部位の特定を試みた」
KP:そうヤディスの住人が言うと、奥の壁にある映像が投射される。
KP:それは貴方と全く同じ容姿をした人物が、ぐったりと椅子に身を預けた姿だ。
KP:やや粗い映像だが、貴方にはそれでも十分だった。十分に分かってしまった。
KP:彼の頭蓋が開かれ、露出した脳に何本もの電極が突き刺されているのが。
KP:SANチェック1/1d6。
眞橋 稜:CCB<=69 SANチェック
Cthulhu : (1D100<=69) → 35 → 成功
KP:えらい!
KP:眞橋 稜の正気度が1減少(SAN:69->68)
眞橋 稜:鋼メンタル……
KP:貴方の動揺を意に介さず、ヤディスの住人は語り続ける。
ヤディスの住人:「反応があったのは大方の予想通り、脳に電極を使用したときであった。生体電気、コンピュータ、そして機構『ココロ』」
ヤディスの住人:「この三つの相互作用により、電脳空間にて仮想人格α……つまりワタシの目の前にいる個体:眞橋稜、君を生成した」
ヤディスの住人:「この電脳空間での個体:眞橋稜の探索が終了した事により、自我の確立と機構『ココロ』の発現要因を確認」
ヤディスの住人:「最終フェーズに移行した実験は、君の選択を持って終了する」
眞橋 稜:「……選択、ですか…」
ヤディスの住人:「全ての事実を知った上で、個体:眞橋稜に問おう」
ヤディスの住人:「君がそのプログラムを使用すれば、即座に素体:虚端央に刺した電極が脳に干渉。自我データを個体:眞橋稜のものに書き換える」
KP:ヤディスの住人が指差した方にはホログラムの脳と、幾つものウィンドで構成された槍のようなものが中空に浮かんでいる。
ヤディスの住人:「素体:虚端央の自我データを残したいなら、そこのプログラムを使うといい。個体:眞橋稜は完全に消去される」
KP:促されるままに視線をバーテーブルに戻すと、こちらも、幾つものウィンドで構成された銃のようなものが、パソコンの代わりに置かれていた。
ヤディスの住人:「素体:虚端央はニンゲンの社会において、すでに死んだものと扱われている。しかし、肉体は我々の技術を持って完全に再生させた」
ヤディスの住人:「個体:眞橋稜のパーソナルデータは我々が製作した仮想人格だ。しかし、君は自己改造と学習の結果、独自のエゴを獲得するに至った」
ヤディスの住人:「我々にも『治験』という概念がある。実験に協力してもらった以上、報酬として、君の選択に対するアフターケアは万全に行うことを約束しよう」
ヤディスの住人:「個体:眞橋稜の選択を要求する。我々の知的好奇心の充足は、それだけで達成されるのだから」
ヤディスの住人:「しかし、何かしらの質疑があるのなら答えよう。この日本において、被験者に対する説明は義務であったと認識している」
KP:PCからだけではなくPLからも質問あればどうぞ!可能な限り答えます。
眞橋 稜:PL今めちゃめちゃ笑顔になってて頭が理性についていかない…
KP:わかるわ……。
眞橋 稜:待ってね………仮想人格大好きなんですよね………
KP:わかるわ………………
眞橋 稜:創作一本描いたくらいにはね……好きなんですよ………
KP:フフ 今度見せてください。
眞橋 稜:哲学的思考実験見たときに大興奮したのにね………
眞橋 稜:絵柄が古すぎてだめです。中学とか高校とかなんで確か
KP:エエン
眞橋 稜:え………?PCすごい冷静なのにPLがやばいな………
KP:フフ
眞橋 稜:なんで毎回毎回SANC10台成功するの……??
眞橋 稜:ごめんねこんなことしてる場合じゃねえんだ……ヤディスを待たせてる……
KP:いいんだぞい!
KP:ゆっくり考えてね!!
眞橋 稜:もうこれ豚舎の方がいい気がしてきたもん……
KP:フフwwww
眞橋 稜:個体名が眞橋稜ってことは、本人が本名だと思っていた真橋稜介って概念は最初から存在してなかったんだな………
KP:え??????
眞橋 稜:死にたい………芸名が本名だったんだわ………
KP:待って
眞橋 稜:いや、待って、このままでいいです
KP:本名のところを読み飛ばして……
眞橋 稜:このままがいいです……
KP:…………
KP:はい…………
眞橋 稜:結果オーライでは……??しんどさ3億倍になってるもん今……
眞橋 稜:笑顔が止まらねえ……
KP:まあそうですね……今自分のミスにスゲーッマジで感謝してるところですね
KP:(??)
眞橋 稜:ありがとうございます……
KP:いいえ、とんでもない……
眞橋 稜:どうしようかな……
KP:どうしようね……。
眞橋 稜:「……僕という個人が、…個人だと思っていたものは、作り物だったんですね」
ヤディスの住人:「仮想人格、と呼ばれる存在で間違いない」
眞橋 稜:「…僕も、知的好奇心は強い方だと自覚してます」
眞橋 稜:「虚端さん、はどのような方だったんですか?」
ヤディスの住人:「ふむ、虚端央は神経質な男だ。知識欲は皆無で積極性に欠ける一面がある」
ヤディスの住人:「何かを演じることについては馬鹿馬鹿しいと考えている。しかし金のために俳優業を行っているようだ」
ヤディスの住人:「ありのままの自分自身を誰かに認めてもらいたいと思っている承認欲求の強い男」
ヤディスの住人:「基本的に自分のことしか考えていない」
KP:稜くんと真逆の性格だと思ってください。
眞橋 稜:はい…
眞橋 稜:無理………
眞橋 稜:超好きじゃん………
KP:がんばれ……
眞橋 稜:ヤディスの住人何してくれてんの……なんで性癖を踏むの…
眞橋 稜:PLのココロを観察しろ
KP:草
眞橋 稜:「…でも俳優はしていたんですね」
ヤディスの住人:「ああ、そのようだ」
眞橋 稜:「…そっか、ならいいです。僕は結局、何かを演じることしかできないらしい」
ヤディスの住人:「演じる、とはそんなによいことなのか?」
眞橋 稜:「はい。楽しいですよ」
眞橋 稜:「それが金のためであれ承認欲求であれ、役者をしているのならやっぱりそれは僕だと思う」
ヤディスの住人:「ふむ。そうか……」
ヤディスの住人:「ココロとは、難しいものだな」
KP:待って
KP:笑顔無理
KP:死んだ
眞橋 稜:かわいいでしょ
KP:かわいいやん!!!!!!!!!!!!
眞橋 稜:「難しい、でしょうね。僕にもわかりませんから」
ヤディスの住人:「自身にもわからない感情が存在しているのか?」
眞橋 稜:「…ええ、わかりません。どんなに何かを幸せだと感じていても、それを不幸だと感じる役に付いてしまえば、僕はもう不幸しか感じません」
眞橋 稜:「……きっと、そこの僕はそれを幸せだと感じるんでしょう」
ヤディスの住人:「成る程、興味深い発想、そして感じ方だ」
眞橋 稜:「…宇宙人さん」
ヤディスの住人:「ああ、なんだろうか」
眞橋 稜:「どちらかを、選ばないといけませんか」
ヤディスの住人:「それは、どういうことだろうか」
眞橋 稜:「……僕は、そこにいる僕を捨てたくはありません」
眞橋 稜:「現実に今までを生きてきたのはその僕だ」
ヤディスの住人:「私から提示できるのは二つだ」
ヤディスの住人:「ひとつ、槍を使い、素体:虚端央の人格を消去し、個体:眞橋稜の人格を上書きする」
ヤディスの住人:「ふたつ、銃を使い、個体:眞橋稜の人格を消去し、素体:虚端央の人格の自我データを残す」
ヤディスの住人:「何か望みがあれば、できうる限り提案は受け入れよう」
眞橋 稜:マッッッジで選びたくない……………
眞橋 稜:いっそここで二人とも殺してほしい……………
KP:ヒュン……
眞橋 稜:「……選びたく、ありません」
ヤディスの住人:「……」
ヤディスの住人:「では、個体:眞橋稜はどうしたいのだ」
ヤディスの住人:「選ばない、それが君のこたえなのか?」
眞橋 稜:「…僕が役者を続けたいと思ったのは、…その僕が、それがたとえ作り物の人格だろうと、そう思ったのは」
眞橋 稜:「………自分にない感情を、ココロを、知りたかったからだ」
眞橋 稜:「人を殺すことは僕にはできません。…僕は、役者の、「眞橋稜」だから」
眞橋 稜:「…どちらも共存させることは、できないんですか?」
ヤディスの住人:「やはりニンゲンは、『ココロ』とは理不尽で、だからこそ、我々の予測を超えた興味深いデータを生み出す」
ヤディスの住人:「……キミたち二つの自我データを、一つの肉体で共有する」
ヤディスの住人:「ニンゲンでいう『二重人格』の状態にする。それでも構わなければ個体:眞橋稜の要求を承諾しよう」
眞橋 稜:マジで……???????
眞橋 稜:未確認性癖(私の)物体ができるけど大丈夫か………??
ヤディスの住人:「素体と個体の思考の一致率は20%を下回っている」
ヤディスの住人:「もはや別個体といっても差し支えない。二重人格とするのであれば、本当の君と言うのは異なるようになると考えられる」
ヤディスの住人:「あとは個体:眞橋稜の判断に委ねよう」
眞橋 稜:「…悪徳社長も、生真面目な政治家も、偽善の医師も、正義の警察官も、今まで演じてきたものは、全部「僕」ですよ。」
眞橋 稜:「だから、彼もやはり僕だ。僕は虚端央という人間も、真橋稜介という人間も、最期まで演じきってみせる」
眞橋 稜:「…一人二役。なかなか粋だと思いません?」
眞橋 稜:「なんたって僕は眞橋稜ですから。」
ヤディスの住人:「ああ、本当に面白い」
ヤディスの住人:「では最終確認だ」
ヤディスの住人:「素体:虚端央と個体:眞橋稜を一つの肉体で共有する、相違はないか?」
眞橋 稜:「はい、相違ありません」
KP:ヤディスの住人は貴方の言葉を聞くと、中空にホログラムのキーボードを投影し、何らかのコードを打ち込む。
KP:しばらくすると、突如として貴方の意識がブラックアウトした。
KP:次に目を開くと、そこはあなたの思い描いた通りの、あなたの部屋だった。
KP:貴方は体を起こして両手を見つめ、ゆっくりと握り、そして開く。
KP:その体にノイズが走ることはもうなかった。
KP:あれは夢だったのだろうか?いいや、違う。
KP:今は眠っているものの、貴方は虚端央の存在を、己の中に確かに感じている。
KP:二重人格、というものはきっと、今の世界では生きにくいものだろう。
KP:これから先には、多くの苦痛や困難が待ち受けているに違いない。
KP:それでもいいと、少なくとも今の貴方は思っているのではないだろうか。
KP:あなたと虚端央はどちらも、いつかの自分に「さようなら」を告げずに済んだのだから。
KP:「いつかの私にさようなら」ED-γにて終了です。おつかれさまでした!